今年もMercer Island 10 Km Runに参加した。今朝は曇り、気温7℃で走るには適した天気だ。タイムは1時間05分42秒で、ペースは1 Kmあたり6分37秒。2010年からの記録を下記に示したが、今日のタイムは4年前の2015年のタイムに次ぐ。これは当時の体力とほぼ同等、ということだとすると、日頃の食事、トレーニング、体調管理の成果であり、われながら誇らしい。
2018年 1:08:21
2017年 1:05:45
2016年 1:06:34
2015年 1:04:01
2014年 1:03:36
2013年 0:58:30
2012年 0:58:51
2011年 1:01:39
2010年 0:56:54
もともとゴルフのために体幹を鍛え、持久力向上のために40台半ばに始めたランニングだが、最近ゴルフの飛距離はやや低減気味である。ランニングをしなければもっと飛距離が落ちていたかもしれないと思うことで、今後もランニングによるトレーニングを続ける覚悟だ。
マーサーアイランドのランニングトレイル
今年も恒例のマーサーアイランド10キロランが3月24日に開催される。今年は1月3日に走り始めたが、1月は9回トレーニングラン出来たものの、2月3日以降数回雪が降り、積雪や寒さのため2月18日まで走れず、2月トレーニングはわずか4回だった。3月になってからは既に3回走っており、レースまでにあと3回は走るつもりだ。
昨年の秋以降、約8キロ走るトレーニングでは1キロあたりのタイムが7分を切っており、このペースなら今年の10キロランは去年の1時間8分21秒の記録に迫ることが出来るだろう。あとは膝や腰に故障が起こらないよう祈るのみ。
思えば数年前は10キロ走る自信が十分に持てず5キロランにするか迷ったこともあったが、今年について言えばそのような迷いはない。
18番ホールグリーンから見たフェアウェイ
18番ホールグリーン右側バンカー
2月3日のスーパーボウルの日の降雪の後、シアトルでは50年ぶりとも言われる積雪があり、2週間経った今もゴルフは出来ない。この機会を利用してクラブのグリップを交換してもらうため、今朝レニアカントリークラブのプロショップを訪れた。
駐車場やクラブハウス周りは除雪され普段と変わりはないが、ゴルフコースやドライビングレンジはまだたっぷりと雪があり、当分はゴルフが出来る状態ではない。Ground Hog Dayの予測では今年の春は早いと言うが、多分来週末もゴルフは無理だろう。
火曜日の除雪作業
今日の積雪
2月3日より降りだした雪は朝まで降り続き、15センチ程度の積雪となった。2017年12月25日以来の積雪だが、晴れた火曜日には数年ぶりに雪かき機を引っぱり出してドライブウェイを通行可能にした。おかげでその夜は筋肉痛、今もまだ残っている。その後連日最低気温が氷点下となり、雪は消えず、ゴルフ場は当分の間クローズ、ランニングトレイルも走るには適さない状態が続いている。
2月8日午後から再び降りだした雪は土曜日の今も降り続き、20センチ位積った。前回はなかったが、今回は桜の枝がドライブウェイに触れそうになっている。今度の雪は気温が0℃前後のため重たいのだろう。
予報では日曜、月曜も雪とのこと、暫くは家に閉じ込められそうだ。ランニングの代りに室内でトレッドミルを使っているが、50分近くエキササイズしても外を走った後の爽快感は味わえない。ゴルフも当分お預けなので、室内でパットの練習やYouTubeでのレッスンを見て勉強するしかない。
洋子さん手作りの新年会料理2019
日本では今年も既に三が日が過ぎ、御用始または新年賀詞の会などで本年の活動が始まっていることだろう。アメリカではクリスマスと大晦日のカウントダウンは祝うが、元旦は単なる休日で、くまごろうもゴルフの誘いを受けたが、日本人にとっては三が日はのんびりしていたいので断った。
元日は洋子さんとお雑煮で新年を祝してから恒例のシアトル郊外にある成田山系の真言宗神護寺に初詣、無病息災、家内安全を祈願した。御祈祷を申し込んだ家族のうち姓名とも日本人と思しきはわがやを含めて4家族のみ、あとはカタカナ名の家族が多かったのは時代の流れか。アメリカ人のだんなさんや子供たちが初詣に来て御祈祷や和尚さんの講話を聞くのは日本に対する理解が深まるので結構なことと思う。ちなみに和尚さんは講話を日本語と英語で行うので、日本語がわからなくても理解出来るだろう。お経や真言は日本人だってわからないのだから差はない。昨年は和尚さんが般若心経とともに観音経偈も唱えてくれたが、今年は般若心経のみ、昨年末にくまごろうがようやく最後まで記憶した観音経偈がなかったのは少しだけ残念だった。
