“何・薮蘭!?!”《襍感・/・点描‘17-16’》


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ヒメヤブラン(姫藪蘭)クサスギカズラ科(Asparagaceae)
学名:Liriope minor (Maxim.) Makino
ヤブランよりちょっと小形。多分姫薮蘭。
花の大きさに大差ないが、花の付き方がヤブランは連続して付くが、姫は、まばら。
又、ヤブランは日陰を好むが、ヒメヤブランは日当たりの良い場所を好む。
根は、先端付近で肉質の紡錘形に太る。葉は、狭線形で基部は膜質の鞘に被われ葉縁は平滑。
花茎は、葉よりかなり短い。花は、単生か2~3個で束生する。
まれに白花のものもあり、シロバナヒメヤブランという由。
コヤブランにも似ているが、中々見分けられない(私観)。
居所近くの公園で偶然見つけたのだが、果たして何薮蘭か??確信は、持てない。
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《時節感慨・・ひとりごと・・》
隣国の報道発表に驚く。日本国政府の対応は聞こえてくるが、しかし!?!
国会野党の見解が見えない。有事の際は、ただただ、政府批判で終わりか??
脅威に対する前後策を何故に協議しないのか、不可思議だ。

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“2017年8月・・今”《襍感・/・点描‘17-15’》

葉山・鐙摺からの富士嶽

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神奈川県葉山町に「鐙摺」(アブズリ)と呼ばれてる所がある。
あぶみ‐ずり【×鐙×摺】
1 馬の脇腹の、鐙が当たる部分。また、鐙が当たってできたたこ。
2 鎧(よろい)の脛当(すねあ)ての内側下部。かこずり。
3 播磨革(はりまがわ)などで作った簡単な障泥(あおり)。
4 馬の鐙がすれるほど、道幅の狭い箇所。あぶずり。 .
(出典・小学館/デジタル大辞泉)

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説では;
鐙摺あぶずり
神奈川県三浦郡葉山町北部の一地区。逗子(ずし)市南部に接する。
海岸沿いに国道134号が走る。海岸道は中世までは古東海道の一部であった。
平安末期から三浦氏の一族、大多和義久(おおたわよしひさ)の別館があったが、
1177年(治承1)伊豆の蛭ヶ小島(ひるがこじま)に配流中の源頼朝が訪ねたおり、
近くの小山に築城(現鐙摺城跡)しようと検分したが、道が狭く急で、
岩に鐙(あぶみ)が摺(す)れたので頼朝が「鐙摺」と命名したのが地名のおこりと伝える。
小山下の船溜(ふなだま)りはわが国近代ヨットの発祥地で、現在もヨットハーバーがある。
この付近から逗子市境にかけた一帯の基盤地層に、日本列島の生成史、
即ち第三紀の造山運動を物語る「鐙摺の不整合」が露出していることでも有名。[浅香幸雄]

