《眼福(152)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(8)!?!”❖21-187❖》

136号線松崎から下賀茂方面、丘陵・小山が海沿いに並んでいる、當にジオパーク。
道路斜面が整備された故にこんな光景が姿を現したか??
白っぽく見える線が山の上に続いている。紫陽花の萼片である(見づらいが)。
低木林帯の中は、萼紫陽花と山紫陽花が交配したような紫陽花が目についた。
136号線から県道16号線(下田石廊松崎線)に入ると急に狭い道となる。
そんな道沿いにサワアジサイ(萼紫陽花)がしっかりと根付いている。
小城トンネル、この辺りは仲木という場所。
典型的なサワアジサイ(萼紫陽花)だが、花も萼も葉もとても大きい。
県道から直線200mで三坂(中木)魚港。ここらの海岸は、ダイビングの聖地で有名な所。
三坂漁港から100m余りの民家裏の紫陽花。これは、山紫陽花系と思える樹。茎高2m以上あった。

中木から800m程走った所の”あいあい岬の斜面にも紫陽花群落が見られる(仔細不明)。
《西伊豆~南伊豆・紫陽花記”❖2021/06/08❖》
今年の紫陽花巡り第二弾、恒例の伊豆半島巡りに出掛けた。
今年は、まず西伊豆松崎の近くの”はんばた市場”に向かった。
松崎近くの田子は、田子節(枯れ節・・鰹節)の生産地である。
鰹節関連の食材が色々入手できると聞き、訪ねた(最良品をゲット)。
そんな寄り道をしたので昼食は、名物コロッケとパンを求めて車中食。
松崎には、立派な棚田がありそちらに目が向き、海岸線関心を持たなかった。
今年は、136号線松崎雲見温泉からの(ビーナスライン)を注意深く見ながら通った。
昨年まで気づかなかった紫陽花群落を数か所観た(不明の至^^)。
萼紫陽花の変種と思しき野生的交雑種では!?!と驚いた。
場所は、伊浜漁港上辺りから妻良間。
136号線の差田から16号線に入ると今年も見慣れた萼紫陽花が現れた。
中木までの間、数カ所はほぼ例年通り(10年前と比べると微妙に進化!)。
だが、目の前で手に取れるほど近くで観察できる走雲峡は、工事中だった。
おまけに道路沿いが整備され紫陽花が伐採されてるところもあって愕然。
植栽された紫陽花群だろうが、数十年で進化していたろうに、残念。
*       *       * 
以下は、紫陽花について;
ガクアジサイ(額紫陽花)       アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla
Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. form. normalis (E.H.Wilson) H.Hara
別名: ハマアジサイ(浜紫陽花)
小さな粒のような花の周りに、装飾花と呼ばれる萼が額縁のように見え、ガクアジサイと名付いた。
大きな花弁のような装飾花だが、本物の花は中央にある両性花と呼ばれる部分。
4~6mmと小さく近寄らないと解らないが、4、5枚の花弁と雄蕊雌蕊がある。
栽培種のアジサイの原種で日本各地の海岸沿いの林内や林緑に自生する落葉低木。
葉は対生し濃緑色で光沢があり、葉身は10㎝位の楕円形で先が尖り縁に鋸歯がある。
装飾花は色や形に変化に富む。アジサイの母種。
ガクアジサイ "Hydrangea macrophylla form. normalis”
は本州(房総半島、三浦半島、和歌山県神島)、四国(足摺岬)に自生する。

「令和参年(皇紀2681年)7月5日、記」





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《眼福(151)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(7)!?!”❖21-186❖》

紫陽花苑で最初に見えたのが”アナベルの若い花”


萼紫陽花の中には、2m位の高さのものがあった。
以上3画像は、典型的な萼紫陽花。
萼紫陽花の園芸種、墨田の花火。
西洋紫陽花。


山紫陽花系、紅(クレナイ)。


柏葉紫陽花。満開までは少し時間がかかる(当時)。
これ等の他にも色々な種類が蕾を持っていた。




《俣野別邸庭園・紫陽花記”❖2021/05/22❖》
今年の紫陽花巡りの第一弾、俣野別邸庭園内、紫陽花苑。
植栽された紫陽花群だが、立派に生育していた。

*       *       * 

以下は、紫陽花について;
アナベル(アメリカノリノキ) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea arborescens cv. annabelle
アナベルは、原種アメリカノリノキ”arborescens”の園芸品種。
世界中で栽培されている耐寒性の品種。葉は、長さ8~18㎝の卵形。
花は白色の装飾花のみで散房花序に多数つき、花序径は20~30 cm。

