“細葉白熊!!”《襍草 ・/・古往今来258》


ホソバハグマ(細葉白熊) キク科(Asteraceae/Compositae)
分類:草 学名:Ainsliaea faurieana Beauverd

カシワバハグマ、オクモミジハグマ、オヤリハグマ等の仲間。
屋久島にだけ自生分布する固有種。
増水すると水没する渓流沿いの岩上に生育する。
オキナワテイショウソウの渓流型と考えられている由。
水圧に適応する細い葉。個体数は、激減している。

かつて、冒険した??屋久島を思い出した。
楚々としたかわいい花。

12月15日誌「つくば植物園」


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“枯れ葉!!”《襍囈 ・/・古往今来257》

画像は、デジカメ初期の頃のもの^^)。

裏山に通じる小径に落ちてた枯れ葉。
土にかえるまえに美しさを見せてくれた。

昔、勅使河原蒼風さんが、いけばなに枯れ草を用いたことが...!!
華道家から大層な批難・批判を浴びたらしい。
伝統的いけばなには「忌み花(いみばな)」と言うのがあるとか。
不吉な花、非礼な花(よく分からん)ってなんだろう??
而して「美しい」いけばな、花は素材でしか無いのか。
美しいとは、主観だが、形式に縛られ貧化することもある。
素材を活かす、引き出す、って大切なことと思う。
たかが、枯れ草、落ち葉、枯れ葉といえども扱い手次第。
内在的美しさ、生の根源的姿を見た時、心に響くものがある。
表現、美の創造は、創作者の感性の提示だろう。

ブログに記念・記録に、と手軽にも高精度な機材を使っている。
だが、機材を超えられない。扱いきれない。

4k動画のワンカット画像をペガサスさんが掲載してくださった。
こうした技術と撮影者の感性のコラボで画像を堪能させて頂ける。

PCの進化、撮影機材の進化、対峙する撮り手は、それに追いつけない。
だが、目指すものがあるから楽しい。
「メタモルフォーゼ」、物の質への偏執的挑戦!!来年こそ頑張ろう!!
超一流に成らずんば止まず、、、偉人の言葉だが、
超偏人に成らずんば、、、止まず^^)。機材との戦いは・・・続く。


12月14日誌「鎌倉・稲村ヶ崎」


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“相模湾を見下ろす烏山椒!!”《襍樹 ・/・古往今来256》

大きな烏山椒の樹。
海辺の潮風を感じながら山麓を走る新春恒例箱根駅伝。
この山頂からでも観戦できる^^)!!

カラスザンショウ(烏山椒) ミカン科(Rutaceae)
学名:Zanthoxylum ailanthoides Sieb. & Zucc.

普通、樹高6-8mの落葉高木で低地の二次林に見る。
だがこの烏山椒は、有に10m以上はありそうだ!!
種子も見えなく落葉を待つばかりか。
見事な樹、来春は、箱根駅伝を静かに見守ってくれよう!


12月13日誌「二宮・吾妻山2014・11・23」


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“芝桜!!”《襍樹 ・/・古往今来255》


シバザクラ(芝桜) ハナシノブ科(Polemoniaceae)
学名:Phlox subulata L.
別名:ハナツメクサ, モスフロックス, ハイフロックス

吾妻山の花といえば、先ずは、菜の花、桜が知られている。
晩秋の台地、脇からの細道を登って行くのが常である。
民家を過ぎ山に入る直前には、やさい畑があったり、
地元の氏神様なども祀られている。
地元民くらいしか通らないだろう!道は静かで心地よい。
標高130m程度の里山、散歩にはうってつけの場所だ。
途中にはみかん畑あったり、と楽しい??
山頂てまえの斜面に、芝桜が植栽されていた。
白い芝桜、可愛く陽を浴びていた。
地を這うようにして密生して茂り半低木状。
葉は長さ1.0-1.5cm、針状に密生、葉は硬い。
ぽつぽつと咲いている。群開したら見事だろうと想像した。