鐙摺城址(あぶずりじょうし)
源頼朝にゆかりの深い葉山の鐙摺城址(鐙摺山)は、旗立山とか軍見山とも呼ばれ、
鐙摺城址、鐙摺山山頂は、小さな平場になっている。
国道134を下り、逗子の渚橋を右折して少し進むと日影茶屋がみえ、
その対面に高さおよそ25メートルくらいの小山があり、これが鐙摺城址(旗立山、軍見山)。
鐙摺城址へは日影茶屋の駐車場脇から登る。
山頂からは逗子、鎌倉の海岸沿いを見渡せ、江ノ島や富士山を望むことができる。
小さな山には、3つの歴史がある。
鐙摺城址は、 1177年(治承元年)、挙兵前の源頼朝が三浦を訪れた際に逗留した場所か!!
又、 1180年(治承4年)8月、挙兵した頼朝のもとに参じるため、
三浦一族300騎は鐙摺城址の北側にある小浜から出向したが、河川の氾濫などで間に合わず、
その間に頼朝は石橋山の合戦に敗れてしまった。
三浦一族の軍勢は引き返すが、帰路、由比ヶ浜のあたりで畠山重忠の軍勢と小競り合いとなった。
その時、軍勢を率いた三浦義澄はこの山に旗を立て軍勢を鼓舞したとの伝説から旗立山とも呼ばれている。
更に時代は下り戦国初期、北条氏に滅ぼされた三浦一族は再興を果たし、
三浦道寸を領主として三浦半島に勢力をもっていたが、今度は後北条の北条早雲に滅ぼされてしまう。
その戦いの最中、1512年(永正9年)、北条早雲と戦い小坪の住吉城(住吉城址)から撤退。
退却する三浦道寸はこの山に登って物見したといい、この逸話から軍見山と云われるようになった。
山頂の平場には葉山町指定史跡になっている「伊東祐親入道供養塚」がある。
『曾我物語』に「伊東祐親入道は三浦の鐙摺というところで首をはねられた」とあることに由来している。
塚は石を重ねた簡素なものだが、中々の趣きがある。
伊東祐親入道は伊豆の豪族。源頼朝の伊豆配流時代、北条とともに世話をした伊豆の名族でもあった。
祐親には4人の娘があり、この内3女と頼朝が通じ合い男子が生まれ千鶴御前と名付けた。
大番勤のため祐親は京都におり、伊豆に帰ったのは千鶴御前が3歳になった時であった。
この事を知った祐親は激怒し、千鶴御前を殺してしまう。さらに3女をむりやり北条義時に嫁がせた。
その上、頼朝を夜討にしようとしたが、失敗に終わる。
平氏が倒れ、源氏の時代となると源頼朝にこのような不信を働いた伊東祐親が許されるわけもなく、
生け捕りにされ祐親の長女が嫁いた三浦義澄に預けられたのち、鐙摺において首をはねられた。
源頼朝の愛妾、亀の前、「鐙摺」というところは源頼朝と縁の深い場所である。
頼朝は愛妾、亀の前を小坪飯島にある伏見冠者広綱の家に住まわせていた。
1182年(寿永元年)11月10日、頼朝の御台所であった政子は北条ゆかりの牧宗親に命じて広綱館を壊させたため、
広綱は亀の前を鐙摺にある大多和義久の屋敷に逃した。それがためか、頼朝は度々義久の屋敷を訪れ遊宴を催した。
今の鐙摺バス停まえに小さな浜がみえる。三浦一族300騎が船出した小浜の名残だ。
時代はさがって、現代。この小浜脇が近代ヨットハーバー発祥の地。色々と由緒ある地だ。

僕の青春時代、思いである地、又、味の素創業の地でも在るが、今や知る人も少ないだろう。
青春時代、画像探しによくよく通った場で見た富士山、今も景観は変わらない。
鐙摺の隣に森戸海岸があり、夏に母校の海の家で時折たむろして法律談義をした。
当時と今、我が考えは、変らない(改憲思考)。当時も改憲などと主張される先生は、極少数だった。
今の社会情勢・国際関係・安全保障等を思うと、基本法たる憲法を再考すべき時、と思うのだ。
「原爆」 「核保有」 「被爆」 「抑止力」
「広島」「長崎」 「チェルノブイリ」「福島」其々の地で爪跡・資料を見てきた。
核兵器廃絶・・不戦、その上での安全保障を如何に考えるか。。。!

《時節感慨・・ひとりごと・・》
1945年8月6日広島に、同年8月9日長崎に相次いで投下された原子爆弾、
その投下で20余万人もの人々が亡くなった。
更には、放射能被曝による後遺症は、70年を以ってしても消えていない。
これほどの現実が在る故に、あったが故に核兵器の脅威を想像できるのである。
核保有国が、新たに保有しようとする国を批難する事自体、おかしなことだ。
兵器によってではないが、放射能を浴びてしまった人々もいる。
だが、核実験を知らされずに、放射能を浴びて苦しんでいる人々の存在は、更に悲惨だ。
隠蔽されてる、否、平然と汚染を放置している核保有国、とても許す事などできない。

戦争の悲惨さを身をもって体験した日本にとって、永遠に不戦の誓いを持ち続けたい。
だが昨今の日本を取り巻く環境の変化に、如何に対処すべきか真摯に検討しないと。
余りにも、ある種の平和ぼけに在るのが今の日本人だ。
戦争は、反対だ。がしかし、国を守る、国民を守る策は、講じる必用はあるだろう。
安全保障、国防を考えれば、国法の基本たる憲法の見直しを切に願う。
先進国と言える如くに復興!?!した日本は、弱小国と言われる国々に援助の手を。
隣国の脅威・・・遺憾ともしがたい。
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“地域限定の花”《襍感・/・点描‘17-14’》

イズカモメヅル(伊豆鴎蔓) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Vincetoxicum izuense T.Yamashiro
!?!


