「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day10)「後継者の育成(4)」

後継社長?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も昨日に続けて

「いちばん優しい事業承継の本」

を読み進めていきます。今日のテーマも

後継者の育成(4)

先日提示した下記の章立てのうち今日は、

「3.後継者の教育」

に焦点を当てて行きます。

章立て
0.はじめに(既に投稿済み)
1.後継者育成に向けての準備(既に投稿済み)
2.承継の指名(既に投稿済み)
3.後継者の教育


後継者の教育

章立て
1.後継者育成の教育体制
2.後継者育成を支える工夫
3.後継者自身が学ぶべき事柄


1.後継者育成の教育体制

教育方法には大きく分けて3つある。

(1)OJT
①経営者の補佐役として、先ずは経営者の指示に従って実践し。少しずつ支援レベル、そして委任レベルまで引き上げる。

実際の仕事を現実として、現場で現物を見ながら体得していく。現経営者にとっての注意点は、委任は放任では無い点。

②OJTは行き当たりばったりではなく、計画的に実施する。

③OJTで業務当たらせながら、後継者の能力やスキルのレベルを把握し、半年後・一年後などの到達レベルの設定や教育計画を立てる。


(2)OFF-JT
①外部機関を活用した教育。中小企業大学校や専門の研修会社を利用する。

②経営者同士の勉強に参加して、人脈を広げることも重要。


(3)自己啓発
①後継者自身が自らの弱点や関心事を自ら学ぶ。

②外部セミナーを受ける、書籍を読む、通信教育を受けるなど。


2.後継者育成を支える工夫

後継者一人を育てるだけではなく、それを支えるスタッフの育成も必要である。

(1)後継者の応援団づくり

①後継者の新体制でも経営幹部の育成も同時に進める。

②応援団には、後継者が自分の言葉でこれからの会社のビジョンを伝え、共感者を作り共に新会社の土台を創る。


(2)外部専門家とのネットワーク構築

①後継者が新社長として事業を進めていく段階も視野に入れて、外部専門家とのパイプは必要。

②外部専門家と話をするためには、自分の会社の全体像をきちんと把握する必要がある。

③外部専門家としては具体的に、経理関係は会計士・税理士、労務関係は社会保険労務士、訴訟関連は弁護士、経営全般であれば中小企業診断士など。



3.後継者自身が学ぶべき事柄

(1)コミュニケーションを中心とした対人能力

①社員とのコミュニケーション:社員の意欲を引き出す。組織の方向付けをする。現場との連携が増す。

②社外とのコミュニケーション:世の中の流れを把握できる。情報収集力の向上、他人の視点を持てる。


(2)問題発見と解決能力

①問題意識・危機意識・当事者意識、を持つ

②問題を発見したら「現地・現物・現実」を自分の目で確かめる

③ロジカルシンキング(論理的に物事を考える)を身に付ける


(3)方針(ビジョン)策定能力

①「事業計画書」を自分なりに作成してみる

②「経営革新計画」「知的資産経営報告書」を実際自分で作る


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day9)「後継者の育成(3)」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も昨日に続けて

「いちばん優しい事業承継の本」

を読み進めていきます。今日のテーマも

後継者の育成(3)

先日提示した下記の章立てのうち今日は、「2.承継の指名」に焦点を当てて行きます。

章立て
0.はじめに(既に投稿済み)
1.後継者育成に向けての準備(既に投稿済み)
2.承継の指名
3.後継者の教育


承継の指名

1.承継者を決める要素

後継者選定時には、「価値観の共有と心・技・体」の切り口で、後継者の「人となり」を見て決定していく。

(1)価値観の共有

①「会社運営の想いと方針」をどれくらい共有してくれるのか?を見極める。

②一方、価値観が全く同じ、ということはあり得ない。従って絶対に共有しなければならない「要」の部分を明確にして、その部分が共有できれば良しとする。「どこが譲れて、どこが譲れないのか?」をはっきりさせる。

③要の部分を擦り合わせるための、説明と説得の機会を必ず持つこと。

(2)心

経営者として相応しい心構えを持っているか?

①前向き:世間の荒波を乗り越えて目的に向かって「会社丸」という船をリードする船長さんには「前向き」は非常に重要。

②公平性:社員全員への目線

③自律性:自分で自分をどうコントロールできるか?


