『タワー・サイド・メモリー』(松任谷由美)
Mar
11
この16日より、全レストランや宴会場が閉鎖され、担当部署の従業員は3月末にて解雇。宿泊部門だけの営業となるようです。
わたしの業界の新年会開催は、このホテルが定番でした。料金も安く、帰りがけには何枚かのタクシーチケットのサービスもあったりと、重宝しておりました。
現在経営にあたっているのは、ホテルアンドリゾート(株)という、ホテル専門の会社のようです。外資系だからと言って、特別なアイデアで経営が急にぶり返せるとは思えません。
そんなとき、口に出てきましたのが、ユーミンが唄う『タワー・サイド・メモリ』の歌詞です。
1981年11月の発売の『昨晩おあいしましょう』のアルバムに入っています。
♪ Kobe girl いちばん素敵な
♪ Kobe girl きみだけを見ていた
♪ Kobe girl 恋のささやき
ユーミンは19歳でデビューして、すぐ神戸に来ています。そしてそれ以来、宿泊は必ず「神戸タワーサイドホテル」でした。
今となっては、高級感のあるホテルではありませんが、窓から見える神戸の夜景は、ユーミンにとって特別なものだったのでしょうね。
阪神・淡路大震災後、自らのラジオ番組の中で、泣きながらこの曲を掛けていました。
発売された1981年は、神戸ポートアイランド博覧会が催された年です。30年ほど前に比べ、神戸の街が良くなっているのか、♪ Kobe girl・・・、をリフレインしても、答えは出てきそうにありません。