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イズカモメヅル(伊豆鴎蔓);
コバノカモメヅルの変種で伊豆半島の海岸近くに分布。
コバノカモメヅルより葉ガ丸い。
カモメの名は、葉がカモメの翼に似ることから。他にアズマカモメヅルが在る。
絶滅危惧2類 (VU) 、一般的に砂礫地植物(海岸性)と言われている。
草丈30~80cmで茎は先端が伸びてつる状、葉は下部は厚く丸みがある。
コバノカモメヅルの海岸型といった感じである。(「海岸草木列伝」近田文弘著)
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓・学名:Vincetoxicum sublanceolatum)は、
都心で見ることもできる野草らしいが、箱根湿生花園でしか拝んだことがない。
かもめづるとは、葉がカモメの翼に似ることからに由。
数年前に伊豆高原近くの海岸線で確認した。
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《時節感慨・・ひとりごと・・》
安倍首相は8月3日、内閣改造を行い第3次安倍改造内閣を発足させた。
戦後の内閣の中でも成果・結果を出している方だが、倒閣しか表に出てこない(マスメディア)。
野党の無策でしかないのだが・・・・!?!
どうか、隣国の脅威を払拭する対策を示し、実践してほしく願うばかりだ。


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“可愛い果実”《襍感・/・点描‘17-12’》

ハマナス(浜茄子)の果実  バラ科(Rosaceae)
学名:Rosa rugosa
別名: ハマナシ(浜梨)
可愛い果実と鋭い棘を持つ樹茎。
「箱根湿生花園」

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ハマナス(浜茄子)の果実。
ハマナスと呼ばれていてもバラ科の植物。
花やトゲのある茎や葉を見ると明らかにバラ科と映る。
仲間には コハマナス、マイカイ、白花のシロバナハマナスがある。
実がナシに似る??でハマナシ(浜梨)がなまったという説が有るが、
赤い実を見ると、ナシには見えず、ナス科のトマトそっくり。
海岸の砂地に生え、樹高、1~1.5メートル。
1~2回3出複葉の葉は毛で被われ、枝には棘が多くある。
6月から7月ごろ、枝先に淡い紅色の5弁花を咲かせる。
花後の果実は平たい球形で赤く熟し、食べることもあるらしい。
画像は、多分園芸品種でルブラ(cv. Rubra)ではなかろうか???
茨城県鹿嶋市大小志崎が「自生南限地」と言われている(日本海側は島根県)。
太平洋側・日本海側ともに南限が「鹿島」という地名区域とは、偶然か??
数年前に茨城県北茨城市「五浦海岸」でも見た。
津波に耐えたのか、偶然発生したものか??いずれにせよ自然は凄い。
花には芳香がある。庭木、鉢植え、花材に用いられている。
果実にはビタミンCが多く含まれている。又、根にはタンニンを含み染料とされている。
花弁を乾燥させた生薬は胃痛、下痢止め等に用いられた。花からは油をとって香料に。

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《時節感慨・・ひとりごと・・》
隣国で又々、ミサイルの発射・・実験??を、それも今回は、東北・北海道方面。
あちこちへと打ち上げているのに、国内では打倒政権への愚論主張ばかりが目立つ。
国防・安全保障問題を蔑ろにして、国会議員の役割って何だ???
個人的には、僕自身の体調不良もあってボヤキばかりが出てくるのだが。。。
マスメディアの印象・・引証??操作は、あまりにも悍ましい。
わが子たち年代は、ネット等で諸論考を比較、自己判断はできようが、、、!
我々老齢者年代は、地上波TVや新聞が殆どのニュース源だろう。
獣医学部問題で、最後の岩盤規制を作り上げたのが前地方創生大臣だった!!
族議員は、与党内に多い。この問題が出てこないのがおかしい。
現政府の方策は、現実に見合っている。
憲法論議・憲法改正は、早急に対処しないといけない最重要問題だ。

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“山あいの華”《襍感・/・点描‘17-11’》

キバナアツモリソウ(黄花敦盛草) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cypripedium segawae
プロフィールも中々のものだ^^)。