(3)技

「技」には実務の部分とそうでない実務以外の部分がある。経営者としては実務以外の以下、3つが大切である。

①コミュニケーションを中心とした「対人能力」

②会社の問題を見付け、それを解決していく「問題解決能力」

③会社の将来の方向性を従業員へ示す「方針策定能力」


(4)体
体が健康であること=健康管理


2.後継者の指名

(1)「価値観の共有と心・技・体」という要素をもとにチェックシートで判断する。

(2)チェックシートは「事実」に基づいた判断をすること。

(3)後継者の指名は即ち、現社長が第一線から退く、ということ。

つまり現社長は、自分のこれからの人生をどう過ごすのか?そのスタートの日でもある。従って自分自身の人生への青写真作成も忘れないように。


3.後継者候補を決めた後

(1)後継者を決めたらその人を「経営者」として育てること。

(2)後継者も欠点はある。今後はその時点での後継者に全てを要求しない。

(3)現経営者は、自分で決めた後継者を既存の集団から守り、采配を自由に振れるようにしてあげることが役目である。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day8)「後継者の育成(2)」

準備?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

一昨日に続いて今日も

「いちばん優しい事業承継の本」

を読み進めながら、私がキーポイントと感じる部分を選んで綴って参ります。

今日のテーマは

後継者の育成(2)

一昨日提示した下記の章立てで、特に今日は「2.後継者育成に向けての準備」に焦点を当てて行きます。

章立て
0.はじめに(既に投稿済み)
1.後継者育成に向けての準備
2.承継の指名
3.後継者の教育


後継者育成に向けての準備

1.現経営者の仕事の棚卸

(1)会社運営の想いと方針

①そもそも自分はどういう経緯で、今の会社を始めたのか?引き継いだのか?

②どんな逆境下で、会社を運営し業績を伸ばしてきたのか?

③どんな風に社会貢献をしてきたのか?

④従業員をどんな風に育てたいのか?   

経営者としての「想い」と「方針」を振り返り、書き出してみる。


(2)経営者の業務

①業務の「棚卸」を実施する。

②社長業は幅広いので、全てを棚卸しすることは困難。そこで最低限これだけは知っておいて欲しい項目を「ヒト・モノ・カネ」の切り口に分けて、後継者に伝える。

③ヒト:人材、人事管理、給与・賞与体系など

④モノ:形がある会社の資産はもちろんのこと、技術力や営業力など目に見えないものも含めて、会社が有する資産

⑤カネ:資金繰り、借入金、売上や利益、税金、計画と実績など


(3)経営者のネットワーク

①経営者は自分で会社運営を一人行っていくが、迷いや分からないことに遭遇するのは常である。

②経営者が持つ人的ネットワーク・人脈を活用して、その解決を図る。

③その人的ネットワークを後継者に繋げて行くことは重要である。ぜひ物理的な「顔つなぎ」を実施したい。


2.経営者の認知に向けて

(1)後継者がスムーズにバトンを受け取れるような社内外での環境づくり、が肝要。

(2)現経営者の引退は大きな変化のタイミングである。経営者の若返りを良い環境変化として捉え、企業体質の改善の強化をしていく必要がある。

(3)従って、経営者の認知は、単に社長が交代するというだけではなく、「会社がどう変わって行くのか?」という会社の方向性を伝えることも重要である。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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今日、ラジオ番組にお邪魔して参りました!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

あるご縁を頂いて、今日

「ラジオ番組」にお邪魔して参りました!

かわさきFM (@武蔵小杉) のラジオ番組で
「Catch The Dream ~RFMラボラトリー~」

番組が用意してくださった私の紹介です。

『「Catch The Dream ~RFMラボラトリー~」では、毎回、経営者を中心に素敵なゲストをお迎えして、お仕事のこと、これから実現していきたいこと、そして「リピート・ファンづくり」など、お話を聞いています。

2021年10月のゲストは、

ステッププラス・コーチング&コンサルティング代表、

エグゼクティブコーチの砂村義雄さんです。

砂村さんは現在、経営者向けエグゼクティブ・コーチング、及び、コーチングとコンサルティングを掛け合わせた「協業型コンサルティング」を展開して、ご活躍されています。』


こんなラジオ番組です。

ではそもそも、なぜラジオ番組に出演することになったのか?

