“庭の十薬花・・・乱舞する野の花!!”《森羅・/・万象19-43》

ドクダミ(毒矯み、毒痛み) ドクダミ科(Saururaceae)
学名:Houttuynia cordata
別名:十薬(ジュウヤク)
《額に入れて飾りたくなる姿》

《時節・_・襍感⇔“観察の花々5!?!”》
ドクダミ(毒矯み、毒痛み);
毒と名付いてることもあってか、毛嫌いされるが、本来は解毒・痛み止め薬の意。
特有の臭いだが、民間薬として薬効が10種もあることから十薬とも云われる。
毒矯みは、乾燥させると臭いは消え、ドクダミ茶になる。
地下茎は白く長い。全体でほぼ無毛。茎は赤色を帯びる。葉は互生、暗紫色を帯びる。
心形で鋭尖頭の葉。茎頂に近い葉脇に多数の花をつけ穂状の花序をつける。
花弁のように見えるのは苞葉(ホウヨウ)、または総苞(ソウホウ)片と称されている。
本当の花は、苞葉上にのっている筒状の花穂に咲く小さな淡黄色の突起部分。
この黄色い花は、 トウダイグサ等と同じで「無花被花(achlamydeous flower)」と呼ばれ、
花弁や萼の無い花のこと。淡黄色の突起に雄しべと雌しべがある。
この花が咲くと梅雨まじかと告げてくれる。紫陽花の季節到来である。

「2019/05/20居所」



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“里山の今・・・眩しい野の花!!”《森羅・/・万象19-42》

ハクチョウソウ(白蝶草) アカバナ科(Onagraceae) 
学名:Gaura lindheimeri Engelm. et A.Gray
Oenothera lindheimeri (Engelm. et A. Gray) W. L. Wagner et Hoch
別名: ヤマモモソウ(山桃草、中国名)、ガウラ

《時節・_・襍感⇔“観察の花々3+1^^)!?!”》
ハクチョウソウ(白蝶草);
拙宅で見るサギソウ、鳥の鷺を想わせる事で名前が付いたと資料にある。
この白蝶草は、字のごとく鳥ではなく蝶の羽根を広げた姿から付いた名前に由。
穂状に咲く小花が風にそよぐ姿は、白い蝶が群れ飛び舞う優しい風情感がある。
ハクチョウソウの4弁、雄蕊が長くたれ下がる姿は、まさに蝶のように映る。
学名は以前はヤマモモソウ属(ガウラ属の)Gaura lindheimeriとされていた。
現在はマツヨイグサ属の中のgenus Oenothera sect. Gaura に入れられ、
Oenothera lindheimeri.。和名はヤマモモソウだが、普通ハクチョウソウと呼ばれる。
明治時代に渡来、観賞用に栽培、花がピンク色等、園芸品種は、多数、葉に斑入りもある。
根茎があり茎高100㎝位、茎には短毛があり直立し多数の分枝を持つ。
葉は無柄、基部でロゼット状になるものもある由、茎葉は互生する。
葉身は細かい毛があり披針形で縁に粗い鋸歯がある。花壇等での景観植物になる。
観賞用に栽培されたのが、G・リンドハイメリ(Gaura lindheimeri)であった由。
白色の花弁だが、古くなるとピンク色になり、妖艶に映る。

「2019/05/16ふれあいの森」


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“里山の今・・・樹々の花!!”《森羅・/・万象19-41》

ハクチョウゲ(白丁花) アカネ科(Rubiaceae)
学名:Serissa japonica (=S. foetida) Thunb.
別名: リクゲツセツ(六月雪・中国での呼び名)

《時節・_・襍感⇔“観察の花々3^^)!?!”》
ハクチョウゲ(白丁花);
よく生垣に利用されおなじみの園芸樹。ハクチョウは「白鳥」ではなく「白丁」。
葉の形が チョウジ(丁子) の葉に似てる事で命名、革質で光沢があり長楕円形の葉。
高さ100cm位の常緑小低木。細い枝を分枝して横に広がり若枝は黒紫色で短毛がある。
葉脇に出る短い枝先に1-2個白色で裏側が淡紅紫色で、花冠が漏斗状の花を付ける。
中国原産で日本では沖縄・九州長崎県に自生がみられるが、絶滅危惧ⅠB類 (EN) 。
『花壇地錦抄』(1695)巻三「冬木之分」に、「白頭花(はくてうげ) 木通夏初中。
花白クちいさし。葉ハつげの如ク、から白丁花ハ花八重にて見事」とある。
英名では、June snowと言うらしい。西欧での季節感、づれが、わかって楽しい。

「2019/05/15泉の森」
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“里山の今・・・控えめな野の花!!”《森羅・/・万象19-40》

