《時節・_・襍感⇔“轍を思う・・花菜ガーデンの薔薇”》
今年も“春の薔薇”を鑑賞に出掛けた。県内に多々ある中で注目してる植物園へ。
そこは、花菜ガーデン。でも薔薇の季節は、入場料が高い(それでも観たい)!!
先月訪れた日は、日曜日でもあったが大盛況、臨時駐車場も満杯であった。
薔薇が超人気なのか??分からないが、園内の自然的景観の成長変化に誘われる。
散ってしまったか四季咲きの薔薇、“グルスアンテプリッツ”秋に見つけよう!?!
平成28年に宮澤賢治ゆかりのバラ苗木が花巻市(平塚市の姉妹都市)から寄贈された。
花巻出身、宮澤賢治の生誕120年を記念しての苗木、一部を花菜ガーデンに植栽。
植栽された四季咲きの薔薇は、“グルスアンテプリッツ”赤花のオールドローズ系。
' Gruss an Teplitz ' 《(テプリッツへの挨拶)、南独地方・Gruss godが挨拶表現》
1897年 Rudolf Geschwind(ハンガリー人、ルドルフ・ゲシュヴィント)作出。
「テプリッツ」は作出者の生まれ故郷の地名(チェコ語「Teplice テプリチェ」)。
和名を「日光」と呼び、明治時代から栽培されてきた薔薇。
この「日光」という薔薇、1929(昭和4)年頃に、
宮沢賢治の主治医・佐藤隆房博士の新築祝いに贈ったバラの中の一品種。
戦後瀕死の状態だったのを、花巻ばら会(1964年創設)の伊藤弥典氏が接ぎ木で蘇らせた。
以来、大事に育て継いでこられ現会長吉池貞藏氏を始め会員のご尽力で寄贈いただけた由。
この「日光」の親子関係Sir Joseoh Paxton X Fellenberg X Papa Gontier X Gloire d
この薔薇の性質を生かし、将来的にアーチやトレリス等で四季咲アーチを造ってほしい。
良い香りのアーチを通るなんて仲々なものである˖✶*・ 宮沢賢治「雨ニモ負ケズ」に、
「アラユルコトヲ . ジブンヲカンジョウニ入レズニ . ヨクミキキシワカリ . ソシテワスレズ」
ロマンある人と人との繋がりなのに、開花してた薔薇に夢中で見過ごしてしまった。
薔薇の寫眞を整理していて思い出した。人と鉢植えの多さで疲れてしまったのだが。
ピクニック気分で先に木陰で昼食をとったのがいけない。美味しすぎた!?!
「2019/05/19平塚市・花菜ガーデン」