それは一言で表現すると

「ご縁」

懇意にさせて頂いているプロコーチの友人が、今年の6月にこのラジオ番組に出演。

実は以前から、ラジオ番組に出演してみたい!と思っていた私は、その友人コーチに

「ぜひ出演してみたい!」

と一言ポロっと告げたら......


もちろんその友人コーチも、とあるご縁でこの番組に出演したとのこと。

まさに「ご縁がご縁を結ぶ」ですね!


司会の女性と男性MCの巧みなリードに支えられて、色々なお話をさせて頂くことが出来ました。

- 落語とコーチングセッションの類似点

- コーチングとの出会い

-プロコーチとして独立したきっかけは?

- お客様との繋がりやファン作りのために心がけていることは?

- これからどんなことを実現したいか?

- 番組最後には、私からのリクエスト曲を流して頂く「おまけつき」


などなど


プロコーチの私が言うのも変ですが、司会者とMCのお二人とも共感力が抜群で、「認める」スキルと「聴く」スキルが満載。

私の中から、思いがけないものが引き出された!という印象です。

思いがけない経験であり、二度と機会は巡って来ないかも知れません。

しかし、自分の話が、声が、「ON AIR」されるのは、何とも言えない、感慨深いものがありました。

私がお話した内容自体はさて置き、一生涯忘れられない経験になりました。

導いてくれた方々に心から「ありがとうございます!」と、感謝の気持ちをお伝えいたします。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day7)「後継者の育成(1)」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き

「いちばん優しい事業承継の本」

を読み進めて行きます。今日のテーマは

後継者の育成(1)

事業承継のもう一人の主役である次世代の「後継者」を、現経営者が決めて行く過程において、準備すること、決めるための要素、そして決めた後どのように教育していくか?

これらについて考えて行きます。


章立て
0.はじめに
1.後継者育成にむけての準備
2.承継の指名
3.後継者の教育


0.はじめに

(1)「受容すること」が何よりの第一歩。

(2)いくら息子や身内への承継であっても、別人格なので考え方や行動は現経営者とは異なるのが当り前。それを受け入れるところから始める。

(3)しかし一方、全てを後継者の意向に合わせる必要は無い。

現経営者が五感を駆使して実践してきたこと、人脈、経営ノウハウは、組織継続へ実学の集大成である。

そこには現場で培った経営哲学があり、その哲学を後継者は謙虚に学ぶ必要が大いにある。

(4)成功する事業承継を行うには

お互いに受容し、現経営者が今まで経営してきた想いと、後継者がそれを基に発展させていく想いを同じ方向に向くようにしていくこと

が肝要である。

(5)ものの見方や価値観、判断の仕方といった違いを、経営者という同じ業の中で、調整し調和させていくこと=擦り合わせこそが、事業承継である。

今日はここまで。残りは明日以降へ。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day6)「事業承継の8パターン」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き、

「いちばん優しい事業承継の本」

を読み進めながら、私がキーポイントと感じる部分をいくつか選んで、このブログに書き綴って行きます。

今日のテーマは

「事業承継の8パターン」

事業承継支援センターに相談があった実例に基づいて、「誰に承継をするのか」という観点で分類したパターンのご紹介です。


章立て
1.事業承継のパターン
2.8つのパターンのご紹介


1.事業承継のパターン

(1)事業承継のパターン分けは色々な切り口、観点があると想像されるが、本著では事業を承継する人・立場という切り口で分類した。

(2)この承継者の昨今の状況では、父から息子の承継という従来的・伝統的なパターンから多様化が進んでいる。

そして、娘婿や実娘も増加傾向にあるし、一方、営業譲渡・合併も増加傾向にある。

(3)この理由は様々考えられるが、①少子化、②実子だからと言って無理に継がせようとは考えない親世代の増加、③女性の更なる社会進出、などが背景にある。


2.8つのパターンのご紹介

以下の8つのパターンがある。

(1)親 → 子への承継

(2)親 → 娘婿などの義理の子供へ

(3)親 → 甥・姪・いとこ・ハトコなどの遠縁へ

(4)親 → 妻・兄弟などの同世代へ

(5)親 → 従業員、取締役など社内の他人へ

(6)親 → 他社から招いた他人へ

(7)親 → 他社の傘下で継続するか合併・M&A・営業譲渡など

(8)親 → 自己責任において廃業・休業・清算

上記それぞれに特徴や注意点があるかと思いますが、今日は項目だけに留めておきます。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day5)「継ぐべきか、継ぐべきではないのか?」

