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新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を、『扉をたたく人』の<トム・マッカーシー>監督が映画化し、第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した『スポットライト 世紀のスクープ』が、2016年4月15日より全国で公開されます。
2002年、アメリカの新聞『ボストン・グローブ』が、「SPOTLIGHT」と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載しました。社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出しています。
第87回アカデミー賞受賞作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で復活を遂げた<マイケル・キートン>ほか、<マーク・ラファロ>、<レイチェル・マクアダムス>が共演しています。
映画館が好きな時間に、また繰り返して観れない「入れ替え制」になってからは、足を向けることがなくなりました。
来る4月23日「(土)から「109シネマズHAT神戸」(中央区脇浜海岸通り2-2-2 プルメールHAT神戸2階)に、映画の場面に合わせて座席が前後・左右・上下に動く【4DX】が導入されます。
また映画作品に登場する水や風、光りや匂いなどをリアルに再現する15種類の特殊効果が臨場感を高め、「観る」から「感じる」という体験ができます。
上映されるオープニング映画は、ディズニー作品の3Dコンピューター・アニメーション映画『ズートピア』で、ズートピア初の兎の警察官<ジュディ・ホップス>と、夢も希望も失った詐欺師のキツネ<ニック・ワイルド>のファンタジー・アドベンチャーです。
神戸ハーバーランドumieのセンターストリートを歩いていましたら、サウスモール5Fの「OSシネマズ」で上映される『高台家の人々』の予告ポスターが貼られていて、「神戸で撮影を行いました」の文字が目に留まりました。
『高台家の人々』は、『YOU』(集英社)に掲載されていた<森本梢子>による漫画のタイトルですが、全国3000店の書店員が選ぶ「NEXTブレイク漫画RANKING BEST 50」において、第1位に選ばれた作品です。
撮影の舞台となっている「旧ジェームス邸」は、1934(昭和9)年、神戸・江戸町の<カメロン商会>総支配人<アーネスト・ウィリアム・ジェームス>が、海の見える高台に建てた邸宅で、三洋電機創業者<井植歳男>が購入して自邸として使用したあと、同社の迎賓館になっていました。
クリーム色の外壁でスペイン風の外観をしていますが、2012年2月に神戸市の指定有形文化財に登録され、当時に設計・施工した竹中工務店により改修工事が行われ、同年12月に「ウェディングスペース&レストラン」として生まれ変わっています。
『プリズナーズ』・『灼熱の魂』の<ドゥニ・ビルヌーブ>監督が、『イントゥ・ザ・ウッズ』・『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の<エミリー・ブラント>を主演に迎え、アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実を、リアルに描いた2015年製作の『ボーダー・ライン』が、2016年4月9日より公開されます。
巨大化するメキシコの麻薬カルテルを殲滅するため、米国防総省の特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官「ケイト」は、謎のコロンビア人とともにアメリカとメキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織撲滅の極秘作戦に参加します。
しかし、仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した作戦内容や、人の命が簡単に失われていく現場に直面し、「ケイト」の中で善と悪の境界が揺らいでいきます。
<ベニチオ・デル・トロ>、<ジョシュ・ブローリン>が共演しています。
長年連れ添った夫婦の関係が1通の手紙によって揺らいでいく様子を通し、男女の結婚観や恋愛観の決定的な違いを浮かび上がらせていく人間ドラマ『さざなみ』が、2016年4月19日より全国で公開されます。
結婚45周年を祝うパーティを土曜日に控え、準備に追われていた熟年夫婦「ジェフ」と「ケイト」。ところがその週の月曜日、彼らのもとに1通の手紙が届きます。それは、50年前に氷山で行方不明になった「ジェフ」の元恋人の遺体が発見されたというものでした。その時から「ジェフ」は過去の恋愛の記憶を反芻するようになり、妻は存在しない女への嫉妬心や夫への不信感を募らせていきます。
『スイミング・プール』の<シャーロット・ランプリング>と『カルテット!人生のオペラハウス』の<トム・コートネイ>が夫婦の心の機微を繊細に演じ、第65回ベルリン国際映画祭(2015年2月15日)で主演男優賞と主演女優賞をそろって受賞しています。