※ ※ ※ ※ ※ ※
キバナアツモリソウ(黄花敦盛草);
アツモリソウの黄色花種。形態として良く似た花にクマガイソウがある。
キバナアツモリソウはどことなく地味な花だ。
花は、葉の間だから花茎を伸ばして先端に咲く、草丈10~20cm位と言われている。
この面白い姿の為か盗掘が多く、絶滅危機種になってしまった。
昔、若いころ林野庁の山岳指導員をさせていただいたことがあった。
当時、山で使う「背負子」作りの名人を探して7月だったか?入笠山の麓を訪れた。
現物がなく、その年の秋でなければ作らないと云われた。
仕方なく周辺の植物をお聞きしたのだが、大まかな場所的位置周辺に咲く花を教えて頂いた。
作業場の脇をお借りして、ツエルトを張って3日間「ホテイアツモリソウ」の標本等を採取した。
バイトの特権・・植物採取に精を出した。
しかし花との出会い出合いは、中々訪れない。漸く3日目に群落を見つけた。
ホテイアツモリソウを探せたと喜んで2株採取して違う道を進むとキバナノアツモリソウが!!
キバナノアツモリソウの群落が眼前に広がっていた。場所的に熊が餌を求めて来るような場所。
キバナノアツモリソウは、笹で日差しが遮られ、風通しが良い場所に咲いていた。
生きている花々の場所は、人間にも気持ちよく感じる場所だった。
喜びいさんで山荘の老人に報告、笑った尊顔が今でも脳裏にある。
この老人、持って帰る処方を教えてくださり、お使いの背負子に括り付けて下さった。
夕飯は、ええ・・・・! 早く帰宅しろと。お言葉に甘えて駅まで車を走らせてくださった。
この時の2種類のアツモリソウ、東北方面の植物研究機関に継続して毎年花を咲かせている。


先日、白州のワイナリーを案内する機会があった。東京で、行動予定を説明した時、
お供をさせて頂いた方々にちょっとめずらしい野生の植物を見に行きましょうと、話しておいた。
事前に情報を得て目的地に向かうと、少なくなった感があったが、キバナノアツモリソウを探せた。
己の趣味を押し付けたようでもあったが、皆さん喜んでくださた、と確信してる。

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《時節感慨・・ひとりごと・・》
7月13日夕方に2010年のノーベル平和賞受賞者、中国人の劉暁波氏が死去されたとネット情報を得た。
日本では、余り大きく報道されていないようだ。何故なんだろう。
世界での人権弾圧の極みだった「劉暁波氏」の報道は、隣国の日本人としても哀悼の意を表明すべきだ。
こうした中、『ニューズウィーク日本版』(7・25)が追悼号を出した。
中に「中国と世界に遺した劉暁波、魂の書簡」と言う頁があった。
2010年のノーベル平和賞授賞式で読もうとしながら、出席がかなわず代読されたメッセージ。
もともとは前年に行われた「08憲章」をめぐる裁判での最終陳述書だった由。
〈妻の劉霞に、そして祖国に宛てたこの「手紙」は7年がたち、
本人が死去した今も劉の生きざまを雄弁に物語っている〉
〈あなたの愛は高い塀を乗り越え、監獄の鉄格子を貫く太陽の光だ。
その光は私の皮膚をなで、私の体の全ての細胞を温め、心に平穏と開放、快活さを常にもたらし、
獄中の全ての時間を意義あるものにしてくれる。
(中略)たとえ粉々に打ち砕かれても、私は灰となってあなたを抱き締めることができる〉
そして祖国への思い。
〈私は自分が、中国で綿々と続いてきた言論弾圧の最後の犠牲者となることを願っている。
(中略)表現の自由は人権の基礎であり、人間らしさの源であり、真実の母でもある。
表現の自由を抑圧することは人権を踏みにじり、人間らしさを抑え込み、真実を封印することだ〉

隣国の実情は、本当のところわからない。けれど諸々情報によると、自由とは何か、と危惧する。
中国の植物の素晴らしさ奥深かさ。朝鮮人(李朝)の木工技術の素晴らしさ。
諸々、素晴らしい文化を持った国が、何故に思想的に偏向するのか・・・不可思議だ。

