《雅羅・/・襍録〝再会の花〟❖ ’24-203 ❖》

フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Silene miqueliana (Rohrb.) H.Ohashi et H.Nakai 
《 再見の花〝フシグロセンノウ(節黒仙翁)〟7月草花ⅩVIII  ❖ ’24/07/20 ❖ 》
泉の森は、特異な土壌環境にあるのか珍しい植物が生育している。
両親に同道して見た花に“フシグロセンノウ(節黒仙翁)”があった。
今でも鮮明に目に焼き付いている。最近、散歩の折に探すも見えない。
泉の森管理者の方にお聞きすると、他所で見れると教えてもらった。
散策路から少し離れた所に今年も顔を見せていた。
昔、見た所のものが移植されたのか否かは定かではない。
園芸的に人気があるので栽培種は、園芸店でよく見かける。
だが自生地は少ない。

フシグロセンノウ(節黒仙翁);日本固有種の多年草。花期:夏から秋。
山地の林下に自生し、茎高40~80㎝。茎は直立し上部で分枝する。
節が紫黒色で膨らんでいることが特徴。
葉は卵形または楕円状で先端が尖り、茎に対生に付き縁に毛がある。
茎頂に複数個の朱赤の五弁花を上向きに平開させて咲かせる。
花弁は5個で花弁の各上に2枚の小輪片が乗り、萼は長円筒状。
雄蕊10個、5個ずつ2列につき、葯は紫色。萼は、先が5裂する。

『神奈川県植物誌2018』神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会より引用。
(2)フシグロセンノウ
Silene miqueliana (Rohrb.) H.Ohashi & H.Nakai; Lychnis miqueliana Rohrb.
茎は上部で枝を分け,まばらに軟毛がある.
葉は長さ 5~14cm の卵形~長楕円状披針形で,縁と脈上に毛がある.
萼は 2.5~3cm の円筒状で,5 裂する.
花弁は朱赤色で,ほぼ全縁.蒴果は長楕円形で,先が 5 裂する.
種子は腎形で,小突起を密生する.和名は,節が黒くなることに由来する.
本州(関東地方以西),四国,九州に分布し,山地の渓畔や林内,
草原などに生育する.
県内では丹沢山麓や津久井方面にあり,箱根山麓や,横浜,川崎の一部にも産する.
県西山地以外では,『神植目 33,神植誌 58』は横浜,鎌倉を,
『宮代目録』は横浜,鎌倉,登戸を産地としてあげ,
『神植誌 88』までは標本が採集されているが,その後の記録はほとんどない
神奈川県植物誌の自生分布図を見ると平地ではほとんど自生していない。
特異に、泉の森だけに自生している!?!


「令和陸年(皇紀2684年)7月21日、記」


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《雅羅・/・襍録〝花期の長い花〟❖ ’24-202 ❖》

アキノタムラソウ(秋の田村草) シソ科(Lamiaceae) 
学名:Salvia japonica Thunb.

泉の森、北口入ってこもれび広場の左側(散策路側)。

《 7月・森の北入口近くで観た花〝秋の田村草〟7月草花ⅩVII  ❖ ’24/07/20 ❖ 》
最近、電車で出掛ける、又、帰宅するおり通る泉の森。健康維持で歩いている。
7月に入り、月初めから今日までも咲き続けている花。いつまで咲き続けるのか。名前の通り、秋まで!?!
泉の森北口から入ってすぐに群落している〝秋の田村草〟美しい景観だ。
花期が長い。咲いてる風情は、どことなく秋の花のように感じるのだが。
今は、夏だ。この花の由来は、よく分からない。何故秋の・・・なのか??
ナツノタムラソウもあるし。比較した事ないがちがいがよく分からない。
又、泉の森に咲く秋の田村草は、茎高が一般のものに比べると背が高い。

秋の田村草;双子葉、合弁花の多年草。花期: 7月~11月。茎高:20~50cm.
茎は四角くて直立し、細毛が密生する。
葉は対生し、奇数羽状複葉(3枚が多い)で、 小葉は長さ2~5センチの広卵形。
 鋸歯があり、下部の葉には長い柄がある。 上部の葉は柄が短い(単葉もある)。
茎上部の葉腋から出る長い花穂に 青紫色で唇形の花が間隔をおいて数段輪生する。