ところでくまごろうは週末を除くほぼ毎日、ゴルフのためにストレッチや軽いウェイトトレーニングを行っているが、エキササイズを行う時に脳を使うとボケ防止になると聞き、毎朝1、2、3、4の代わりに世尊妙相具 我今重問彼 仏子何因縁 名為観世音などと観音経偈を唱えている。
元日、二日と飲んだくれていたため少し運動不足ぎみ、三日の今日は雨にもかかわらず8キロ走ってきた。タイムは54分32秒、まあまあといったところだろう。今年も3月のマーサーアイランド10キロレースにエントリーしているので、それまでに少し走り込まなければならない。
小泉元総理大臣は数年前にフィンランドにある高濃度核廃棄物最終処分場であるオンカロを見学し、保存される廃棄物が無害化するのに10万年かかると聞き、反原発に転向したと聞いている。ちなみにオンカロに貯蔵される核廃棄物は原子力発電所からの使用済み燃料を核燃料サイクルによる再処理をおこなわず、そのまま処分するという極めて原始的なやりかたである。小泉元総理は理系ではないためこのような話を聞けば原発再稼動はダメ、と短絡的に思考するのであろうが、科学者や技術者は長い半減期を有する放射性物質を如何にして短い半減期の物質に変換するかを考える。
従来の日本の原子力政策では使用済み核燃料を青森県六ヶ所村にある日本原燃の再処理工場で処理することによりウランとプルトニウムは分離して原子力発電所で再利用し、核分裂により生成した核分裂生成物(FP、Fission Product;セシウム137、ストロンチウム90、ヨウ素129、テクネシウム99など)とマイナーアクチニド(MA、Minor Actinide;ネプツニウム、アメリシウム、キュリウムなど)は高レベル放射性廃棄物としてガラス固化体として地下300メートルに保管する地層処分が計画されていた。
地層処分が計画された核分裂生成物とマイナーアクチニドの中には、ネプツニウムが214万年など非常に長い半減期を持つ物質がある。核種分離・消滅処理と呼ばれている使用済み核燃料廃棄物処理に関する研究は、核分裂生成物とマイナーアクチニドなどの放射性廃棄物に含まれる放射性核種をその半減期や利用目的に応じて分離し、更に長寿命核種を短寿命核種に変換するための技術の確立を目指している。例えば前述のネプツニウムの原子核に中性子をぶつけると、半減期が数年以内の原子核や放射線を出さない非放射性原子核に変換することが出来る。
2014年12月8日付のくまごろうのサイエンス教室では使用済み核燃料の処分法の一つとして、高エネルギー加速器研究機構と日本原子力研究開発機構の共同事業であるJ-PARCにおける加速器駆動未臨界炉を紹介したが、加速器駆動核変換システム(ADS、Accelerator Driven System)では、加速器からの高エネルギー陽子を鉛・ビスマス合金のターゲットに当てることにより核が破壊されて20-30個の高エネルギー中性子を発生させ、この中性子を再処理工場からの高濃度マイナーアクチニドを含む燃料に照射することにより長寿命の核種は人類が管理可能な半減期の短い核または安定な核へ変換される。加速器駆動未臨界炉(ADSR、 Accelerator Driven Subcritical Reactor)はADSの余剰なエネルギーを電力として取り出すことを目的とした原子炉である。1基のADSRは同じ規模の10基の軽水炉から生成するマイナーアクチニドを処理することが可能と言われている。ベルギーでもADSR実験炉プロジェクトMYRRHAが進行中で、2017年に建設が開始され2026年に実験開始を予定している。MYRRHAの研究者は2018年3月にもJ-PARCでの情報交換会議に参加しているが、MYRRHAは2033年の実用炉運転を目指している。
第4世代の原子炉と呼ばれるトリウム熔融塩原子炉は、アルカリ金属のリチウムやアルカリ土類金属のベリリウムのフッ化物(LiF-BeF2)など500℃以上では液状となる熔融塩を冷却材、これにトリウムを溶解させて液体燃料とし、更に核分裂物質として少量のウランまたはプルトニウムのフッ化物を加えてポンプにより熔融塩を原子炉と熱交換器の間を循環させることにより原子炉で発生した熱を発電などに移用する原子炉である。軽水炉では核燃料を金属被覆管に充填した固体燃料を使用するが、熔融塩炉では液体燃料を使用するため、核燃料の取扱が格段に容易になる。熔融塩炉は1960年代にアメリカのオークリッジ国立研究所(ORNL、 Oak Ridge National Laboratory)で研究開発が行われ、実験炉は4年間の安定した運転実績を示したが、原子力潜水艦のために開発された軽水炉の商業化が先行したこと、核兵器の材料であるプルトニウムを生成しないこと、などにより当時の社会情勢では原子炉として不適切とされ開発が中断された。
