Rainier 9番ホールフェアウェイのさくら。日本のさくらとは異なる。
くまごろうのリモコン電動カートとフェアウェイのさくら
土曜定例ゴルフは照っても降っても行われる。時にあまりにも雨足が強いので9番ホールが終わった所で上ってしまうこともあるが、メンバーは高齢にもかかわらずよくがんばる。
3月5日の土曜日は天気予報では曇り時々にわか雨であったが見事に外れて上天気、最高のゴルフ日和であった。ただ夜中に降った強い雨のためにはじめのうちは一部のグリーンに少し水がたまっていたり、フェアウェイもびしょびしょの所があったりと、最高のコンディションとは言い難いが、3月最初の土曜日とあればやむを得ない。
9番ホールウェアウェイに沿ったさくらが満開となり目を楽しませてくれる。他のホールでもあちこちで普段は目立たない木がピンク色になっていて、存在を主張している。
3月からUSGAによるゴルフスコアのポスティングが始まった。今年こそはハンディキャップインデックス15.0の目標を達成したい。
また今月からコースのティーボックスマーカーのカラーが従来は後ろから青、白、赤であったのが、黒、青、白に変更になった。その理由は性的な差別をなくすため、とのことだが、スコアカードにはそれぞれのティーボックスに対応するスコアとコーススロープが男女別に示されており、カラーを変更した真意がよく理解出来ない。
2015年マーサーアイランド10キロランゴール付近
去年の3月にマーサーアイランド10キロレースの模様を投稿してからランニングについては何もブログルに書いていないが、くまごろうはまじめにランニングに励んでいる。2015年はトレーニング用のマーサーアイランドのコースを91回走った。週2回として年間104回走れば100%だが、悪天候や体調不良を考慮すれば88%は悪い数字ではない。今年も8キロないし9キロのコースを週2回ペースで既に12回走っている。
今年のマーサーアイランド10キロレースは3月20日、残すところ5週間だ。今の状態なら完走は問題ないが、1時間を切ることは難しそうだ。トレーニングのタイムから予想すると1時間6分前後となる。昨年は1時間4分だったので、せめて去年並みのタイムでフィニッシュしたい。
東大宇宙線研究所教授の梶田隆章博士は素粒子のひとつであるニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ震動の発見により、太陽ニュートリノ震動を観測したカナダのアーサー・マクドナルド博士とともに2015年ノーベル物理学賞を受賞した。梶田博士の師匠である小柴昌俊博士が岐阜県にある観測装置カミオカンデを使って、1987年に世界で初めて宇宙から飛んできた大気ニュートリノの観測に成功したことが評価されてアメリカのデイビス博士と共に2002年ノーベル物理学賞を受賞したことでニュートリノは日本人にはなじみがあるが、この時に観測されたニュートリノは16万光年離れた大マゼラン星雲で起きた超新星爆発によって生じたもので、わずか11個のニュートリノを検出した。
小柴博士が使用したカミオカンデは3,000トンの純水を満たした地下1,000メートルのタンクに1,000本の光電子増倍管が取付けられたニュートリノの観測装置で、ニュートリノがタンク内の水分子にたまたま衝突すると電子やミュー粒子などの荷電粒子を発生させるが、これらの粒子が水中での光を越える速度で移動すると、超音速機が大気中で衝撃波を発生するようにチェレンコフ光と呼ばれる特殊な干渉光を発生し、この光を光電子増倍管で測定することが可能になる。光の速度は真空中では自然界で最も速いが、水中では真空中の約0.75倍のため荷電粒子が光の速度を越えることがあるのだ。またミュー粒子がタンク外から侵入したりするのでこれらの雑音を最少とするために地下1,000メートルの場所にタンクを設置するとともに、水に含まれる微量の放射性物質による雑音を除去するために純水を使用したうえで、雑音の中からニュートリノ由来のチェレンコフ光を識別するために精密な観測が要求される。なおこの観測装置は電子ニュートリノとミューニュートリノを検出することは出来るが、タウニュートリノの検出は困難である。故戸塚洋二博士・梶田博士のグループは、小柴博士が使用したカミオカンデの15倍の規模である直径39メートル、高さ41メートルの円筒タンクに5万トンの純水を満たし、13,000本の光電子増倍管が取付けられたスーパーカミオカンデを使って1996年よりニュートリノの観測を続けた。
