Feb
9,
2022
教育の「ガラパゴス化」って?
今朝の新聞の見出しが目に飛び込んできた!
「英語中学入試 実施校10倍、ガラパゴス化危惧で加速」
2020年度から小学5~6年生の「外国語」教科にし、英語教育を充実させた、とのこと。国際的な競争に取り残される教育の「ガラパゴス化」への危惧が背景にあった。(日経新聞から抜粋)
この記事の内容を話したら、妻が険しい表情で噛みついてきた。妻は地元の小学校で、外国から日本へ来た児童生徒に日本語を教える「日本語教師」をしている。
「なるほど、英語教育ね!だけど、これは英語という教科の問題じゃないような気がする!」
私も言葉を継ぐ。
「学校というもの自体が『ガラパゴス化』しているような気がするね!」
ここで私は、素朴な疑問にぶち当たった。
学校とは「教える場」なのだろうか、それとも「学ぶ場」なのだろうか?
どうも先生主導の「教える」場のニュアンスが依然として強いような気がする。
児童生徒の「学びたい」を引き出し、学ぶことの楽しさを伝えるのが、学校本来の在りたい姿なのではないだろうか?
ここで、今まさに読んでいる異色の本を思い出した。
佐伯夕利子著「教えないスキル」
これはスペインのサッカー育成クラブで、コーチをされていた佐伯夕利子氏の著書。
アスリート育成について、指導者の在り方をつづったものだが、まさに教育現場にも当てはまる。ひょっとしたら、会社組織にも適用できる知見満載の名著である。
もちろん、ヨーロッパのアスリート教育と日本の学校制度を、単純に比べることは出来ない。それぞれの役割や責任が異なるからだ。
しかし、こと「人財教育」に関わる視点や、指導者の心構え・言動という観点では、大いにに通じるものがあるように感じる。
自分の手で、何か出来ることから始めたいと思う。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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