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“池・沼の華”《襍感・/・点描‘17-10’》

ヒツジグサ(未草) スイレン科(Nymphaeaceae)
学名:Nymphaea tetragona Georgi var. tetragona
別名: カッパグサ, カメバス, コレンゲ等々
ヒツジグサを間近で観ると、蓮のような艶やかさは感じない。
しかし蕊や花弁は、独特の風情がある。
日本固有種であることが、日本人として見ると、楚々として感じるものがあった。


※ ※ ※ ※ ※ ※
ヒツジグサ(未草)は、スイレンの花より小さく、5~10cmの花をつける。
ひつじ(未)の刻、午後2時ごろに咲くというが、朝の10時に花は開いていた。
山のヒツジグサは早起きなのかも知れない。
なおスイレンの正式名もヒツジグサで、園芸種をスイレンと呼ぶとのこと。
多年生の水草で地下茎は太く短い。すいれん属唯一の日本固有在来種である。
葉は卵円形かあら楕円形で底着し,長さ8~19cm,幅5~12cm。
花は白色で広披針形から狭卵形,6月から9月に咲く。
花弁は8~15枚。果実は水中で成熟し萼に覆われている。
昔、花は止血や鎮痛剤に利用された。
花名の由来は、開花時期が昔でいう「羊の刻」つまり午後2時頃であることから。

「研究者ノート」(筑波大;加藤雅啓)
睡蓮科は今生きている日本の植物の中で最も原始的な被子植物である事は案外知られていません。
かつてはモクレン科とかキンポウゲ科などが最も原始的であると考えられたことがあったが、
最近の分枝系統解析からそうではないことがわかりました。
ちなみに、世界で最も原始的な被子植物はニューカレドニアに固有のアンボレラです。

高原で見る風情は、最近人気があるとか。そして高山では、同じ頃にコマクサが見れる。
植物鑑賞の聖地、 尾瀬ヶ原池糖では8月頃に見れた。
今年の「志賀高原」は天候に恵まれなかった。己の所業故か。
でもつかの間の光景っは、迫り来るものがあった。
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《時節感慨・・ひとりごと・・》
以前、鎌倉の鶴岡八幡宮源氏池の「孫文蓮」のことを記したが、未だ仔細は分からないままだ。
元気なうちに池の蓮DNAを調べて欲しい。観光だけでなく史実としてとどめてほしく感じる。

親父の知り合いを訪ねて花めぐり行脚をしている。
夏期は、出向くのがおっくう、怠惰な感覚でいるのだが。。。!
現役としての実務処理から身を引きのんびりと気ままに過ごせると、思っていた!?!
それば間違いで、知人の関係者が来訪、応対に四苦八苦の日々である。
案内する出先で、植物鑑賞をこっそりとできる時が至福なとき。

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“樹上の華”《襍感・/・点描‘17-9’》

フウラン(風蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Neofinetia falcata (Thunb.) Hu
別名:フウキラン(富貴蘭)
移植されたものと思えないほどの姿だった。


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フウラン(風蘭)
セッコクと同じ様に木や岩の隙間に根を張り出したまま成長する着生植物。
日本の蘭原種の一つ。純白な姿、形が美しいことで園芸用として流通している。
が、自生固有種は絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
葉は多肉質で湾曲し7月頃に下方の葉鞘腋から花茎を伸ばす。
花は白色で2~5花を総状につけ、花被片は長さ10mmくらいで細長い距を持つ。
栽培され園芸品種も多い。黄色やピンク色の花のものまで出回っている。
ヒスイラン属 Vanda に分類する説もある。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

《時節感慨・・ひとりごと・・》
昨年の7月、ブログルに「フウラン」の事を記載した。
親父の後輩より、山に移植したものが花を咲かせたと! お便りを頂いた。
ご自宅近くに所用があり初めてお訪ねした。裏山全てが自邸内!!
早速、散策に・・山麓の湿った所、古木の高所に風蘭が咲いている。
都会の喧騒を離れての日々、かく有りたいとしみじみおもった。
この所、かつてお世話になった諸師の関係者が来訪され各地を案内してる。
個人的なかつ癒やされた一瞬、感慨深かった。
昔、山で採取した植物を鉢植えにして育て、場所は違えど山に帰った風蘭。