日米英仏韓加など10カ国により結成された第4世代国際フォーラム(GIF、 Generation IV International Forum)は2002年に次世代原子炉のひとつとして熔融塩炉を選定し、2030年の実用化を目指し各国で政府、民間の両者で研究が進められてきたが、2011年の福島第一原子力発電所で発生した軽水炉の暴走事故以後安全性が最優先される環境のもとで、緊急時における炉の確実な停止、核物質から放出される崩壊熱の除去性能、放射性物質の外部流出防止などの特長により、海外では熔融塩炉が再評価されている。安全性に加え熔融塩炉は、①燃料であるトリウムの埋蔵量が多い、②軽水炉では使用済み核燃料の再処理のための固体燃料溶解処理が必要だが、液体燃料のため溶解処理が不要であり大幅に単純化出来る、③燃料の循環使用により長寿命の放射性廃棄物であるマイナーアクチニドの消滅が可能になり放射性廃棄物を大幅に削減出来る、④プルトニウムを燃料として使用出来、消滅が可能、⑤プルトニウムを副生しないため核兵器への転用が少ない、などの利点がある。中国科学院は2011年より熔融塩炉の開発を進め、2020年には実験炉を稼動させる計画である。またアメリカではエネルギー省が2016年にオークリッジ国立研究所を含む産学官の開発プロジェクトに資金援助を行っている。
2011年にオークリッジ国立研究所は従来の熔融塩炉のリチウムやベリリウムのフッ化物に替えてナトリウムやマグネシウムの塩化物を熔融塩として使用することにより、中性子のエネルギーレベルが上昇してもんじゅのような高速増殖炉並みの中性子の高速化が実現される高速熔融塩炉の概念を発表した。高速熔融塩炉は核分裂反応を起こすウラン235の含有量が少ない劣化ウラン、軽水炉からの使用済み核燃料、更には核分裂生成物やマイナーアクチニドを燃料として使用出来、軽水炉の使用済み核燃料の処理法としても期待される。
2016年10月に国際原子力機関(IAEA)によりトリウムを用いた熔融塩炉に関する国際会議が開催され、熔融塩炉は高温で高効率であること、低圧で安全性が高いこと、高レベル放射性廃棄物の削減が見込まれること、液体燃料なので燃焼度制限がないこと、核燃料サイクルの融通性が高いこと、などの利点が確認されている。
日本における熔融塩炉の第一人者と言われる古川和男博士(故人)は20年前に10万~30万キロワットの不二(FUJI)と呼ばれる小型熔融塩炉の概念設計を提案しているが、彼が設立した(株)トリウムテックソリューション社はメルトダウンを起こした福島第一原子力発電所のデブリ処理に熔融塩炉を提案している。デブリを塩素などハロゲンで溶解処理し、プルトニウムやマイナーアクチニドの塩化物を分離回収、それらを塩化物熔融塩に溶解して熔融塩炉で燃焼させ無害化する。
2018年7月に経済産業省より発表された第五次エネルギー基本計画では次世代の原子炉として熔融塩炉が記載された。基本計画ではプルトニウムの削減に取組むとしているが、もんじゅのような高速増殖炉を断念した日本では軽水炉によるプルサーマルではプルトニウムの削減は不十分であり、プルトニウムを燃料に利用出来る熔融塩炉がその役割を担うことになるのだろう。現在の日本では原子力発電所の新設は議論することすらはばかられるが、世界に目を向けると電力需要が旺盛な途上国では二酸化炭素を排出しない原子力発電に対する期待は大きく、安全性に優れ、システムの単純さにより小型設備でも経済的に成り立ち、核兵器に転用される恐れのあるプルトニウムを副生せず、核分裂生成物やマイナーアクチニドを循環することにより消滅処理が可能なため放射性廃棄物処理が容易であり、かつウラニウムよりも資源が入手しやすいトリウムを燃料とする熔融塩炉は21世紀中頃までに多く建設されると思われる。
今週、日本では韓国政府が2015年日韓合意に基づく慰安婦の『和解・癒し財団』の解散を発表したことがニュースになっている。
アメリカではサンフランシスコ市が約1年前に市有地での設置を許可した慰安婦像をめぐって、大阪市は10月に1957年から続いていた姉妹都市の関係を解消した。シアトルでも12月3日に『The Apology』というドキュメンタリー映画が上映される予定である。この映画は日本政府に謝罪を求める韓国、中国、フィリピンの慰安婦に関するもので、2016年にNational Film Board of Canadaが制作した映画だという。アメリカでは慰安婦問題は現在も進行中であり、そのたびにわれわれアメリカ在住日本人は不快を感じる。慰安婦像にしても映画にしても不確かで一方的な事実とは異なることを主張し、その目的が日本を貶める政治的な意図が見え隠れするからである。
