アキノノゲシ(秋の野芥子);
ホソバアキノノゲシ の葉と比べアザミ葉のように葉が分かれ、太目のがっしりした葉をつける。
秋に咲く事で春から咲くノゲシに対してアキノノゲシと名づいた。ヤマニガナ属との見解もある。
人の活動領域にしか生えないといわれている。野菜のレタスと同属である。
農耕地や日当たりのよい空き地などに生える大型の野草、草丈1.5-2mにもなる。
全体無毛、茎や葉を切ると乳液が出る。根は紡錘形。根生葉は花時には枯れてない。
茎は分枝せず直立し葉は互生、茎上部葉は全縁、下部の葉は羽状深裂し裂片先が尖る。
上部の葉は、小さいく軟らかい、そして茎を抱かない。
茎の上部に直径約2cmの頭花を円錐状に淡黄色の舌状頭花を上向きにつける。
花は日中だけ開き夜間や雨天の日は閉じる。花色は普通、淡黄色、紫色を帯びたりする。
また、花の裏が灰色を帯びる。総苞は長さ約1㎝、花後に下部が膨れる。
総苞片は覆瓦状に重なり縁が濃紫色。痩果は、長さ約5mmで短いくちばしがある。
葉が深裂しない切れ込みのない細い葉を持つものをホソバアキノノゲシと呼んでいる。
令和参年(皇紀2681年)9月28日、記」