ガクアジサイ(額紫陽花)       アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla
Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. form. normalis (E.H.Wilson) H.Hara
別名: ハマアジサイ(浜紫陽花)
小さな粒のような花の周りに、装飾花と呼ばれる萼が額縁のように見え、ガクアジサイと名付いた。
大きな花弁のような装飾花だが、本物の花は中央にある両性花と呼ばれる部分。
4~6mmと小さく近寄らないと解らないが、4、5枚の花弁と雄蕊雌蕊がある。
栽培種のアジサイの原種で日本各地の海岸沿いの林内や林緑に自生する落葉低木。
葉は対生し濃緑色で光沢があり、葉身は10㎝位の楕円形で先が尖り縁に鋸歯がある。
装飾花は色や形に変化に富む。アジサイの母種。
ガクアジサイ Hydrangea macrophylla form. normalis は、
房総半島、三浦半島、和歌山県神島、四国(足摺岬)に自生する。

アジサイ(紫陽花)       アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla form. macrophylla
Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla(狭義)
別名:ホンアジサイ
アジサイとは、日本に自生するガクアジサイ Hydrangea macrophylla form. normalis を
原種とする栽培品種。狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの花を指す。
これに対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類している。
広義にはガクアジサイやセイヨウアジサイや新しい品種を含め
アジサイ(Hydrangea macrophylla) と称し、数百品種がある。
更には、セイヨウアジサイ Hydrangea macrophylla form. hortensia は、
ヨーロッパで品種改良されたアジサイとして園芸品種が多数ある。
アジサイ 属は日本に自生するガクアジサイを原種とする栽培品種であり、
狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの花(テマリ咲き)を指す。
学名はHydrangea macrophylla form. macrophylla。
対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類する。
Hydrangea macrophyllaは、萼紫陽花やセイヨウ紫陽花等、栽培種の総称。
アジサイは、広義にはアジサイ属の園芸品種の総称でもある。
山紫陽花やアメリカノリノキの園芸品種なども含められており、2000種以上もある。
とくにヤマアジサイはエゾアジサイ、アマチャ、ベニガク、シチダンカなどの変種が多く、
アジサイやコガクウツギなどとの自然交雑種も多い。
ジョウザンアジサイやカラコテンギ等を交配したニューアジサイと呼ばれる品種もある。
狭義のアジサイ(ガクアジサイのテマリ咲き)
散房花序は萼片の大きな装飾花だけからなり、普通、幅8~25㎝。
花は萼片が白色、青色、紫色、赤色、普通4個(3~5個)。
花弁は4個、長さ約3㎜。雄蕊は普通8個。種子はほとんどできない。
原種に近いものは葉が厚く、三角状鋸歯。雄蕊が明瞭。

ヤマアジサイ Hydrangea serrata var. serrata は本州(関東地方以西)、四国、九州に分布。
山林内のやや湿ったところに群生する。葉は先が長く尖る。花弁5個、雄蕊10個。
 ベニガク Hydrangea serrata var. japonica は日本で江戸時代から栽培されている栽培種。
葉はヤマアジサイに似る。花は装飾花が白色から次第に紅色に変わり、萼片に鋸歯がある。
 アマチャHydrangea serrata var. thunbergiiの特徴。
装飾花の萼片が円形に近く、先が丸く、萼片が重なり合う。

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea quercifolia W.Bartram
北アメリカ原産の栽培種、秋に紅葉する。園芸品種が多数ある。
Snowflake種は日本でよく植えられている八重花の品種。
Snow Queenは一重花の花が大きく、密につき、秋になると葉が赤く紅葉する。
原産地での高さは2~3m、大きいものは高さ8m近くになり、
地下に走出枝を伸ばし群生する。
葉は対生し3~7個の尖った裂片があり、大きいものは柏状の葉形になる。
これが和名の由来。葉表は暗緑色っぽい。葉は秋に黄色~赤色に紅葉する。
枝先に円錐花序を上向きに出し、花を多数つける。花は初期は緑色を帯び、乳白色。
徐々にに紫色を帯び、タン色~赤さび色に退色して冬まで残る。
原種は外側に装飾花を多数つけ内側に両性花がつくが、園芸品種は装飾花だけが多い。

ノリウツギ Hydrangea paniculata も栽培され、園芸品種が多数ある。
葉に切れ込みはない。
円錐花序に装飾花だけがつき、柏葉紫陽花に花序が似ているのがピラミッドアジサイ。
'Grandiflora'= form. grandiflora は装飾花だけの品種、ミナヅキ(ノリアジサイ) と言われる。