アイルランド出身の作家<エマ・ドナヒュー?のベストセラー小説『部屋』を映画化した『ルーム』が、2016年4月8日より全国で公開されます。
監禁された女性と、そこで生まれ育った息子が、長らく断絶されていた外界へと脱出し、社会へ適応していく過程で生じる葛藤や苦悩を描いたドラマです。第88回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、息子とともに生きようとする母を熱演した『ショート・ターム』の<ブリー・ラーソン>が、主演女優賞を初ノミネートで受賞しています。監督は『FRANK フランク』の<レニー・アブラハムソン>が務めています。
7年前から施錠された部屋に監禁されている「ジョイ」(ブリー・ラーソン)と、彼女がそこで出産し、外の世界を知らずに育った5歳の息子「ジャック」( ジェイコブ・トレンブレイ)。部屋しか知らない息子に外の世界を教えるため、自らの奪われた人生を取り戻すため、「ジョイ」は全てをかけて脱出します。
先だっては、神戸ゆかりの落語家が集まり開催される『神戸文化ホールロビー寄席』 を紹介しましたが、今回は映画の上映会です。
「神戸文化ホール」では神戸ゆかりの映画を昨年9月より上映していますが、来る4月14日は<水木しげる>の妻<武良布枝>が著した『ゲゲゲの女房』を原作とした同名の映画(2010年11月20日公開)が上映されます。
漫画家<水木しげる>(1922年3月8日~2015年11月30日)は、1961(昭和25)年、28歳のときに神戸市兵庫区水木通で抵当権の付いた古いアパートを買い取り大家稼業を始めています。
アパートは地名に由来して「水木荘」と名付け、また自らのペンネームとして用いていました。
映画は、<水木>が39歳(1961年)でお見合い結婚をして、名が売れる4年間の貧乏生活が描かれています。
4月14日(木)は、中ホールにて<1回目>開場10:00・上映10:30、<2回目>開場13:30・上映14:00、各上映1000円で全席自由席、チケットは神戸文化ホールプレイガイドで発売中です。
『グレイトフルデッド』 (2014年)で国内外の注目を集めた<内田英治>監督が、インディーズフィルムシーンの底辺に巣食う下衆な人々の葛藤や映画愛を描いたドラマ『下衆の愛』が、2016年4月2日より全国で公開されます。
40歳を目前にしながらも夢をあきらめきれない自主映画監督の「テツオ」(渋川清彦)は、映画祭での受賞経験を唯一の心の支えにしながら、女優を自宅に連れ込む自堕落な生活を送っていました。
そんな彼の前に、才能あふれる新人女優「ミナミ」(岡野真也)が現われます。新作映画の実現に向けて立ち上がった「テツオ」は、「裸と動物」にこだわるプロデューサーの「貴田」(でんでん)や売れない女優の「響子」ら個性的な仲間たちと最後のチャンスに挑みますが、やがて現実の壁にぶちあたってしまいます。
共演には、<でんでん>、<木下ほうか>、<津田寛治>ら個性派俳優たちが名を連ねています。
20歳の姿に若返ってしまった毒舌おばあちゃんが巻き起こす騒動を描いた韓国のヒット映画『怪しい彼女』を、『謝罪の王様』 ・ 『舞妓Haaaan!!!』の<水田伸生>監督がリメイクした『あやしい彼女』が、2016年4月1日より全国で公開されます。
ヒロインの20歳の姿を<多部未華子>が、73歳の姿を<倍賞美津子>が演じています。女手ひとつで娘を育てあげ、自分の望む人生を送ることができなかった73歳の「瀬山カツ」は、ある日、娘とケンカして家を飛び出します。
吸い寄せられるように1軒の写真館にたどり着いた「カツ」は、そこで写真を撮り、店を出ると20歳の姿に戻っていました。かつての美しい姿を取り戻した「カツ」は、髪型や洋服、さらに名前も「節子」と変え、新しい人生を楽しみはじめます。やがて商店街ののど自慢大会に出場し、昭和歌謡を熱唱して会場中を魅了した彼女に、夢見ていた歌手になるチャンスが舞い込んできます。
『ブンミおじさんの森』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したタイの<アピチャッポン・ウィーラセタクン>監督が、原因不明の「眠り病」に陥った兵士たちと古代の王の墓をめぐる謎を、ユーモアと優しさあふれるタッチで描いた『光る墓』が、2016年3月26日より公開されます。
タイ東北部イサーンに建てられた仮設病院。かつて学校だったこの病院には、謎の眠り病にかかった兵士たちが収容され、色と光による療法が施されていました。
病院にやって来た女性「ジェン」は、身寄りのない兵士「イット」の世話をはじめます。病院には眠る兵士たちの魂と交信できる特殊能力を持った若い女性「ケン」がおり、「ジェン」は彼女と親しくなります。やがて「ジェン」は、病院のある場所がはるか昔に王様たちの墓だったことが、兵士たちの眠り病に関係していることに気づきます。
<アピチャッポン・ウィーラセタクン>監督作品の常連女優<ジェンジラー・ポンパット・ワイドナー>が主人公「ジェン」を演じ、「ケン」に<ジャリンパッタラー・ルアムラム>、「イット」に<バンロップ・ロームノーイ>が扮しています。
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