ニュートリノとはどのような素粒子なのだろう。素粒子物理学では物質を構成する素粒子の仲間として標準模型と呼ばれる12種類の素粒子が特定されている。すなわち6種類のクォークと6種類のレプトンと呼ばれる素粒子だ。レプトンにはマイナスの電荷を持つ電子、電子の約210倍の質量を持つミュー粒子、電子の約3,500倍の質量をもつタウ粒子、それに電荷を持たない電子に対応する電子ニュートリノ、ミュー粒子に対応するミューニュートリノ、タウ粒子に対応するタウニュートリノがある。これらの素粒子のうちわれわれの身近な物質を構成しているのはクォークの中のアップクォーク、ダウンクォーク、それに電子の3つだけだが、他の素粒子は宇宙空間を飛びまわっていたり、素粒子の実験施設である加速器で人工的に作り出すことが出来る。
ニュートリノを歴史的に見ると、1930年にスイスの物理学者パウリは放射性同位元素の原子核崩壊を観察し、エネルギー保存則が成立するためには中性子がベータ崩壊する際に電子を放出するだけでなく、電荷を持たない小さな粒子が飛び出すと考えた。その後イタリア生まれの物理学者フェルミがベータ崩壊理論を提唱し、質量がとても小さいかゼロで他の物質とは反応せずに通り抜けてしまうこの粒子をニュートリノと名づけた。ニュートリノはその質量がとても小さいかゼロである上に電荷を持っていないため、物質を通り抜けてしまう。これはどういうことかというと、水素原子の直径、すなわち電子が原子核の回りをまわる軌道の直径はおよそ10-10メートルであるのに対し原子核の直径は10-15メートルであり、原子核から見ると電子ははるか遠くを周回しているので原子はほとんどが空間でできているためだ。ちなみに原子核を直径43ミリのゴルフボールに例えれば、電子軌道は4,300メートル離れた所を周回していることになり、その間は空間なのだ。ニュートリノは質量が小さいために検出が困難で、1950年代になってアメリカの物理学者ライネスとコーワンが原子炉で発生したニュートリノを初めて観測することに成功した。
宇宙空間を飛びまわっている主に陽子で構成される宇宙線が地球大気の原子核に衝突するとパイ中間子となるが、これはすぐに分裂してミューニュートリノと電子ニュートリノと電子になる。そのため地球には宇宙線由来の大気ニュートリノが大量に降り注いでいる。また太陽の中心部で起こっている核融合反応では4つの陽子からヘリウム原子がつくられ、電子ニュートリノが放出されるが、これは太陽ニュートリノと呼ばれ、地球に降り注いでいる。しかし地球で観測される太陽ニュートリノが理論的モデルから導かれる値より大幅に少ないことが、宇宙物理学では太陽ニュートリノ問題として約40年に渡り議論されてきた。
ニュートリノは宇宙空間を進行中に、電子ニュートリノがミューニュートリノになったり、タウニュートリノが電子ニュートリノに変身することが1960年頃から坂田昌一博士などにより理論的に提唱され、これはニュートリノ震動と名づけられた。これは素粒子の量子力学的な性質によるもので、ニュートリノが粒子としての性質とともに波としての性格も持ち合わせているためだ。特殊相対性理論によれば、ニュートリノが震動するということはニュートリノが光速よりも遅い速度で移動していることになり、すなわちニュートリノに質量があることになる。
梶田博士がカミオカンデのデータ解析により地球の裏側から来るミューニュートリノが少ない、とニュートリノ震動の可能性を最初に発表したのは1988年だったが当時はあまり評価されず、1996年からのスーパーカミオカンデを使った観測により、電子ニュートリノとミューニュートリノの比率がニュートリノ震動を仮定した理論値に近いこと、上方から来る電子ニュートリノと地球の裏側から来る電子ニュートリノの値がほぼ同じだったこと、ミューニュートリノについては上方から来る値は下方から来る値の半分程度であり、減少した分はタウニュートリノに変身していること、などを示すデータが蓄積され、1998年のニュートリノ国際会議での発表によりニュートリノ震動の観測が多くの研究者に認められた。