帰宅して、梅雨明けしたことを知った。だが、天候自体は早、真夏の体だ。
長い目で見ると、季節感・天候自体が変化しつつあるのかもしれない。

各地を訪ねてみると、事象情報が、テレビ(地上波)と新聞に寄る事が多い。
とりわけ中高年層では?? ネット社会は、都会に限ったことのようだ。
地域での違いを分かっているからか、大手メディアは、偏った報道をする!?!
知らせない自由って??? 報道は、真実を全て見せるべきである。
比較衡量するのは、個人の自由だ。しかし知らされていなければ分からない。
せめてNHKは、ありのままの報道に心すべきだろう、って思うのは僕だけか。
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“朝顔”《襍感・/・点描‘17-8’》

アサガオ(朝顔) ヒルガオ科(Convolvulaceae) 
学名: Pharbitis nil (L.) Choisy
Ipomoea nil (L.) Roth.
朝顔って全く分からない!?!
浴衣って、ヤッパリ情緒ある。いいなぁ~~!


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アサガオ(朝顔)
日本の夏を代表する花の一つだが、中国原産か??
遣唐使が奈良時代末期に薬として種子を持ち帰ったと云われている。
江戸時代に観賞用として多くの品種が作られた。
日本原産としてノアサガオがあるらしい。
名前は朝に花を開くことからだが、ヒルガオと同じヒルガオ科。
コヒルガオ、ハマヒルガオ、さらに、ユウガオ、ヨルガオ種もある。
アサガオは種から発芽するので、種を撒くと毎年アサガオの花がを見られる。
古くから漢方でこの種子を牽牛子(けんごし)と呼び、下剤や利尿剤に利用した。
広く栽培されている割りには、野生化したものが少ない。

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《時節感慨》
未だ梅雨明けしていないが、この季節の風物詩のひとつに「朝顔市」がある。
東京では、数カ所で開催されるようだが僕が参ったことがあるのは「入谷朝顔まつり」。
大きな朝顔市で入谷鬼子母神や言問通りに60軒程の朝顔業者と沢山の露店が並ぶ。
入谷の朝顔市は、江戸時代末期頃から開催されているといわれている。
日本における園芸種栽培の代表的な花の一つ。植木屋が造っていたようでもある。
江戸時代からの「夏の風物詩」「江戸っ子に親しまれてきた朝顔」。
かような表現がぴったりとする、伝統・・情緒あふるる催し。今後も続いて欲しい。

後先逆だが、又々、九州に甚大な災害が起きてしまった。
洪水により歿した方々に哀悼の意を、そして被災された方々にお見舞い申し上げます。

改めて思いますのは、森林等の「治水対策」です。
文明の進歩により木材の需要低下、其れによる森の保全を疎かにしてきた。
一方、戦後の「自然保護」の美名の基に森の整備を放置してきた。
「保護」「保全」という内容が混沌として、言葉だけが一人歩き、本質を忘れていた。

今国会で騒いでいた「大学設置」に関する問題が、論理的に「今災害」にも符合する。
既得権益でのせめぎ合い。つまりは、行政官庁と政治との攻防そのものである。
森林国である日本が、国土開発での強い線と弱い線の見極めを怠った。
これは、行政の中央集権化が災いしたものと思える。
各地独特の地形・気候風土に基いて、其々の地域で熟慮、対応することだ。
「地方創生」って、早急に検討されることだろう。
「ボトムアップ」「トップダウン」とか云われているが、
トップが「地方創生」を意識して「岩盤規制」を打破したのが、今回の問題だ。
本質を語らず、手続きが不透明???こんな主張は間違っている。
体制・反体制的で、党利党略だけで中身など全く無い質疑応答。
今件に関して言えば、獣医師育成だけの問題か???
各地における研究機関、拠点を如何に考えるかも重要事項であったはずだ。
天下りも一概に悪いとは思わない。天下り先が中央に多いのが問題。
それと、以前、「事業仕分け」等と悪結果をもたらした政治家が全く反省していない。
政権与党の体たらくも呆れるが、現政権の方向・事の進展は、評価をして然るべき。
隣国等々の事象を、危機感を国民としても意識すべきではなかろうか。
少し異国を知る者として思うのは、早急なる国防の強化!?!
自衛隊って、災害時の救援隊だけが任務ではないでしょう。
自衛隊員の地位を確立すべきが、優先と切実に感じます。
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“湯河原~箱根”《襍感・/・野華17-15‘》