「令和参年(皇紀2681年)7月4日、記」





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《囈(23)“2021年6月!?!”❖21-182❖》

オリヅルラン(折鶴蘭) キジカクシ科(Asparagaceae)
学名:Chlorophytum comosum(Thunb.) Jacques
別名: ナカフオリヅルラン(中斑折鶴蘭)
ソトフオリヅルラン(外斑折鶴蘭)
学名:Chlorophytum comosum ' Variegatum'
《“東伊豆・北川にて!?!”❖2021/06/09❖》
オリヅルラン(折鶴蘭)=ナカフオリヅルラン(中斑折鶴蘭)、
ソトフオリヅルラン(外斑折鶴蘭) ;
オリヅルランは、観賞用の園芸種。普通、白色の斑入り品種が栽培されている。
茎高1m以下。根茎は傾伏(初め、水平に広がり、その後上向きに育つ)。
根は肉質、両端が狭くなり(紡錘形)、直径10㎜以下。乾燥に強いが、寒さに弱い。
線形の葉が根出状に生え、緑色で柔らかく伸び先端は尖り艶はない。
細長い花径を数本のばし途中や先に白い小さい6弁花を1つずつつける。
雄蕊6本。花弁は長円形、長さ10㎜以下で反曲する。
品種の代表各は、 'Variegatum'(ソトフオリヅルラン) , 'Vittatum'(ナカフオリヅルラン) 。
*       *       *        *        *
今年の6月は、“コロナ”問題に振り回されたのだが、危険度の詳細は未発表???
感情的な危険を強調、煽動し、真摯な感染内容が伝わって来ない。。。!
行動は個々人の責任、と例年通り、野生紫陽花を見に伊豆半島へ出掛けた。
野生紫陽花は、大方は元気だったが環境整備で姿を消した株があったのは残念。
一方、日本固有種の紫陽花を栽培してる植物園に出会えたことは幸いであった。
又、観光地と言うより保養地と感じた宿の庭で見た折鶴蘭、素朴で気に入った花。
「令和参年(皇紀2681年)6月30日、記」



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《眼福(150)“天神原植物園(6)!?!”❖21-181❖》

特定できない花。葉の形が独特で面白い!!
《“不明の植物!?!”❖2021/06/09❖》
ササユリの里“天神原植物園”は、南伊豆天神原高原の中に位置する。
この植物園は、日本の固有植物を植栽していると紹介されている。
訪れて驚いたのは、春~初夏の植物、紫陽花とササユリのコラボが見られた事。
ササユリは、咲き始めで数も少なかったが、手鞠紫陽花の群落は、凄いの一言だった。
そんな中、散策を始め、夢中で寫眞を撮って居たのだが・・・!!
後で画像を整理していると、見慣れない葉を見つけた。
形からすると、「ハカマカズラ (袴葛)」バウヒニア(ハカマカズラ)属の植物か??
花は、蕾状態で花の形等は、分からない。
葉の形が羊のひづめに似ているので「ヨウテイボク(羊蹄木)」という名もある。
(Bauhinia japonica:バウヒニア・ジャポニカ) 日本では何所で自生しているのだろうか??
植物園管理者に聞けば良いのだが、来年再訪して確認してみたい。
心惹かれる、植物園。楽しみが一つ増えた。
「令和参年(皇紀2681年)6月29日、記」



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《眼福(149)“天神原植物園(5)!?!”❖21-180❖》

ヤマホタルブクロ(山螢袋)     キキョウ科(Campanulaceae )
学名:Campanula hondoensis Kitam
Campanula punctata Lam. var. hondoensis (Kitam.) Ohwi
《“日本固有種植物(7)”❖2021/06/09❖》
ヤマホタルブクロ(山螢袋);
画像のヤマホタルブクロの花色は、濃い赤紫で鮮やか。遠目でもよく目立った。
ホタルブクロとのもう一つの違いは、萼片が上にちょっと突き出したように膨らむこと。
ホタルブクロ の高山種と言える。ホタルブクロの日本固有の変種。
茎には粗い毛が生え、根生葉は花期には枯れてなくなる。
根生葉は基部が円形~心形、葉柄は長く、毛があり、翼がない。
茎葉は互生し、長さ5~8㎝、幅1.5~4㎝、葉柄に翼がある。
花冠は長さ4~5㎝の鐘形。先が浅く5裂し濃赤紫色~白色で内面に斑点があり長毛がある。
萼筒の先は5裂し、波打ち、湾入部分が膨らみ、付属体は無い。雄蕊5個は花冠と離生し、
糸の基部は倒台形、有毛で、基部に蜜を溜める隙間がある。
蕾のうちに花粉が出て、花柱につく。花柱に付着した花粉が無くなった頃、
雌蕊の柱頭が3裂して開き、虫が運んできた花粉を受粉する。
「令和参年(皇紀2681年)6月28日、記」