ニュートリノ震動を確かなものとするために、1999年から2004年にかけて250キロ離れたつくば市にある高エネルギー加速器研究機構の加速器からスーパーカミオカンデに向けて人工的に作ったニュートリノを発射し、ニュートリノ震動が起きている証拠を99%以上の精度で確認した。このK2K実験の成功を発展させ一層精密なニュートリノ震動を実証するために、2009年より東海村のJ-PARC(Japan Proton Accelerator Research Complex)の大強度陽子加速器で作られたK2K実験の50倍のニュートリノビームを約300キロ離れたスーパーカミオカンデに打ち込み、発生源と観測点でのニュートリノのエネルギーや数を高い精度で観測し、ミューニュートリノの電子ニュートリノへの変身の確率などを測定しているが、この実験はT2Kと呼ばれ、これらの実験によりニュートリノ震動は確実なものとなった。
梶田博士とともに2015年ノーベル物理学賞を受賞したマクドナルド博士は太陽ニュートリノの観測に重水を使用することで3種類のニュートリノの総数と電子ニュートリノの数を観測し、太陽の方向から飛んでくるニュートリノの総数はほぼ理論値通りであるのに対し、観測される電子ニュートリノはその3分の1であり、ニュートリノ振動が起こっていることを2002年に発表している。
ニュートリノ震動の観測によりニュートリノに質量があることがはっきりしたが、これは従来の物理学の基本となる標準理論に変更を迫ることになる。またニュートリノの更なる研究は宇宙に物質が存在する理由を明らかにするかもしれない。すなわち宇宙創生のビッグバンの際には物質とそれと同じだが電荷が反対の反物質が同じ数だけ生まれたはずなのにこの宇宙に物質が存在することは、何らかの理由で反物質の数が少なかったためと考えられる。その理由として1964年に素粒子に働く4つの力のうち『弱い力』とよばれるベータ崩壊を起こす力に対象性が崩れていること(CP対象性の破れ)が発見され、1973年に小林誠博士・益川敏英博士は6種類のクォークが存在すればCP対象性が破れるという理論を発表し、2001年に高エネルギー加速器研究機構のB-ファクトリー加速器を使って小林・益川理論が実証されている。しかしCP対象性の破れだけでは宇宙全体の物質の存在を説明出来ない。電荷のないニュートリノが反物質を物質に変えたのではないか、という仮説が提案されているが、この仮説が実験的に確認されれば宇宙の成り立ちが一層明確になる。スーパーカミオカンデの20倍の体積を持つ後継ニュートリノ観測設備であるハイパーカミオカンデが2025年に観測を開始すれば、この仮説が実証されるかもしれない。
このところ気温が下がり、最低気温は氷点下、最高気温も7℃に達するかどうか、という日が続いている。柚子の木も寒そうに見え、今日すべての実を収穫した。10月末にはまだ緑色だった柚子も2週間ほど前から大分黄色くなってきた。
今年は全部で15個の実がなった。一番大きい実は直径が60ミリ程度で、日本で店頭に並ぶ柚子に較べれば随分小ぶりだが、香りは負けていない。シアトルのような土地ではこれ以上大きく育てるのは無理なのだろうか。
実を収穫した柚子の木は鉢植えだが、この鉢をより大きな鉢に入れ、そのまわりに断熱材をつめて根の寒さ対策を施した。これで越冬出来ることを期待する。
これから寒い時期、われわれはゆっくりと柚子の香りを楽しむことにしよう。
今年も11月1日にDaylight Saving Timeから標準時に戻り、ゴルフシーズンは終わる。USGAによるゴルフスコアのポスティングも11月15日をもって終了し、来年2月末まではこの地域でラウンドしたスコアは登録されない。
今年のくまごろうのUSGAハンディキャップインデックス(GHIN)は17.3で始まった。昨年11月3日のブログルでは16.8でシーズンを終えた、と書いたが、その後11月15日に17.3が示されたので、16.8は正確ではなかったことになる。
シーズン初めは例年のことながらスコアがまとまらずGHINは5月には18.4まで上昇し、その後やや持ち直したもののシーズン真っ盛りの夏に何故かバンカーショットがうまく打てなくなり、1回で出ないことが頻発して9月15日には今シーズン最悪の19.4を記録した。そのためバンカーを集中的に練習し、別にスウィングを変えたわけではないのに以前のようにうまく打てるようになった。この練習の甲斐あって10月にはスコアも良くなりはじめ、11月15日には16.9で今年のGHINは終わった。