箱根山中で見つけた植物。

※ ※ ※ ※ ※ ※
先日、キジカクシ科(Asparagaceae)のナルコユリ属;
*ナルコユリ(鳴子百合・Polygonatum falcatum A. Gray)、
*オオナルコユリ(大鳴子百合・ Polygonatum macranthum)、
*ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合・Polygonatum lasianthum Maxim)、
上記種類のひとつと思われる植物(上記画像)を見かけた。
箱根旧街道、頂き近くで出会った。
斜面に1本だけ見かけたが近くにもあるかもしれない。
いかにも自然植生って感じで実に立派。
最近知った山小屋カフェでお茶を頂きながら談笑、至福のひとときだった。

※   ※   ※   ※   ※   ※
箱根の西南側に位置する「真鶴,湯河原」。
この地域は湯河原火山の鞍掛山,孫助山,箱根古期外輪山の大観山,白銀山,
聖岳峰から早川口の相模湾へ落ちる軸線の南西地域である。
神奈川県の西南部に位置し,三浦半島先端部に次いで最も温暖で,
年間降水量も豊富であることから暖地性植物と特にシダ植物が多く見られる。
沿海部は本来は椎帯の常緑広葉樹林だが、海抜200m以下の大部分はミカン類の栽培地だ。
真鶴半島に続く上部の幕山,南郷山方面の中腹は火山砕屑岩や安山岩系の礫で構成され,
植生は貧弱だが、幕山の上部はススキ草原があり向陽を好む草本類の種類が多い。
だが遊歩道整備を行い山頂部に大量の砕石を敷いた事により乾燥化が進み環境劣化を起している.
かつてよりあった植物は、絶滅に瀕している。
新崎川幕山堰堤付近にはサクラガンピの大径木とコカラスザンショウ(神奈川新産種)が見れる。
幕山にはタチフウロ,イヌガンピ,カセンソウ,イヨカズラ,ヒキオコシ,ハバヤマボクチ,
ソクシンラン,カキラン,ヤマトキソウなどの草原の植物が見られる.
南郷山下ではコガシワ、南郷山の北東側の採草草原中には小湿地があり,カキラン他特殊な草本がある由。
稀産種としてはキバナノショウキラン,バリバリノキ,ヒメバライチゴ,ダンドタムラソウ,カギカズラ,
イズカニコウモリ,シマホタルブクロ(真鶴道路)等が散見できる由。
※   ※   ※   ※   ※   ※
湯河原~伊豆半島に関して両親のメモ等を観ると、散策する場所は、山ほどある。
それらを見て回るのにどれだけ時間が必用か??ちょっと焦る。伊豆半島は、植物の宝庫。
山間に分け入りたい、植物観察散策を処したい。楽しみは、増えるいっぽうだ。
みかん入り温泉・・・!!も魅力のひとつである。秋には、ススキを見に行きたい。
幕山(幕岩)は、昔・登攀練習をした懐かしい所。その登山口まで所用あって出かけた。
岩場はそのままだろうが、周辺は全くの様変わりだった。秋に岩場まで行ってみるか!!
伊豆半島の四季、様々な植物を追いかけて。。。準備もできつつある。

《時節感慨》
昨日、参議院閉会中審査が行われていた。今朝の大手新聞紙一面を見て驚いた!?!
昨日の参考人発言の一方的部分しか報道されていない。あまりにも偏っている。
ネット録画をつぶさに見れる時代だが、だれしもがみてるわけでもあるまい。
昨日の閉会中審査の中で、これぞ質疑応答と関心する場面があっただけに紙面には呆れた。
公平に議論を紹介していない。この偏った報道は???
揚げ足取りでない真っ当な議論が、久しぶりに見られたのに。
今は、国土防衛・災害救援、急務的事項が沢山有るのに・・・しっかりしてほしいょ国会議員さん。
「己ファースト」な議員が多い。これは、選ぶ側にも問題がある。
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“あぢさいに想う”《襍感・/・野華‘17-14》

ヤマアジサイ(山紫陽花) アジサイ科(Hydrangeaceae)  
学名:Hydrangea serrata (Thunb.) Ser. var. serrata
Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. var. acuminata (Sieb. et Zucc.)Makino
別名: サワアジサイ(沢紫陽花)
ひっそりと咲いていた紫陽花・・・「里紫陽花」と呼ばれる自然交配種ではないか??