「令和陸年(皇紀2684年)7月20日、記」


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《雅羅・/・襍〝備忘録'24-18〟❖ ’24-201 ❖》

イヌゴマ(犬胡麻)  シソ科(Lamiaceae) 
学名:Stachys aspera Michx. var. hispidula (Regel) Vorosch.
《 池の縁に咲く花か〝犬胡麻〟7月草花ⅩVI  ❖ ’12/07/22 ❖ 》
35年も昔、泉の森を散歩し始めた。と言っても年に数回程度。
自分のと両親のメモを整理してたら、“イヌゴマ”の文字があった。
全く覚えていない。それ程に印象は薄かったのだろう。
当時は、高山植物等に関心をもっていたからか??
“イヌゴマ”は、シイ・カシ帯~ブナ帯の湿った草地などに生える。
双子葉、合弁花の多年草。花期:夏 7月~8月。 茎高:40~70cm。
湿地を好み、白い地下茎を長くのばす。
茎は4稜があって直立し、稜に下向きの刺し毛がある。
葉は長さ4~8センチの披針形で、低い鋸歯があり、対生する。
葉脈は、表面に皺があるように見え、 葉裏の脈に刺し毛がありざらつく。
茎の上部の葉には葉柄がないが、下部の葉には1~2センチの葉柄がある。
茎先の短い花穂に、長さ12~15ミリの淡紅色の唇形の花が数段輪生する。
上唇は先が丸く、下唇は先が3つに裂け、紅紫色の斑紋がある。
萼は5裂して先がとがる。果実は4分果で、各分果は黒褐色で丸い。
九州や沖縄に自生する ケナシイヌゴマ が基本変種と みなされており、それはイヌゴマにくらべ、茎や葉、萼などに刺し毛のない点が異なる。
実は ゴマ に似ており、根は チョロギ に似ているが、 それらは食用になるのに、イヌゴマは実も根も食べられないので、 イヌゴマとかチョロギダマシとか言われる。

「令和陸年(皇紀2684年)7月19日、記」


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《雅羅・/・襍〝水辺の小花〟❖ ’24-200 ❖》

ヘラオモダカ(箆面高) オモダカ科 (Alismataceae) 
学名:Alisma canaliculatum A.Br.et Bouche. ex Sum.
拡大してみると、瀟洒だ。

《 池の縁に咲く花〝箆面高〟7月草花ⅩⅤ  ❖ ’24/07/06 ❖ 》
泉の森しらかしの家前の広場脇に有る中池。
地味な植物には、散策者はあまり関心をしめさない。
花が小さいがゆえに見ない。近寄れば、しっかり自己主張している。
ヘラオモダカ(箆面高);花期:夏~秋 7月~10月
単子葉で多年草。茎高20~80㎝位。
根茎は短くて、浅い水中に生える。塊茎は短く、直径1~3㎝。
葉は長さ10~50cmのへら形の狭長楕円形で、斜め上に開く。
三角柱状で長い花茎が水中から直立し、
枝が多段に3輪生してできる総状花序に、
直径約1センチの白い(~淡紅色)3弁花が咲く。 花弁は丸い。
花は両性花。咢片は長円形、長さ3~3.5㎜で緑色。
雄蕊6本。葯は、淡黄色で糸状、長さ約0.8㎜。
雌蕊は多数が1列の輪状に並ぶ。
花柱は反曲し長さ約0.5㎜。長さの上約1/3に柱頭がつく。
 サジオモダカ、 ヘラオモダカとの違いは、
 サジオモダカ:葉がさじ形(葉柄と葉身の区切り明確)。
 ヘラオモダカ:葉がへら形(葉身が葉柄に流れる)。


「令和陸年(皇紀2684年)7月18日、記」
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《雅羅・/・襍録〝水辺の小花〟❖ ’24-199 ❖》

ミゾカクシ(溝隠) キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Lobelia chinensis Lour.
別名:アゼムシロ(畦筵)
近寄って見ると面白い!!