今年のシーズンを振り返ると、ドライバーショットは比較的安定しており、また2打目も悪くなく2打でグリーン近くまで来ていることが多かったように思える。一方スコアの悪い日はパーが少なく、ダブルボギーがいくつかあったりトリプルボギーを叩いたりしていることが多い。毎朝自宅で練習しているパットも今年は成果が上がっているようだ。来年はハーフでパーを3つ取ることを目標にしよう。そうすればかねてからの目標である15.0を達成することも夢ではなかろう。
シアトルでは来年3月頃までは雨が多く、気温も10℃以下となり、フェアウェイもかなりウェットではあるが、最近のレインジャケット、レインパンツ、レインシューズは高性能で快適であり、多少の雨などものともしない。寒さにめげず週1回のラウンドを重ね、来シーズンに備えるつもりである。
鉢植えの柚子の木
直径が約50ミリの柚子の実
2013年11月7日に柚子のことを書いてからほぼ2年が過ぎた。その年に13個の実をつけた鉢植えの柚子は屋外で越冬させたが、毎日日中は日なたに、夜は軒下に移してみたが、マーサーアイランドの冬の寒さには耐えかねたのか枯れてしまった。また露地植えしてあった柚子も枯れてしまった。
2014年春に新しい苗木を鉢に植えたが実はならなかった。冬の間は室内に移して大切に育てた結果、今年はゴルフボールより大きい直径約50ミリの実が15個なった。先週ひとつの実を採って洋子さんが柚子味噌を作り、ふろふき大根にかけて食したが、柚子の香りがとても良く美味であった。
もう少し大きくなって色付いたら友人などにも分けてあげるつもりだが、今年の冬は柚子を楽しめそうだ。次回はインターネットに出ていた大根と鶏肉の柚子味噌煮を作ってもらおう。
12番ホールティーグラウンド
1番ホールティーグラウンド
昨日はPSP Inc. 9th Annual Invitational Golf Tournamentに参加し、楽しい一日を過ごした。昨年は都合がつかず不参加だったため、2年ぶりの参加となる。当日は晴天で気温は約30℃、絶好のゴルフ日和だ。コースは内倉さんとTinyさんのホームコースであるAldarra Golf Clubで、難しいコースだが、シアトル郊外のため遠くに山並みが見え、また一部のホールでは妙義山に似たMount Siの絶壁を望むことが出来、まるでリゾートの高原でラウンドしている雰囲気がある。
このコースは2012年以来のPSP Inc. Invitationalのコースであり、またそれ以外にも2012年に1度ラウンドさせていただいたが、スコアは48/54、49/49、48/50とあまり人様に見せられるようなものではない。くまごろうにとって、特に3番パ-5の谷を越さなければならないティーショット、13番パー3の狭い打ちおろしの210ヤードティーショット、18番パー4の2つの谷越えが印象に残っており、その中でも3番のティーショットについては何回打っても谷を越えられない悪夢を見るほど強く記憶に残っている。
今回は11番パー5からスタート。3打でグリーンのすぐ手前まで来たが、寄せがうまく行かずおまけに3パットでダブルボギー発進。続く12番もパー5だが下り坂、3打目100ヤードがやや短くてグリーン手前、まあまあの寄せだったがグリーンが読めず3パットでまたまたダブルボギー。問題の13番パー3はティーショットでグリーンまであと1インチのところに打てたが、グリーンが読めず3パットで残念なボギー。3連続3パットは正直落ち込む。14番パー4ダウンヒルドッグレッグ388ヤードは2打目がグリーン手前だったが寄せがうまく行って1パットのパー。15番パー3は197ヤードでティーショットは理想的だったが約2フィート不足してグリーン手前の深いバンカーへ。1打では出なくておまけに3パットでトリプルボギー。完璧なティーショットの結果がさんざんなスコアでくまごろうはがっくり。
問題の18番パー4、ティーショットは完璧ではないものの最初の谷は軽く越えてまずまずだったが、そこからグリーンまでは残り200ヤード、キャリーで175ヤードないと2番目の谷を越えられないと思い、140ヤード地点まで刻み、3打目でピンから15ヤード位につけた。最初のパットはやや大きすぎ2パットのボギーは上出来だ。