12月12日誌「二宮・吾妻山2014・11・23」


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“吾妻山のシンボル!!”《襍樹 ・/・古往今来254》


エノキ(榎) アサ科(Cannabaceae)
学名:Celtis sinensis Pers. var. japonica (Planch.) Nakai

なんとなく哀愁的な樹に映るが、立派な樹。
国蝶オオムラサキはエノキの葉を食べて育つ由。
黄葉・紅葉のコントラストは、今回見れなかった。
でものどかな雰囲気。

12月11日誌「二宮・吾妻山2014・11・23」


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“富士山”《襍観 ・/・古往今来253》


富士山と菜の花で賑わう里山(1月)。
相模湾を一望でき散歩に程よい所。
富士山って、見る場所で微妙に形が違う。
この日はちょっと霞んでいたが。。。
小高い所から見る富士山で最も好きな場所。

12月10日誌「二宮・吾妻山2014・11・23」
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“八仙花”《襍木 ・/・古往今来252》


学名;Hydrangea macrophylla (f. macrophylla)
幾度となく、掲載してきた花。今、最も関心を寄せてる花でもある。
日本名をホンアジサイ、テマリバナ、オタクサ、シチヘンゲ(七変化)、
ヨヒラ(四葩)、紫陽花、ガクノハナ(額花)等と総称してもいる。
今、国内で園芸種も含め同属多種あるは、薔薇とこの紫陽花位だろう。
アジサイ科には、アジサイ亜科とバイカウツギ亜科、16属約200種がある。
一般的に植栽されている手毬形のアジサイは、西洋で改良されたもの。
その西洋あじさいの種類を含めるとどれほどの種類になるか!!
中国の奥地は、植物の原点的場所で漢名は独特の呼び名がある。
そんな中に八仙花(ハチセンカ,baxianhua)と言う呼名があり、気に入っている。
これは、日本固有種のホンアジサイH.macrophylla f.macrophylla、
繡毬・八仙花を指す。ガクアジサイ f.normalis から自然交配した種。
「八仙花」とは、花の色が次々に変化してゆくさまを譬えたものに由。
古くから中国に渡り、今では、揚子江沿岸東部に野生化している。
中国では、葉を薬用に用いているらしいが、、、?
素人が用いるのは危険のようである。
「平成20年6月、飲食店で料理の飾りに出された
アジサイの葉を食べたことによる中毒事例が発生した。
厚生労働省は、飲食店及び消費者に対し、
アジサイを食品とともに提供及び喫食しないように注意を喚起し、
販売者に対し食品又は料理の飾り用に販売しないように通知を出した。」

話が脱線したが、散策の帰り、箒杉を見たあと集落を通ったら、
一家のお宅の前で画像の「あじさい」と出会えた。
見たところ、枯れ花でもなさそう!?!
今の時期(11月半ば)でこれほど立派な花に出会ったことが無い。
眺め頂きいて、園芸種の「フラウヨシコ」を想った。


12月09日誌「西丹沢・東海自然歩道2014・11・16」

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“山路(5)”《襍草-種 ・/・古往今来251》


センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis terniflora DC. var. terniflora

箒杉が聳える光景を足元で飾っていた野草の種子・綿毛。
つる性植物で陽を燦々と浴び、低木林や林縁で白い花を上向きに咲かせる。
ボタンヅル・テッセン・ フユザキクレマチス等、同じセンニンソウ属の植物。
ボタンヅルも同じように種子に白い毛を付ける。
センニンソウをタカタデと記された文献も見える。
日本では、蛆虫退治に使われていた。今ではクレマティスの台木に用いられている。


12月08日誌「西丹沢・東海自然歩道2014・11・16」


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“杉の大木”《襍感 ・/・古往今来250》



本物の登山道のさわりを味わって、車に乗り帰る途中で「箒杉」を見た。
屋久島の縄文杉や、石川県の栢野大杉と共に杉の巨木として知られている。
いつ見てもばかでかいって、仰ぎ見ゆる。