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《眼福(148)“天神原植物園(3+1)!?!”❖21-179❖》

テイカカズラ(定家葛)    キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Trachelospermum asiaticum (Siebold et Zucc.) Nakai
別名: マサキノカズラ(柾葛)
《“日本固有種植物(5)”❖2021/06/09❖》
テイカカズラ(定家葛);
名前は藤原定家が慕っていた皇女が病のために亡くなった後、
蔦葛(つたかずら)となって、皇女の墓石にまつわりつく、という謡曲の「定家」に由来する。
茎の途中から気根を出し木や岩壁を這って広がり、枝に淡褐色~褐色の毛が密生する。
葉は、全縁、革質で光沢がある。葉裏は黄緑色、緑色の葉脈が細脈まで明瞭に見え、
無毛だが、時に短毛が見られる。枝葉は楕円形でやや大きい。
集散花序に白花が多数つく。花は高杯(たかつき)形。先は5裂し、風車のような形。
中心基部は、橙黄色。萼片は披針形。
チョウセンテイカカズラ は、無毛品種で変種分類だが、変化があり、区別が難しい。
チョウジカズラ は、海岸に生え、葉と花が大きい。花は直径3㎝以上になる。
ケテイカカズラ は、葉裏や萼などに毛が多く、萼片が長い。花冠が白色、基部が黄色。
サカキカズラは、葉裏の細脈が不明瞭、花が小さく花冠の裂片が捻じれて幅が狭く見える。
「令和参年(皇紀2681年)6月27日、記」







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《眼福(147)“天神原植物園(3)!?!”❖21-178❖》

シライトソウ(白糸草)    シュロソウ科(Melanthiaceae)
学名:Chionographis japonica Maxim.
咲き始めの茎・花
《“日本固有種植物(3+1)”❖2021/06/09❖》

名前は単純明快。花は下から順に咲いていき最盛期にはビン洗いのブラシのようになる。
根生葉は長さ3~14㎝の倒卵形、縁には細かい波状鋸歯があり、葉柄には翼がある。
ショウジョウバカマのようなロゼットを形成する。茎葉は線形。
茎の頂部に白いブラシ状(穂状)花序をつけ両性花と雄花とがある。
花には花被片が6枚あり、上の花被片4枚は長さ約1センチの線形で先が少し広がる。
下の花被片2枚と雄蕊6本、雌蕊1本はごく小さいので肉眼ではわかりづらい。
花序は白い線形の花被片が花茎にブラシ状についているように見える。
よい香りがする。花序の下には線形の苞が数枚ある。
「令和参年(皇紀2681年)6月26日、記」





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《眼福(146)“天神原植物園(2)!?!”❖21-177❖》

カザグルマ(風車)    キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis patens Morr. et Decne.
種子だけ見ると、ハンショウズルそっくりだ。
《“日本固有種植物(3)”❖2021/06/09❖》
カザグルマ(風車)    キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis patens Morr. et Decne.
テッセン (クレマチス) にそっくりなので西洋の園芸種に見えるが、日本に自生する野草。
シーボルトによって渡欧した風車が、品種改良されテッセン(クレマチス)として里帰り。
国の絶滅危惧種Ⅱ類。葦毛湿原など湿地の近辺などにわずかに自生している。
葉は羽状複葉、小葉は長さ3~7㎝、幅1.5~5㎝の卵形、3~5個つく。
花は直径7~12㎝。花弁はなく、花弁のように見えるのは萼片。萼片は6〜13枚。
花柄は長さ4.6~10㎝。雄蕊は多数、葯は長さ6~8㎜の線形。日本固有種。
「令和参年(皇紀2681年)6月25日、記」
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《眼福(146)“天神原植物園(1)!?!”❖21-176❖》