ギシギシ(羊蹄) タデ科(Polygonaceae) 
学名:Rumex japonicus
「羊蹄」と書いて「ギシギシ」と読む。穂を擦ると「ギシギシ」と音がすると言う説があり。
春から秋まで花を咲かせ、大型で成長力の強い野草(茎高60〜100cm)。
近似のナガバギシギシは葉縁が細かく波打つ。
アレチギシギシ、エゾノギシギシやコギシギシは果実の形で違いがある。

《時節・_・襍感⇔“観察の花々2^^)!?!”》
植物相と言う意味で俗に云われる「雑草」とて野草に変わりない。
それ以上に雑草と言われる野草に実益がある^^)。自然界は公平か!!
道端や公園のすみっこに生えてる『ギシギシ』も役立つ野草だ。
この草の茎って酸っぱい、子供達が、噛んで見たりして遊んだ、と資料にあった。
根っこは朝鮮人参のようで、実は『羊蹄(ようてい)』という漢方薬。
根っこの汁は皮膚病に効き、やさしい下剤としても使われた由。
太い根を掘り集め、洗って小さく刻むと断面はキレイな黄色。
これをコトコト煮てそのまま染めると鮮やかな黄色に染まり、灰汁を通すと橙色。
鉄媒染すると渋いグレイに染まる。科学では出せない深~い神秘的な色になる。
絹糸の光沢と染め色で銀色に輝く。雑草等と言えまい。なんと“上品”な色香。
「2019/05/06泉の森」


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“里山の今・・・魅せる野の花!!”《森羅・/・万象19-39》

コナスビ(小茄子) サクラソウ科(Primulaceae)
学名:Lysimachia japonica
庭の隅や道端、草原に普通に見られる。茎に軟毛があり、地面を這って四方に広がる。
葉は対生、広卵形。春に葉脇に直径5~7㎜の黄花を付る。萼は5裂、花弁の間からのぞく。
テイカカズラ(定家葛) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Trachelospermum asiaticum (Siebold et Zucc.) Nakai
別名・別読み: マサキノカズラ(柾葛)
暖地に見る常緑低木。茎から根を伸ばし、他の樹木や岩に絡み付く。
白花は、芳香を持つ、先が深く5裂した合弁花。

《時節・_・襍感⇔“「令和」観察の花々1^^)!?!”》
神奈川県のへそといえる「ふれあいの森、泉の森」周辺は、植物相が厚くなった。
調整池を囲むように整備が進むと同時進行で自然環境もできつつある。
この周辺は、かつては、谷戸田がならび、稲作が行われていた土地であった。
流域の都市化が急速に進み、雨水の流入量が多くなり水害が多発していた。
昭和57(1982)年に、貯水池の機能をもたせ調整池が出来た。
調整・治水機能を備え、湿地の特性・周辺樹林地と一体となす水辺空間が見れる今。
そんな所の一部を改良工事、近くのキンラン・ギンランが心配だったが、無事だった。
自然界は、強固だね。「令和元年」にして植物観察も新たに記録し直そうと思う。
1982(昭和57)年「泉の森」整備が始まった。県内公園中でも植物相は、濃い方だ。

「2019/05/06泉の森」





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“歴史・継ぐ形!?!”《襍観・/・凡声19-5》

小さな社だが、春めき観え、天皇即位を静かに見守っているやに映る。
東北の素朴だが、感光ある光景。
子供の日に拉致を考えさせられた。

《時節・_・襍感⇔“やぶにらみ^^)3+1・・令和、事始めは、改憲を!?!”》
新しい時代が始まり、心新たに身を引き締め、日々、若きを以って進みたい!!
改元されて、1週間。ゴールデンウイークも終わり平常の生活に戻るか。
新たなる時代、“つやあるように美しく”“やわらぐ”「令和」と言う元号。
明治・大正・昭和・平成と移り変わってこんにちに至っているのだが、
往古より日本国史の根底に、今で言う民主主義的感、が朗々と流れていまいか。
*      *      *
聖徳太子制定と伝える日本最初の成文法「十七条憲法」。
『日本書紀』推古天皇12年(604)4月戊辰(つちのえたつ)条に、初めて全文が登場する。
ここにいう憲法は、近代国家のそれと違い、遵守すべき道徳的規範に近いと言われている。
第一条に;
「一曰。以和為貴。無忤為宗。人皆有黨。亦少達者。是以或不順君父。乍違于隣里。
然上和下睦。諧於論事。則事理自通。何事不成。」(原文)
一(ひとつ)に曰(い)はく、和(やわらか)なるを以(もち)て貴(とうと)しとし、
忤(さから)ふること無(な)きを宗(むね)とせよ。
人(ひと)皆(みな)党(たむら)あれど、亦(また)達(さと)る者(ひと)少(すくな)し。
是(ここ)を以て、或(あるい)は君(きみ)父(かぞ)に順(したが)はず、
乍(また)隣里(さととなり)に違(たが)ふ。
然(しか)れども、上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて、
事(こと)を論(あげつら)ふに諧(かな)ふときは、
事理(こと)自(おの)づからに通(かよ)ひ、何事(なにごと)か成(な)らざらむ。