To be or not to be, that is a question!
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き

「いちばん優しい事業承継の本」

を読み進めて行きます。今日のテーマは

「継ぐべきか、継ぐべきではないのか?」

経営者は、自分の分身のような自社を承継するに当たって、色々と思い悩むものです。

章立て
1.現経営者の迷い
2.引退のシナリオとその後の人生
3.まずはここから始めよう!


1.現経営者の迷い

(1)経営者は常日頃、様々な意思決定・判断をしている。しかし「事業承継」ほど後継者や従業員の一生を左右する判断はない。従って、迷って当然である。

(2)そこで、先ずは少し第三者的な視点を持って、次の観点から検討をしてみる。

①この会社は、継ぐべき事業なのか?
②現在の経営状況はどうか?
③最終的に事業を止める、と考えてみると?
④誰が継ぐのか?
⑤継がせるものは2つあると言われるが?


2.引退のシナリオとその後の人生

(1)創業社長であれば「会社=自分」なので、なおさら悩みは大きい。

(2)引退のシナリオをきちんと考える。これが明確でないと、引退宣言後いつまでも会社に口出しをすることになる。

(3)自分の成した業績が素晴らしいほど、引き際が肝心。引退後の一個人としての人生を思い描き、新たな夢の実現を考えたい。


3.まずはここから始めよう!

では事業承継をしようと決心したら、次の事柄から着手したい。

(1)自社に関する正確な情報の収集:自社の現在価値を把握する。

(2)相談相手は誰なのか?:税理士が多い(約50%)が、必ずしも得意分野でない税理士もいる。「事業承継支援センター」を活用する方法もある。

(3)自社にまつわる問題点を書き出す

(4)「未来予想図」を書いてみる:

未来予想図とは、①20~30年先、②7年後、③今年するべきこと、という観点で以下の項目をまとめた図である。

- 会社・事業の状況
- 個人=私の状況
- 家庭=配偶者や子供たち


ではまた明日!
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「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day4)「現社長と後継者、それぞれの心掛け・配慮」

心掛け・配慮
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き、今日も

「いちばん優しい事業承継の本」

を読み進めながら、私が個人的にキーポイントと感じる部分を選び、このブログに綴って行きます。

今日のテーマは

「現社長と後継者、それぞれの心掛け・配慮」


章立て
1.承継に際して
2.後継者の心掛け・配慮
3.現社長の心掛け・配慮


1.承継に際して

会社・事業を承継すると「一言で」表現するには余りある事業承継。

仕事を引き継いだ経験は誰にでもあると思いますが、承継される側と承継する側とのお互いの協力関係にのみ成り立つ、と言っても過言ではないと思います。

自分の会社・事業を託す側、一方、先代から会社・事業を託される側、双方に様々な想いと苦労が想定されます。

従って先ずは、承継をスムーズに行うための「心掛け」を、それぞれの立場に立って、幾つか項目を挙げて整理します。

(なお、原著ではそれぞれ10項目列挙されていますが、私の独断と偏見で5項目に絞っています。)


2.後継者の心掛け・配慮

(1)去り行く者の心境を配慮せよー心の声を聴き共感を持て

(2)継ぐべき事業の本質を見極めよ

(3)周囲から本音を聞き出す「ヒアリング能力」を磨け

(4)事業承継は次世代への「投資育成事業」と心得よ

(5)先代の最後を見送ることが最大の責務と覚悟せよ


3.現社長の心掛け・配慮

(1)客観的視点を持て

(2)継がせるべきモノの本質を見極めよ

(3)周囲にの意見を聴く「ヒアリング能力」を磨け

(4)事業承継は次世代の「教育事業」と心得よ

(5)人の命には限りがあることを悟れ


敢えて細かな解説は割愛しました。しかし、それぞれの文言・表現に深い含蓄が感じられる内容ですね!