《 小池の縁に咲く花〝溝隠〟7月草花ⅩⅣ  ❖ ’24/07/06 ❖ 》
泉の森しらかしの家前の広場、小川の遊び場、湿生花園、大池・小池、

集中豪雨等、大雨の時の一時的に貯水する調整池機能を果たす場所。
引地川の源流・源泉池がすぐ後ろ(源泉池は立入禁止)。

普段は、憩いの場、植物園的で散策者で賑っている。
池が大小3つあり、其々の場所に植物も見られる。
特段、珍しい植物ではないが、春から夏に見られる小さな植物。
ミゾカクシ(溝隠);
水田の雑草と云われるように畔によくはびこる多年草。
茎は細くて地をはい、節から根を出してふえ、群生する。
茎高6~30㎝、普通高さ10~15㎝程度が多く、無毛で、下部の節に根がある。
葉は長さ1~2cmの被針形、葉柄はなく、まばらに互生する。上部に低い鋸歯がある。
葉腋からのびた長い花柄の先に、 淡紅紫色をおびた長さ1cm位の花を1個つける。
花冠は左右対称で、横向きに2枚、斜め下に2枚、 真下に1枚という形で5裂する。
が、上半部へ向かう裂片はない。花冠はバラ色、淡紅紫色、白色または帯青色。
花冠の裂片は、横向きに2個、下向きに3個と片寄ってつく。
雄蕊は葯が合着して花柱を取り囲み、ヘビが鎌首をもたげたように見える。
雄蕊が花粉をだしてから、雌蕊の柱頭が顔をだす。花期と果期は5~10月。

「令和陸年(皇紀2684年)7月17日、記」


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《雅羅・/・襍〝備忘録'24-17〟❖ ’24-198 ❖》

ダイコンソウ(大根草) バラ科(Rosaceae)
学名:Geum japonicum Thunb.
花・・葉のつき方が面白い。
ボタニックアートでの描写を見てみたい。


《 今年、 泉の森で確認できなかった〝大根草〟7月草花ⅩIII 》
’24/07/13 現在、散歩の途で見つけることが出来なかった野草。
消えたか否か、結論していない。見過ごした可能性大。
希少種ではない、何処にでも見られる花だが、なんとなく好む花。
未だ探せそうだが、時間がない。過去の観察時を元に掲示したい。
来年も探すためにも、備忘録としてデータを記しておこう。
ダイコンソウ(大根草);
双子葉、離弁花、 バラ科、 ダイコンソウ属、多年草。
花期:夏 6月~8月、茎高:50~80cm
茎は直立後分枝し、毛がある。
根生葉は長さ10~20センチの奇数羽状複葉で、ダイコンの葉に似ている。
茎葉は互生して3裂し、鋸歯がある。
枝先に長さ1.5~2センチの黄色い5弁花を単生させる。
花の中心は多数の柱頭で盛り上がっている。
和名の由来は、根生葉が大根似だとか??

「令和陸年(皇紀2684年)7月16日、記」


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《雅羅・/・襍〝備忘録 '24-16〟❖ ’24-197 ❖》

サジガンクビソウ(匙雁首草) キク科(Asteraceae)
学名:Carpesium glossophyllum Maxim.

