《時節・_・襍感⇔里山の小さい花”》 イモカタバミ (芋片喰); ムラサキカタバミ・フヨウカタバミ・ ハナカタバミ同様、南アメリカ原産の帰化植物。 だがイモカタバミは、戦後に渡来した。江戸時代のムラサキカタバミより後である。 白花種の シロバナイモカタバミ、 ベニカタバミもあるが、時代背景は知らない。 地下の塊茎によって増える。葉には、まばらに短毛が生え葉裏に橙黄色の小点がある。 花は直径1.5㎝位で濃いピンク色、花弁基部が濃紅紫色、 雄蕊の葯は黄色が特徴。 萼片先端に橙黄色の小点が2個ある。ムラサキカタバミは、雄蕊の葯が白色で、 花の色も薄いピンク色。花弁の基部はやや黄色を帯びる。 類似種のレッド・オキサリスは短毛、萼が楕円形で、花弁が軟毛でおおわれている。 南アフリカ原産のハナカタバミは大型で、茎に微毛が密生、花の基部は白で葯は黄色。 * * * 見かけた芋片喰の花々は、色が薄い。本来、春爛漫の頃に咲くが、早くに咲いた故か?? ※ ※ ※ ※ ※ 今日は、建国記念の日(建国をしのび、国を愛する心を養う日)である。 1967年(昭和42年)から実施されている国民の祝日。 この日は、かつて紀元節として奉祝されていたが、第二次大戦後廃止されていた。 建国の日ではなく建国を記念する日としたは、紀元節のイメージを抑える為だったか。 人日の節句(旧暦)旧暦の正月七日。七草の節句とも呼ばれた。 新暦で祝う、又、旧暦日で祝う地域もあったようだ。 紀元節1873(明治6)年から1948(昭和23)年まで祝日とされ、 四大節(新年・紀元節・天長節・明治節)の一つとされていた。 日本書紀・神武天皇即位の日、紀元前660年1月1日を新暦にして2月11日を祝日とした。 第二次大戦後、日本国の憲法精神にそぐわないとのことで廃止されたが、 昭和41年に「建国記念の日」として復活した。 1873(明治6)年に紀元前660年を元年とし「皇紀○年」ともしたが、現在は使わない。 2月11日は、余り知られていないが今的な表現としても面白い記念日でもある。 「万歳三唱の日」、1889(明治22)年、帝国憲法発布記念式典で初めて万歳三唱が行われた事による。 今年は、御代(みよ)替わりという特別に重要な年でもある。その年の建国記念の日。 悠久の歴史を持った国に生きている。己の国に誇りを持ち、感謝もしたい。 世界的にまれな国であろう。戦後のしばらく間、2月11日が祝日とされなかった。 建国神話・皇国史観を戦争と結びつけ軍国主義の復活と称し反対する勢力もあるが、 建国を祝う、神話とかであっても建国物語として国と国民を結びつけるものでもある。 今、日本の安全保障は脅威にさらされている。今こそ憲法をも再考すべき時だ。 祝日法で建国記念の日は「建国をしのび、国を愛する心を養う」とされている。 悠久の時を思い、誇りを以って近隣諸国と対峙して頂きたい。 自民党総裁の安倍晋三首相は党大会演説で、「・・・憲法改正に取り組むときが来た。 自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打とうではないか・・・」と呼びかけた。 憲法改正は自民党の党是だ。それにも増して国の守りとは何かを国民に問うべきだ。 先般、韓国の文喜相(ムン・ヒサン)議長が米メディアとのインタビューで、 「慰安婦問題の解決には天皇陛下の謝罪が必要」との趣旨発言をした由。 難癖、屁理屈を言っているに過ぎないが、裏返せば天皇の尊厳を認めていることだ。 戦後、70年を経過し、戦後の動乱期の国政等が史実として明るみに出てきた。 而して昭和天皇の毅然とした対応・態度が、今の日本の輝きにつながっている。 こうした史実を我々は、知らされてこなかった。今や鮮明にわかってきた。 近代・現代の史実を未来に伝えるべくさらなる検証を処すべきだ。 その上で、政争ではなく検証に基づいた史実と現代に見合った憲法改正を希す。