ルリトラノオ(瑠璃虎の尾) オオバコ科(Plantaginaceae)
学名:Pseudolysimachion subsessile (Miq.) Holub var. ibukiense T.Yamaz.
Veronica subsessilis (Miq.) Carriere var. ibukiensis (T.Yamaz.) Albach
別名:ヴェロニカ
《“日本固有種植物(2)”❖2021/06/09❖》
ルリトラノオ(瑠璃虎の尾);
伊吹山に自生する事で知られている。古くから観賞用に栽培されてきた。
自生種には白い短毛が見られる。
花冠の筒部があることなどからルリトラノオ属 Pseudolysimachion に分類される。
茎は直立、葉柄は無く葉身は長さ8㎝前後、幅2㎝前後で狭い卵形~三角状卵形。
葉先は尖り、基部は円形、縁には鋭い鋸歯がある。
茎頂に10~20㎝の長い穂状花序を伸ばし、青紫色の小さい花を多数つける。
花柄は長さ1.5~2㎜で屈毛がある。花は直径約7㎜、長さ約6㎜。
花冠は短い筒部があり先が4深裂、裂片は広卵形。雄蕊は2個、花冠から長く突き出る。
近似種にヤマトラノオ、エゾルリトラノオ 、ヤマルリトラノオと似通った花がある。
中でもヤマトラノオ(Veronica ovata subsp. miyabei var. japonica)は、識別がむずかしい。
特徴等で自生地に違いがあるが、栽培種では見た目で識別するのは困難。
「令和参年(皇紀2681年)6月24日、記」


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《眼福(145)“ササユリの里・天神原植物園!?!”❖21-175❖》

笹百合は、未だ少数の開花だったが、園入り口下のブルーの手鞠紫陽花は、圧巻だった!!
ササユリ(笹百合) ユリ科(Liliaceae)
学名:Lilium japonicum Thunb.
別名: サユリ(早百合)
《“日本固有種植物(1)”❖2021/06/09❖》
ササユリ(笹百合);
清楚なピンクの花、栽培を試みるも中々難しい。東斜面の明るい日陰林、酸性の土壌。
限られた条件でしか育たない“ササユリ”。名前は葉が笹に似ているからに由。
(日本固有在来種百合は、西日本ではササユリ、東日本ではヤマユリが代表する。
花の時期が他のユリより早いことから、ササユリを別名、早百合ともいわれる。
香りが強く、花の色が薄いピンク色で、愛らしい。静岡県~新潟県が自生地の北限か。
(近畿地方以北の山百合は、花が大きく中脈に沿って黄班が入り赤褐色の斑点が多い。)
茎高は、50~100cm。茎は細くて直立するが、上部が弓形になることもある。
葉は互生し、長さ8~15センチの披針形でやや厚く、 笹の葉に似ている。
茎先に長さ10~15センチのラッパ形で、 淡紅色の花を1個~数個横向きに咲かせる。
花冠は6裂して反り返り、葯は赤褐色で、花に強い芳香がある。 雄蕊6本、雌蕊は1本。
花は1個が多いが、数個咲くこともある。 倒卵形の蒴果、扁平で周の翼ある種子が風で飛ぶ。
種子は翌々年の春に発芽するが、その年は根生葉だけでまだ茎がない。
種子からだと、花が咲くまでに7年以上かかる。 何年かするとその場所の株は枯れる。
ササユリは、とても美しい花で盗掘をされることが多く、近年はめっきり自生地が減少してる。
ササユリ(笹百合)の鱗茎(地下部)は「百合(ひゃくごう)」と呼ばれ、生薬として使われてきた。
ササユリの花言葉「上品」、淡いピンク色で少し俯き加減に咲かせる姿は、當に上品。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花という言葉、美人の代名詞とも言える花言葉。
ササユリ(笹百合)の種類には、自生地の名前や、葉の特徴で名前が付けられた。
日向笹百合;宮崎県に分布。やや濃いピンクの花を咲かせ草丈が低め。
神領百合;徳島県神山町神領村に自生。濃いピンクの花を咲かせる。
花は同種の中で最も小さく、葉に白い縁取りが入る特徴がある。
伊島笹百合;徳島県伊島に自生。葉の幅が広いのが特徴。
フクリンササユリ;高知県と愛媛県で自生。葉が白く縁取られている。
ヒロハササユリ;長野県、新潟県、山口県に自生。葉が長くて厚みがある。
*        *        *
上記のような特徴等で真の自生地に出会ったことがない。関東人だから仕方ないか??
自生地ではないと思うが、見事に笹百合を栽培されておられる方がみえる、と聞いていた。
伊豆半島・・・紫陽花行脚にあけくれ・・全力注視でその植物園は、素通りだった。
今年は、植物観察ハンター??の師匠に案内・・導かれて訪れた。
先入観とは恐ろしい。訪問して園の素晴らしさに畏敬の念を持った。
対して、己の寫眞の酷さに落胆!!!
「令和参年(皇紀2681年)6月23日、記」

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