最初の文言「和を以(もち)て貴(とうと)し」。。。上に立つ者の心構えか!!
詳細なる解釈はさておき、近代の「文明開化」と謳われる明治以降の日本、
「帝国」と称されたのだが、西欧で言う「帝国」の内容とは、少々異にする。
近隣諸国を拝しても、日本は、独特の精神・国民性があると思って止まない。
現憲法が、制定施行されて70年余り、社会環境、国際情勢も大きく変化した。
而して、我が国は敗戦の下、戦勝国側の意向が強い憲法で始まったを思い起こすべきだ。
現状・現況にそぐわないものを日本人みずからが見直す、復興、自立表明すべきだ。
党利党略を繰り返している現国会審議に情けなく思うは、偏見ではないだろう。
公平とか公正等と現野党議員の面々は云われるが、他人に厳しく己に甘い??
被権力者側、少々の違法は許される??自由の履き違いが垣間見られる。
国としての安全保障をもっともっと真摯に議論して欲しい。雑言ではあるまいに。
憲法下にある皇室典範、この度の天皇譲位、即位を拝して見ると問題山積と映る。
天皇をはじめとする皇室・皇族の方々に全き自由があるとは思えない。
裕仁天皇、明仁天皇と戦後の安寧に余りあるご尽力願った、忘れてはいけない。
即位された徳仁天皇の下での「憲法問題」は、火急の検討事項は言うまでも無いだろう。
しかしながら、その前にある現況、近隣諸国との外交問題処理も急務だ。
更に消費増税問題は、深刻な問題である。個人的には5%に戻して欲しく思う。
そしてそして、、、拉致被害者救出は、待ったなしのことではないか。
昨年の「もりかけ」問題で見せた尽力??を拉致問題にも、と国会議員に要望したい。
国の尊厳、威厳を諸外国に見せていただきたい。切なる願いである。

「2019/05/憲法記念日~こどもの日」






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“香り継ぐ!?!”《襍観・/・凡声19-3+1》

令和を名乗るにふさわしい綺麗な花!!

《時節・_・襍感⇔“やぶにらみ^^)3・・・令和おめでとうございます!?!”》
新しい時代が始まり、心新たに身を引き締めたい。日々、若きを以って進みたい!!

「令」“つやあるように美しく”、「和」“やわらぐ”、、、かような感覚を覚える元号。

*      *      *
個人的なことだが、昭和~平成、そして始まる令和時代、我が主眼は「自然への憧憬」。
昭和時代の「自然保護」、桜のテングス病対策で始まった「鎌倉の自然をまもる会」。
未だ自然保護という概念が日本では確立していなかった頃の事象。
「自然保護」という言葉を提唱されたのは、当時の横浜国大の宮脇 昭博士。
そして「鎌倉の自然をまもる会」の会長は、酒井恒博士であった。
酒井先生は、蟹研究の世界的権威、昭和天皇のご学友でもおられた。
昭和天皇との共同研究成果(発見)で世に紹介された新発見種の蟹。
分類にサカイラ属が新設され、新種の蟹学名に「天皇」と表記された。
和名の「相模おさちら蟹」学名:Sakaira Imperial、感慨深い。年頭にも記したが。
自然環境保全を訴え、精力的に提案した「鎌倉市民」と言うタウン誌。
地域の歴史的環境を守りたいと開発に再考を求めた市井の人々。
そして古都を、伝統由緒ある環境保全を提示した「全国歴史的風土保存連盟」
地道な活動をされた原 実、安田三郎、地権者天野久彌、3氏を思い出す。
歴史的環境保全から町並み保全へと保全の輪はひろがった。
神奈川県政史の中で内山岩太郎知事の姿勢は、環境保全の先駆者と言えよう。
昭和30年代から40年代は、環境保全の節目の時代と思える。
同時に国の安全保障での歴史的事象が判明しつつある現在だが、
裕仁天皇、明仁天皇と戦後の安寧にご尽力願った事への感謝は忘れてはなるまい。
今般即位された徳仁天皇のより良き行動に供せるべく法整備を検討すべきだろう。
近隣諸国との種々の問題も含め、国の基本を考え改善を検討すべき「憲法問題」
憲法9条の条項ばかりが取り沙汰されるが、全体に見直す事を希望して止まない。
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