『(国指定天然記念物 昭和9年3月26日指定)(全国名木百選)
 山北町中川の箒沢(ほうきさわ)集落の入口付近にある箒杉(ほうきすぎ)は、
昔、禁令により6種の木材=杉・桧・欅・樅・樛・榧は伐ることが禁じられ、
この地方が宝木沢といわれたのが転じて箒杉(宝木杉)と呼ばれたとも、
また樹形が箒に似ていることからこの名称があるとも云われています。
この箒スギは、県下の巨樹として有数のもので、
胸高約12m、根廻り約18m、高さ約45mの大きさで、
推定樹齢も県下最高齢の約2000年とされています。』


12月07日誌「西丹沢・東海自然歩道2014・11・16」
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“ケルン(道しるべ)”《襍感 ・/・古往今来249》


丹沢と呼ばれるほどに、沢が沢山ある身近な山、日帰りできて手軽。
高い山への練習場として通ったものだ。本物の登山とも実感してた。
僕の想う「犬越路」は丹沢の中でも奥まった所だったが、
あまりにも簡単に登山口にいけてしまうし、整備されすぎている!!
そんな思いで歩き始め「山・沢」を実感できた物があった。
「ケルン」《(ケアン、ケアーン(英:cairn)》
山中で見られる石塚。
ガスに巻かれると道を見失う危険性のある広い稜線などに、
道しるべとして積まれたもの。
〔参考:Mapple「山と高原地図」登山用語集〕
cairn: ケルン《記念塚・道程標・墓標などとして積み上げた石塚》
高山の稜線や山頂付近等に見える積み石(仔細は略・画像のような)。
僕等は、沢登りをする時、広い河原での道しるべに作った。
沢の道は、毎年変わってくる。ある種ルートの確認、
ケルンがある所では、周囲をしっかり見極める、提示である。
こんなイメージを持つが、今は、事情が変わってきているようだ。
ケルンで有名な、後立山連峰、唐松岳の八方尾根。
アルペンスキーのメッカでもあるが、夏場は、色々問題があるらしい。
観光気分で尾根の途中まで行ける。既存の大きなケルンに刺激されて、
落書きのように小さなケルンを作ってしまうことが激増してるらしい。
こうした小さな石の移動が、大きく影響してくるのだ。
同様に水の流れが変わる事で登山道自体に侵食が起こってしまう。
更に登山者が新たな道筋を作ることで植物にも影響してくる。

今回、歩いた途に階段状に土嚢を積んでいる所があった、これも問題。
歩きやすいようにしてるのだろうが、周りにダメージを与えている。
この施策には、次々と人間が整備をしないといけない悪循環。
だれでも行ける場所が、「自然歩道」か、と疑問を持った。
色々な思いを抱きながら、河原脇でケルンを見、
更に進んだ先で立派なケルン、石碑にも見える!?!
2つとも、昔はなかったような??・・・記憶に無い。

だいぶ登ってきた所で幾組かの登山者と行きあった。
皆さんが、ダブルストックを使っている。
これも気になる!!
見るとストックの先端が、尖っている。
高所のガレ場ならいざ知らず、土・木の根・植物が生えてる場所で??
せめてストックの先にゴム先(ラバーチップ)をつけるべきだ。
これも土壌侵食の原因ということを理解して欲しい。
簡易な物ゆえだが、工夫をしてほしくメーカーにはお願いしたい気持ちだ。
自然との共存は、考えるべきだと願う。
ストックは歩きを楽にしてくれる登山者にとっては重宝な装備、故に。
何かを得る、同時に何かを失っていることに気づいて欲しく思うのだ。

久し振りの登山道、整備しすぎた??登山道に複雑な思い。
爺の戯言かも知れないが、自然の恩恵に与っている者の切なる願い。



12月06日誌「西丹沢・東海自然歩道2014・11・16」


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