“WG-1「恋しい小春日和ー海気浴」”《襍観・/・点描‘16-73》

テリハノブドウ(照葉野葡萄) ... テリハノブドウ(照葉野葡萄) ブドウ科(Vitaceae)
学名:
Ampelopsis glandulosa (Wall.) Momiyama var. glabrifolia (Honda) Momiyama
何か??を探している親子。 何か??を探している親子。
役目を終えた貝殻。 だが、 瀟... 役目を終えた貝殻。
だが、
瀟洒に見せてくれる。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ヤマブドウやエビズルと同じくブドウ科のつる性植物。
木性の蔓植物。葉の縁には粗い鋸歯があり無毛(野葡萄は有毛)。
春~夏に集散花序の小さく緑黄色を帯びた花を咲かせる。液果は球形。
ハエ等の幼虫が寄生し虫えいを作る。それ故、色々な色を見せる。
海岸近くに自生している。

※  ※  ※  ※  ※
小春日和(balmy autumn weather, Indian summer, St. Martin's summer)
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より
小春日和(こはるびより)
晩秋から初冬にかけて現れる穏やかな暖かい晴天。
小春とは旧暦 10月のことで,太陽歴では 11月から 12月上旬にあたる。
厳しい冬を前に現れる温和な天気を喜んだことばで,
アメリカや西欧にも冬を前にしたこの時期の穏やかな晴天をインディアン・サマー,
老婦人の夏などと呼ぶことばがある。
*   *   *   *   *
少し前の穏やかな天候の週末、レディースサラダ(大根の一種類)を探しに出かけた。
そこは、横須賀市と葉山町の境目の所。今年は、未だだった(遅い)。
仕方なくお気に入りの食堂に寄った。
若いご夫婦が、数種類のみを提供しているこだわり在る食堂。
大根に出会えなかったが、旨い・美味なる昼食で至福のひとときを貰った。
この食堂、最近人気で予約をしないと☓。1時間以上も待った。
其の待ち時間を三ツ石で、、、のんびりとした良い雰囲気、お気に入りである。



「横須賀市秋谷(三ツ石)2016/11/07」


#ブログ #植物
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“WV-2白色の薔薇”《襍弔意・/・点描‘16-72》

薔薇・白雪姫「シュネーヴィッチ... 薔薇・白雪姫「シュネーヴィッチェン(アイスバーグ)」
Schneewittchen(Iceberg)
フロリパンダ系;作出者;Kordes,R.(1958・Germany)


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
白く実に清楚な雰囲気を持つとっても好きな薔薇。
トゲが少なく枝も細くうつむき加減に咲く。
ティーローズ系のさわやかな香り。
Schneewittchen、「白雪姫」とかIceberg「氷山」と言われている。
四季咲き性で花径:7~8cm。半横張り性でほのかに香る。
※  ※  ※  ※  ※

この「白雪姫」なる薔薇、若い頃に恩師夫人から頂いた思い出ある薔薇。
それから30年余り我が両親が丹精こめて育て、今にある!!
今月の10日に3度花を付けたとわが子から連絡貰って自宅に戻り眺める。
満開ではなく七分くらいの開花状態、そして開ききった後の雰囲気が好きだ。
静かにみやびを閉じ始めた花弁に近寄ってみると、妖しく輝いていた。
ほのかに赤みを帯びた花弁に、今年もありがとう・・・って。

今年もはや11月半ばだ。そんな時に、淋しい、訃報をきいた。
昭和を彩った、個性的歌い手さん「リリィ」さんが天星された。
我が山仲間は、彼岸の彼方で喜んでいるだろう。
ひょっとしたら弾き語りを聞いているかもしれない。
「弔意」



「自宅2016/11/11」

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“WV-1魅せる葉っぱ”《襍感・/・点描‘16-71》

ナンテン(南天)  メギ科(B... ナンテン(南天)  メギ科(Berberidaceae)
学名:Nandina domestica Thunb.
(園芸種を植栽したもの)
野生化した里山の木 野生化した里山の木
特徴的な葉形 特徴的な葉形


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ナンテン(南天)
高さ1-3mの落葉低木。茎は肥大成長せず、あまり太くならない。
葉は3回3出葉でやや密生し、小葉は長さ3・5cmの披針形。
ちょっと革質で光沢がある。
ナンテンが白い可愛い花を付けるのは梅雨の頃。
雨で花粉が流れ易く実が付くよう軒下等に植えるようである。
それ故か野生化した南天は実がまばらだ。
又、常緑なのに一部のナンテンは秋から冬にかけて紅葉する。
山野に自生し天然記念物となっているところもある。
花は白色で直径6~7mm程度。萼片は、輪状に多数つき、
内側の2輪が6個の花弁状になり開花すると外側の萼片は先に落ちる。
外側の萼片ほど小さい。雄しべは6個。雌しべの花柱は短く子房は大きい。
花が終わると萼片と雄しべは全て落ち、柱頭が赤くなることもある。
画像のように果実は直径6~7mmの球形の液果で、赤く熟す。
種子は直径約5mmの中が窪んだ半球形、淡褐色。
昔から「難いを転じる」という言葉に解釈され、
鬼門を封じる厄除けの意味から裏玄関などに植えられた。
芽吹きの時期や秋から冬にかけて葉が赤くなる。
葉にはタンニンが含まれ防腐作用があるため、赤飯などの食べ物に添える。
また果実は、咳止めの薬や飴に今でも用いられている。
※   ※   ※   ※   ※ 