アメリカには中国系の『世界抗日戦争史実維護連合会』や韓国系の『ワシントン挺身隊問題対策委員会』のような反日政治団体があり、慰安婦問題などを利用して日米を離反させるような活動を行っている。今回の『The Apology』の上映会の主催者のひとつに『脱植民地化を目指す日米フェミニストネットワーク』なる組織が示されているが、今どきアメリカで日本人が植民地化反対運動を行う趣旨が理解出来ない。
2014年1月8日付ブログルでくまごろうは慰安婦問題を取上げそこでも述べたが、悲しいことは慰安婦問題が大きな国際政治問題となったのはすべて日本人によってである。吉田清治による捏造記事、朝日新聞植村隆記者による偏向記事、韓国人に慰安婦を名乗れば金がもらえる、とそそのかして日本政府に対する慰安婦裁判の原告に仕立て上げた活動家や人権派弁護士たち、戸塚悦郎弁護士による国連に対する日本批判のロビー活動、それに意図的であったとされている朝日新聞の多くの誘導記事や誤報など、彼らは戦後多くの人々によって築き上げられてきた日韓関係を結果的に台無しにしてきた。
日韓政府間では2015年合意によって慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決されたはずであるが、アメリカではこの問題は現在でも生きており、今後も注意深く見守ってゆく必要がある。われわれはサンフランシスコに慰安婦像が設置されるとは思ってもみなかったが、今度はシアトルに慰安婦像が設置されるかもしれない。慰安婦像が設置されてからでは手遅れになる。
Rainier Golf & Country Club 11番ホールティーグラウンド
今年もUSGAによるゴルフスコアのポスティングは11月15日をもって終了した。コースコンディションが悪くなるので来年2月末までのスコアは登録されない。USGAハンディキャップインデックス(GHIN)は過去20回のラウンドのうち、コースごとに設定されたレーティングで調整された良いスコア10回の値に基づいて算出されるが、今年のくまごろうのインデックスは17.9で終了した。因みに過去の11月15日のインデックスは下記の如くである。2018年末のインデックスは平均的なコースでは18ホールを72.0+17.9=89.9でラウンドすることを示している。
2018年 17.9
2017年 18.3
2016年 18.9
2015年 16.9
2014年 17.3
2013年 17.1
こうしてみるとくまごろうのゴルフの腕は17~19で安定している、悪く言えば成長の余地がない、ということかもしれない。数年前までは15を目指していたが、この結果を見るとそれは夢のまた夢なのだろう。
今年もドライバーショットは昨年同様比較的まっすぐ飛び安定しているが、夏でも180~190ヤード程度の飛距離しかなく、2、3年前より20ヤードは短くなっている。その結果長めのパー4では2打目でレギュレーションオン(英語ではgreen in regulation)が出来ないことが多く、パーが取りにくい。
今年のホームコースでのベストスコアは8月22日の43/41の84で、1バーディー、5パー、ダブルボギーは1つだけ、寄せやパットが面白いようによく決まり、運の良さに本人もびっくり。このスコアはエージシュートに8ストローク及ばないが、今の体力を維持出来ればもしかしたら、という希望は持てる。
夢に向かって来年も体幹を鍛える体力づくりと、パットとショートゲームの腕を磨かなくてはならない。
18番ホールグリーン
スコアカード
このところシアトルはカナダの森林火災の煙がたなびいて視界がきわめて悪く、大気汚染物質濃度が高いため、ニュースでは喘息などの呼吸器障害のある人は外出を控えるよう警告している
そのような環境ではあるが水曜定例ゴルフに出かけた。今日はなぜか好調で、2番では3打目がチップインバーディー。ティーショットがすべてまっすぐに飛び、土曜定例ゴルフのブラックティー(6334ヤード)ではなくブルーティ(6082ヤード)でのラウンドではあったが、5パーでダブルボギーは1つだけ、43/41の84は今年のベストスコア。
今日のようなゴルフが続くことを祈る。
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