1番ホールは打ち下ろし384ヤード、ティーショットはバンカーやや右の残り165ヤード付近、2打目はわずかにグリーンに届かなかったが寄せが完璧でピンまで3フィート程、パーが取れた。最難関の3番パー5打ち上げ530ヤードはよく見る悪夢とは異なりティーショットで難なく谷越え、2打目、3打目までは順調だったが寄せでヘマをしたのでボギーだがこのホールとしては悪くない。
18ホールをラウンドしてのスコアは48/50。過去と比較して全く変りばえしない平凡なスコアとなってしまった。反省すれば、あまりにも多い3パット、寄せの失敗、バンカーショットの失敗など、小技に改善の余地が集約されているように思われる。これからはもっとショートゲームやパットの練習に打ち込まなければならないと自覚した一日であった。ラウンドの後はクラブハウスでのディナーパーティ、美味しい料理と今日ラウンドを共にした戦友たちとの楽しい語らいで19番ホールを大いにエンジョイした。
PSPの皆さん、今年もAnnual Invitational Golf Tournamentをすっかり楽しませていただき有難うございました。PSPの一層のご発展を心よりお祈りしています。
地球とKepler 452bの想像図(Wikimedia Commonsより借用)
NASAは7月23日、2009年に打上げられたケプラー天体観測衛星を使って地球に最もよく似た惑星Kepler 452bを発見したと発表した。はくちょう座の方向約1400光年離れた所にあり、半径は地球の約1.6倍、組成はまだわかっていないが岩石惑星の可能性が高く、地球にとっての太陽にあたるKepler 452の周りを385日かけて公転している。
ケプラー天体観測衛星は地球と同じような環境にある太陽系以外の惑星の探査を行ってきたが、これまでは地球から600光年離れたKepler 22bが水の存在しうる唯一の惑星と言われてきた。今回の発見では、太陽と似た恒星であるKepler 452からの距離が液体の水が惑星表面に存在しうるハビタブルゾーンにあたり、水や生命の存在が期待されるという。しかし太陽系は誕生してから約46億年だがKepler 452系は誕生後約60億年経っており、そのためKepler 452bはKepler 452より太陽から地球が受けるよりも約10%多いエネルギーを受取っているので、水や生命は過去に存在しても今は失われているかもしれない、という見方もある。いずれにせよKepler 452bを詳しく観察することにより、今から15億年後の地球の姿を予測することが出来るかもしれない。
太陽系にも水のある星がある。木星の衛星であるユーロパは表面は厚い氷に覆われているが、氷の下に液状の海が存在し生物が生息している可能性があると言われている。また土星探査機カッシーニを使った調査により、NASAは2014年4月、土星の衛星のひとつであるエンケラドゥスには地下に液体の水でできた海があり、微生物が生息している可能性を示唆している。
日本では梅雨時の花であるあじさいがわがやでは今月初め頃から見ごろを迎えている。
バックヤードが一面つたで覆われており、その緑は目に優しいもののやや退屈なので10年以上前から直径15センチほどの鉢に植えられたあじさいを買ってバックヤードに植えてきたが、毎年買い足していったら今年はこの写真のようになった。ほとんどのあじさいは手毬あじさいで、1株だけがくあじさいが植えてある。
くまごろうにとってあじさいの名所といえば鎌倉の明月院を思い出すが、ちかごろでは全国各地にあじさいを売りにする神社仏閣が増えているようで、それらはニュースなどにもよく登場する。あじさいはくまごろうでも簡単に植栽出来るので、それらの場所ではきっとお手軽な植木なのだろう。
写真のあじさいの上の方に見える赤紫の木は2009年に植えた日本のもみじ(Emperor Japanese Maple)だが、6年経ってもあまり大きくならない。とは言え幹は直径2センチほどだったものが今では5センチほどになっている。1990年に訪れた金閣寺の参道にはみごとなもみじがたくさんあったことを思い出すが、もみじをあのような巨木に育てるには長い年月と十分な手入が必要なのだろうと実感する。
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