大和郡山市の「山本病院」が、患者さんに不用な手術を行い死亡させた事件がありました。どこまでが「医師の裁量」なのかを考えさせられる事件だと思います。
お医者さんとは、今の高度医療社会の中ではどのよう立場であるべきなのか、考えないといけないですね。
作者の<夏川草介>氏は、信州大学医学部を卒業後長野県の地域医療の病院に勤めておられる現役のお医者さんです。
自らの体験を基に、軽い語り口調で現在の医療問題をさりげなく指摘されている小説です。
・・・死にゆく人に可能な限りの医療行為をすべて行う、ということが何を意味するのか、人はもう少し真剣に考えなければならぬ。「全てやってくれ」と泣きながら叫ぶことが美徳などという考え方は、いい加減捨てねばならぬ。
助かる可能性があるならば、家族の意志など関係なく最初から医者は全力で治療する。問題となるのは、助からぬ人、つまりは寝たきりの高齢者や癌末期患者に行う医療である。
意識が無く、点滴だけでも生き延びることが出来る時代です。
でもそれが、その人にとって幸せな人生なのか、作者は問われています。
結論の出ない問題だけに、各自で考えなけれないけない時代である事だけは、確かです。
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Posted at 2010-03-06 05:13
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Posted at 2010-03-06 16:45
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Posted at 2010-03-06 05:28
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