幕末から明治にかけて一財を成した「S家」
街中の一角を占めた屋敷はその風情は趣を残していたが
今は高層の駐車場ビルとなっている
その屋敷の離れにあった迎賓の座敷は移築され市が管理
お茶会やその他の活動に使われている
この「S家の夏の別邸」
とある地方建設会社のオーナーの所有となり
その後この建設会社の持ち株会社で不動産関連会社に所有権が移った
今回、この「旧S家別邸」が売りに出された
市民の有志が保存に向けて動き出した
市の財産としての働きかけに、市の財政状況から即答が引き出せない
本来なら、市民の拠出する資金で購入し、維持管理が望ましいが
その金額を集めるには草の根で幅広く仰がなけ
ればならない
結局は署名活動で市に陳情する事となった
年末を迎えると恒例の「忠臣蔵」があちらこちらに登場します
小さな神社では講談の会が催され「赤穂義士伝」が演目で
開催されました
講談師は「宝井琴梅」師匠
四十七士が四藩の藩邸に預かりとなり、切腹まで手厚い
持成しを受けた事
四十六人が切腹をし、一人は顛末を報告に郷里へ戻った
などと講釈をしていました
その四十六人処置について、荻生徂徠の意見が取り入れられ
その後徂徠は重用されたと講談しています
後半は
その荻生徂徠が生活に困窮していた時の豆腐屋との話で
締められました
「瓢湖」の脇にある、水鳥観察飼育小屋のそばで餌を
啄ばむ変った鳥を見つけた
推察するに、何かの鳥と鴨かアヒルが混血したのであろうか
不思議なものを見た
※インターネットで検索して見ましたら、下記の水鳥と判明しました
名前 バリケン・ノバリケン
和歌山県立自然博物館の「和歌山ふしぎG&A」の
上から4番目のクエッションに沢山の情報が載っています
この「瓢湖」にはこれから寒くなると、ロシアから南下してくる
白鳥が北海道、東北に滞在しその後この場所へ移動してくる
朝晩には真っ白な白鳥の姿が多くなり、朝には餌を求めて
飛び立つ姿、夕べには着水の行動が見られる
湿地の動植物・生態系を保存することを目的した条約
ラムサールで決議され、今回韓国ソウルで承認を受けた
「瓢湖」
人工的に作られたため池の一種
故吉川老が白鳥の餌付けに成功し、今日に至っている
5000羽からの白鳥が飛来する
他に真鴨やバン、ヒシクイ、小雁など多くの水鳥がやってくる
日中は近くの田圃へ飛翔し、餌を探しにお出掛けする
1000町歩地主として財をなした数代の当主は書画骨董を
蒐集し、常設展示をしている
良し悪しは別として、収蔵品が保存され後世に伝わる事は
大切な事である
多くの文化財が散逸し、個人蔵で一般に公開されないものも多い
唐三彩の彫像が展示してあった
婦人像は見かけるが、鬼の格好の彫像は見たことが無い
ラベルに漢字を付けてあるが、パソコンには登録されて
いない漢字でブログルに表現が出来ない
(鬼の右に其が入る)
作字すれば良いのだが・・・
総建坪が1200坪
変った三角形の離れの茶室もある
大きな母屋
この母屋の縁側の張りは一本の杉丸太を使っている
長さ 16間半 30m
目通り(根方の太さ)36.4cm
末口 (幹の上部) 18.2cm
曹洞宗の修行寺「大栄寺」の本堂前庭に「達磨大師」が
鎮座している
手足がなく、古色を帯びた石彫である
郊外を動き回ると、紅葉・黄葉が濃くなり落葉を集める
のは楽しい
集めた紅葉を本に挟んだり、サイドボードに散らして
楽しむが、硝子の器に水を張り、沈めてみた
曹洞宗は禅宗の一派
先日も「種月寺」へ行ってきましたが、今回は別の場所に
ある、寺院に足を伸ばしました
宗教の功罪はありますが、年月を経て培われてきた寺院には
精神的な落ち着きを感じさせます
喜捨を受ける為に雲水となり、村落を歩く
真夏も大変であるが、冬は雪・霙で辛いであろう
入口の壁に「わらじ」が干してあった
修行は生半可な気持ち・精神では勤まらない
曹洞宗 大栄寺
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