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

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「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day3)「何を承継するのか?」

ソフトな経営資源?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

引き続き

「いちばん優しい事業承継の本」

を読み進めて行きます。

今日のテーマは

「何を承継するのか?」

事業承継の中身を少し外観していきます。

章立て
1.ハードな経営資源
2.ソフトな経営資源


1.ハードな経営資源

(1)事業を承継する、と聞くと先ず思い付くのは、会社が所有している建物や機械設備、そして従業員などを引き継ぐ、ということ。

(2)つまり会社の「帳簿」に計上されている資産を引き継ぐ、ということで、これは「ハードな経営資源」と言われるもの(但し従業員自体は帳簿には計上されていない。念のため。)

帳簿にのっているのだから、金額が明示されているので分かりやすいとも言える。

(3)会社の帳簿という観点からは、貸借対照表だけではなく損益計算書、すなわち売上や利益なども引き継ぐ、と考えることもできる。


2.ソフトな経営資源

(1)しかし、会社が保有する「資源」とは、帳簿に計上されているものだけではない。

むしろ財務諸表(貸借対照表や損益計算書など)に表現されていない資源があり、事業承継の際にはこの「ソフトな経営資源」の承継がポイントとなる。

(2)なぜなら、「ソフトな経営資源」は目に見えない空気のようなものだが、企業風土や技術力、ブランドイメージなど、企業の業績に大きな影響力を持つ資源だからである。

(3)ソフトな経営資源は、下記の3つのカテゴリーに分類されている。

①人的資産:経営者や従業員、人脈、経験、技術・ノウハウ

②構造(組織)資産:企業理念、商標・ブランド、仕組み

③関係資産:顧客、取引先、金融機関

(4)ソフトな経営資源は、形が見えずらく、また言語化が難しいもの、また属人的だったり、口伝えだったり、目に見えない資源だからこそ、承継に際しては注意・工夫が必要である。

ではまた明日!
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「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day2)「家族会議から始める事業承継」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日から始めた新シリーズ

「いちばん優しい事業承継の本」

今日から本文を読み進めながら、私がキーポイントだと感じる部分を、抜粋して書き綴って参ります。

今日のテーマは

「家族会議から始める事業承継」

昨日も少し触れた通り、中小企業の多くは家族経営。ファミリービジネスとも呼ばれるように、経営層が家族で構成されているケースが多いです。

従って、会社の重要な意思決定の一つである「事業承継」は、先ずは家族会議からはじめる、ということになります。


章立て
1.事業承継は自分(現社長)が「引退する日」を決めることから

2.事業承継は後継者への代表移管と、財産のバトンタッチを同時に行う

3.親子の人間関係は「言わなくても、分かっているつもり」が最も危険

4.後継者のパターン(親族・他人・売却か精算)



1.事業承継は自分(現社長)が「引退する日」を決めることから

(1)事業を承継する、ということは自分(現社長)の第二の人生を考えること。

(2)承継に関係する手続きや活動内容のことが頭をよぎるが、まずは自分のこれからの人生計画を立てるところから始めたい。


2.事業承継は後継者への代表移管と、財産のバトンタッチを同時に行う

(1)承継計画書を作成して実際の活動は開始するが、計画内容は後継者と共有することが重要。

(2)第二の人生に必要な個人資産を切り分けて、事業承継用の資産を後継者に託す。

(3)そして大事なことは次世代を背負う「経営者を創る」こと。


3.親子の人間関係は「言わなくても、分かっているつもり」が最も危険

(1)「口に出さなくとも分かっているはず」は独りよがりな発想。

(2)然るべきタイミングで、社長と後継者という社会的立場を背負った者同士として、きっちり話をつけること。

(3)後継者には、腹を据えて早い段階で「志を作る」教育をすること。


4.後継者のパターン(親族・他人・売却か精算)

(1)65%:親族が後継ぎになるのは減少傾向だが、6割を超える

(2)30%:他人へ譲渡するのは増加傾向だが、約3割

(3)5%:承継をあきらめた場合、M&Aなどのよる売却や精算へ


上記の内容を先ずは「家族会議」にて、話し合いをすることから始めたいですね!

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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