サジガンクビソウ(匙雁首草)頭花拡大図。

《 今年、 泉の森で確認できなかった〝匙雁首草〟7月草花ⅩII  》
’24/07/13 現在、散歩の途で見つけることが出来なかった野草。
’16/07/10に自分のメモに記録したのが最後だ。
今年になってメモ等を整理し始め現況を確認している。
消えたか否か、まだ判断・結論するには時期尚早。
今年も探せそうだが過去の観察時期を元に掲載しておく。
来年も探すためにも、備忘録としてデータを記しておこう。
サジガンクビソウ(匙雁首草);
多年草。本州〜沖縄のやや乾いた山地や丘陵の木陰に生え、茎高25〜50cm。
草名の由来は、根生葉がさじ形をしていることから。
茎は直立し分枝が少なく上部は曲がり開出毛が密につく。葉も同様。
根生葉は、花期にも残りロゼット状、長さ9〜15cm、幅2.5〜3.5cmの倒披針形。
全縁、鈍頭、ほぼ無柄、開出毛が生え、鋸歯はほとんどない。
茎葉は小さく、まばらにつき、先がやや尖る線状披針形になる。
枝先に緑白色の半球形頭花を花柄の先に下向きに1個ずつつける。
頭花の基部に大きな苞葉がつく。
総苞は長さ6~8㎜。総苞片は5列に並び、外片は内片より短くそり返る。
総苞は長さ6~8㎜の総苞片はほぼ5列につき、総苞外片は緑色。
中片と内片は長楕円形で、先はややまるい。内片は白っぽくなって緑白色。
まわりは雌花で内側に両性花がある。花期は6〜10月。
似た花にヒメガンクビソウがあるが、頭花が4mmと小さい。
頭花は、筒状~鐘状、直径約5㎜。花柄は長さ1~5㎝。
コヤブタバコも花が緑白色、花の大きさもほとんど同じである。
基部の総苞片が長く苞葉も大きい。又、よく分枝し長い枝を横に伸ばす。
ガンクビソウは別名、キバナガンクビソウともいい、花が黄色で、小型。
茎がよく分枝する。オオガンクビソウは花が黄色で大きく、直径25~35㎜。

『神奈川県植物誌2018』電子版;1626-1627頁 神奈川県植物誌調査会編
(1)サジガンクビソウ
Carpesium glossophyllum Maxim. in Bull. Acad. Imp. Sci. St.Petersb.,
19(5): 475-477 (1874) の基準産地の一部は横浜付近,横須賀付近
多年草.根生葉は平開しロゼット状,長さ 9~15cm,幅 2~4cm.
茎は高さ 25~50cm,下部には密にやや上向する毛がある.枝は少数.
頭花は長さ 6~20cm の太い柄がある.総苞は長さ 6~8mm,幅 8~15mm.
総苞片は 5 列内外で,外片は先端が反曲して緑色.
本州,四国,九州,琉球;朝鮮(済州島)に分布.
シイ・カシ帯~ブナ帯下部の乾いた林に生える.県内では丘陵地~山地に普通.
(2)ヒメガンクビソウ Carpesium rosulatum Miq.
 サジガンクビソウに似ているがより小型で枝別れが多く,
頭花は長さ 1~5cm 位の細い柄があり小型で,根生葉には深い鋸歯がある.
茎の毛はややまばらで開出する.
本州(関東地方以西),四国,九州;朝鮮(済州島)に分布.
シイ・カシ帯~ブナ帯下部の乾いた,表土の浅い林に生え,特にモミ林に多い.

「令和陸年(皇紀2684年)7月15日、記」
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《雅羅・/・襍録〝日陰の小花Ⅳ〟❖ ’24-196 ❖》

ヤブミョウガ(藪茗荷) ツユクサ科(Commelinaceae)
学名:Pollia japonica Thunb.
《  泉の森各所〝群生する藪茗荷〟7月草花ⅩI  ❖ ’24/07/13 ❖ 》
ヤブミョウガ(藪茗荷);
林内に生え、地下茎と種子で群生する。長い地下茎が横に這う。
茎は直立し、茎には先が鉤状に曲がった毛が密生しざらつく。
葉は互生し、長さ15~30cm、幅3~7㎝の先の尖った狭長楕円形。
基部は鞘となって茎を包み、ミョウガの葉によく似ている。
葉の表面は、ざらつき基部は鞘状に茎をいだき裏面には細毛がある。 
上から見ると、葉は6枚が均等な角度で並んでいる。
葉の中央から出た長い花茎の先に数段輪生した白色花をつける。
 花弁が3枚、萼片も3枚あり、いずれも白い。
雌雄異花で、同形の両性花と雄性花が混在する。
花は6個の白色の花被片があり、
外花被片(萼片)3個は長さ約5㎜の卵形~円形、
内花被片(花弁)3個は長さ約3~4㎜の倒卵形~へら状となる。
両性花は雌蕊が雄蕊より長く、花柱が長く突き出る。
雄性花は6個の雄蕊があり、雌蕊が小さい。
一つ一つの花は数mmと、小さい。近づいて見ないと形は分らない。
が近寄り見ると、半透明の花弁は綺麗。而してめずらしい。