※ ※ ※ ※ ※ ※
ヤマアジサイ(山紫陽花)、別名サワアジサイ(沢紫陽花)。
外側の大きな花弁は装飾花、萼が変化したもので萼アジサイと同じ形態で判別しづらい。
別名のサワアジサイに相応しく谷沢すじに沿って生育すると説明されて来た。
が実際の環境では、里や海辺近くでも散見する。又、ノリウツギとも見分けが難しい。
幹は灰褐色で樹皮が薄く剥がれてる。葉は対生で薄く広惰円形~長楕円形。
縁にガクアジサイより小さい細鋸歯がある。光沢はなく葉裏に縮毛がある。

※  ※  ※

《時節感慨》
早いもので7月に入ってしまった。日頃の行動を思うと少々焦ってしまう。
扨、さて東京都の都議選も愈々選択審判、結果がでようとしている。
都民でないから単なる野次馬であるが、「選挙運動!?!」って。。。!?!
選挙戦終盤になって、スキャンダル的・三面記事的報道が紙面を賑わせている。
選挙結果が、それぞれの政党に大いに影響するのはわかる、理解できるところだ。
が、党利党略的なる事が多い。誹謗合戦をして何の意味があるか、虚しくないのか?
過去の都政に於ける反省が、全く出てこない!?! 都行政・都議員の驕りが見える。
「民意」とか「議会制民主主義」の本質が、忘れ去られ蔑ろにされている。
視点を変えて、文明・文化。文明の進歩は大いに歓迎されよう。
他方の文化は、脈々と受け継がれてきた歴史を尊び慎重に熟慮すべき事である。
政治を司る人々にはもっと高見識を持ち「現況」の上に立って対処されたい。

上画像の様な自然環境は、人間の拙速感に警鐘を鳴らし、ある種の暗示を示している。
開発された海岸部裏手丘陵に萼紫陽花と山紫陽花の自然交配種?がひっそりと咲いていた。
この種のアジサイが出現するのにどれ程の時間を要しているかは分からない。。。!
そんな中で人は、身近な所で雑草(草花)を邪魔扱いして無造作に刈り取ってしまう。
己にとって邪魔(美観感覚)かも知れないが、雑草と言えども存在価値あるものだ。
人間は、「もっと慎重に」、物事そして動植物に対峙すべきと思うことしきりである。
「余地を残す」「余裕を持って対処」、心したいことだ。
元に戻って・・選挙・投票って、議員の資質を問うて選ぶのではないか??
昨今の国会審議や今の東京都議会議員選挙を傍観してると、「民意」って何??と思う。
個々の立候補者の素顔は、当選して初めてわかってくる。選挙って、賭け事みたいだ。
「行政がねじまげられた」等と叫んでいる元官僚の発言に、それこそ違和感を持つ。
行政を監督するのが、政治家の役割だ。憲法をしっかりと熟読せよって申し上げたい。
その上で、憲法改正議論を高めてくれると嬉しい。
文科省は、絶大なる行政特権を利して来た。その官僚諸氏も大いに反省すべきと思う。
報道機関も過去の実情経緯の基に立って真摯に報道されん事を切に望みたい。
ゴシップ的問題ばかりで「元文科省事務次官」の仕事経緯が知らされない。。。!
新中学校学習指導要領が平成33年(2021年)に変わる。
地道に改定思案を模索してきた若手官僚の努力が報われる。
特筆すべきは、具体的事例を示していることだ。踏み込んで指導することを示している。
かつての官僚の下では、到底表示されなかった事と推察する。
次代を担う若者に明快な史実を教えることは、とっても大切なことだ。
国会審議でこうした事を深く議論してほしく思うのである。
曲解した・・・洗脳的教育がまかり通ってはいけない。
此処に来て、自国の意思表明をしっかりと発信してる政府の外交姿勢は、高く評価される。
東京都を観ていて、「市場」に当てられてる経費、福祉に回っていたら、諸々!?!
地方あっての東京であることを忘れていまいか、って素朴に思う。
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