「令和陸年(皇紀2684年)7月14日、記」


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《雅羅・/・襍録〝大きな花〟❖ ’24-195 ❖》

ヤマユリ(山百合) ユリ科(Liliaceae)
学名:Lilium auratum Lindley
場所により咲き方に色々と変化がある。


《  泉の森各所〝ヤマユリ〟7月草花Ⅹ  ❖ ’24/07/13 ❖ 》
在来種(日本固有種)で神奈川県県花。
葉は緑色の披針形、長さ10~15cm、全縁で互生する。
花は、芳香のある6枚の花被片を持つ美しい大輪花を咲かせる。
花弁は白く、赤紫色の斑点があり、中央に黄色い帯状の線が入る。
赤い葯を持つ雄蕊が6本、雌蕊が1本ある。
 茎は鱗茎に蓄えた養分で急速に伸び上がる。
葉は日照を十分受ける様に螺旋状になったり、 左右に広がったり、色々。
直立ないし斜上する茎の上部の葉腋に蕾を数個下向きにつける。
 花形は漏斗形で、開くと直径20センチ位あり横向きに咲き 花弁は反り返る。
花は、白色で黄色のすじと赤褐色の小さい斑点があり、 花粉も赤褐色。
ヤマユリの地中構造は複雑。
茎の根元には木子(きご)という娘鱗茎を数個つけ、 株を増やす。
根は上根というひげ根の下に丸い鱗茎があり、
鱗茎の下には下根というひげ根がある。
上根は土中の養分を吸収する。
下根は乾燥や寒さに耐えられる様に 鱗茎を地中深くにもぐらせる。

百合各種の識別点;
 オニユリ:花は赤橙色で強く反り返り、夏咲き、結実希でムカゴがつく。
 コオニユリ:花は赤橙色で強く反り返り、夏咲き、蒴果長楕円形、ムカゴなし。
 カノコユリ :花は赤く、斑点が濃くて強く反り返り、夏~秋咲き、蒴果楕円形。
 ヤマユリ  :花は白くて半ば反り返り、夏咲き、蒴果長楕円形。
 テッポウユリ:葉が幅広、花は細長で白く、少し反り返り、春咲き、蒴果長楕円形。
 タカサゴユリ:葉が狭い、花は細長で白く、少し反り返り、淡褐色の筋あり、夏~秋咲き、蒴果長楕円形。


「令和陸年(皇紀2684年)7月13日、記」


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《雅羅・/・襍録〝日陰の小花Ⅲ〟❖ ’24-194 ❖》

ガガイモ(蘿芋) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Cynanchum rostellatum (Turcz.) Liede & Khanum
Metaplexis japonica (Thunb.) Makino
ガガイモの花・拡大。

《  泉の森各所〝ガガイモ〟7月草花Ⅸ  ❖ ’24/07/09 ❖ 》
旧ガガイモ科はキョウチクトウ科に、ガガイモ属はイケマ属に含めらた。
道端などで普通に見られる。茎を切ると乳白色の液が出る。
葉は対生し、無毛、全縁、長さ5~10㎝の長卵形、基部は心形、先が尖る。
葉の質はやや厚く、裏面はやや白い。
葉腋に、短い円錐花序をつけ、直径約1㎝の淡紅紫色の花を固まってつける。
花冠は5深裂し、外側に反曲し、白色の軟毛が密生する。
副花冠は環状で5裂し裂片は短く雄蕊の間につく。雄蕊は短筒状に合着。
肉柱体(ずい柱)を形成し中心から柱頭が嘴状に突き出し先はよれて曲がる。
花粉は花粉粒が集合し、塊状の花粉塊(惰円形)を作る。
花粉塊は葯室の中にあり、葯の付属体の間にある5個の小球(捕捉体)に2個ずつぶら下がる。萼は5全裂。
花冠が白色のものをシロバナガガイモという。
古いガガイモ画像(2012.7.20),紫陽花にからっまていた。
10年以上も前の画像。開花期が早まっている。
今年も紫陽花にガガイモが絡まっていると聞いた(7/9)。
出かけてみると、紫陽花は剪定されたあとだった。


「令和陸年(皇紀2684年)7月12日、記」


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