上段の画像、何とも言えぬ色合いの葉っぱ。
どことなく不思議な、而して場所等で色合いが違う。

第45代米大統領にドナルド・トランプ氏が選ばれた。
大方の予想と異なり、色々と物議を醸している。
だが米国人民の感覚が変化し始めているのではないか!?!
歴史をみると、なんとなくわかる様に思うのだ。
21世紀になって、世界的に“潮流”の変化が始まった。
こじつけかも知れないが、アノミー的流れにある気がする。
「世紀初めに変化が始まり中庸で落ち着き世紀末に再度変動し始める」
こんな繰り返しを思うのだ。
選挙も・思想もパフォーマンス!! 主義主張道理にはいくまい。
「民主主義」・・・論議の上に立って徐々に進むのだろう。
誹謗中傷合戦に終わった感があるが、“潮流変化”が始まったのは確かだ。
ある種、楽しみな・・期待感を持つ。日本が完璧自立に向かう時が来た。



「大和市・鶴間2016/11/01~13」
#ブログ #植物
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“I H-10秋に輝く海岸の花”《襍観・/・点描‘16-70》

イソギク(磯菊) キク科(Co... イソギク(磯菊) キク科(Compositae)
学名:Chrysanthemum pacificum.Ajania pacificum
Dendranthema pacificum
日本語別名:イワギク、ハマギク、キラクサ
英名:Ajania。
伊豆汐吹埼2014・11・09... 伊豆汐吹埼2014・11・09

城ヶ崎のイソギクは、有名だがここ汐吹埼も楽しい所だ。磯釣りの太公望の方が圧倒的に多い。でも自然植生も見られる。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
イソギク(磯菊)
関東地方南部(房総半島)~伊豆半島(東海地方)、伊豆諸島に自生。
自生範囲は限られているようだ(確認されてる地域)。
海岸の砂浜などに生え、高さは20~40cm程度。
葉は倒披針形で、裏面は白い毛に被われ、表面は白い縁取りのように見える。
10月から11月ごろに、黄色い頭花を管状花だけで咲き魅せる。
が、頭花の外周に舌状花が並ぶものをハナイソギク f. radiatum と呼ぶ。
キク属 Dendranthema で舌状花の無いものをアヤニア属 Ajania(亞菊屬)とする。
キクとの自然雑種、黄花のものはウラジロギク・サトイソギクなどの名で、
そして白花のものはハナイソギクの名で呼び、栽培もされているものもある。
海岸のハマギクやアシズリノジギクは普通の花弁だが、こちらは非常に小さい花弁。
これらの植物は強風の吹き荒れる海岸の断崖や砂地で丈夫に育って花を咲かせる。
このような環境で育っているイソギク等の花々、実にたくましい。
※  ※  ※  ※  ※

このイソギク、以前は三浦半島の海岸ではどこでも観られた。
しかし宅地開発、海岸線の道路整備等で生育環境の変化でめっきり減ってしまった。
反面、立ち入り禁止状態の海岸線では、群生している。何とも皮肉なことだ。


「鎌倉市・稲村ヶ崎2016/11/05」


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“I H-9思い出した海岸の草”《襍感・/・点描‘16-69》

ハママツナ(浜松菜) ヒユ科(... ハママツナ(浜松菜) ヒユ科(Amaranthaceaee)
学名: Suaeda maritima (L.) Dumort.


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
《新分類(APG)ではアカザ科はヒユ科に含まれるようになった》
海水の影響する砂地に生える塩湿地植物。
葉は互生し線形で長さ1~4cm、幅約1cm、先は刺状程に尖らない。
花は緑色、茎の上部の葉腋に数個、固まってつく。
花被片5個、雄しべは花被片と対生。
果実(胞果)は直径約2cmの扁平な球形、1種子をもつ。
種子は長さ約1.4cm位で暗褐色、光沢がある。
※  ※  ※  ※  ※
晩秋には全草が赤くなって目立つ、と解説書にあったが、今回は未だった。
若い頃秋から冬に葉山~秋谷あたりに夕陽を撮りに歩き回っていた。
友達の家が森戸にあったのでよく訪れていた。
当時、海岸でこの「浜松菜」をよく見かけたが、名前など気にならなかった。
今頃の時期、この植物は真っ赤に“紅葉”!?!してたのを覚えている。
そんな昔を思い出しながら、浜の岩場を観るとまとまって茎が立っていた。
気候の変化か?? 未だ“紅葉”しておらず残念!?!


「横須賀市・秋谷三ツ石海岸2016/10/23」


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“I H-8晩秋の想い”《襍感・/・点描‘16-68》

コセンダングサ(小栴檀草) キ... コセンダングサ(小栴檀草) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Bidens pilosa L. var. pilosa
英名:common beggar's tick , hairy beggarticks


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
熱帯アメリカ原産、世界中の温暖な地域に分布し道端等で極普通に見る野草。
雑草!!と呼ばれ嫌われるが、薬草として、食用としても用いられている。
茎に短毛があり葉は上部で互生、下部で対生、頭花は舌状花がなくなり痕跡程度。
花柄は長さ9cm位。総苞直径は7~8㎜。
総苞外片は長さ4~5㎜、総苞内片は長さ4~7㎜。
痩果は、細いこん棒状で黒色。
先端に長さ2㎜位の黄色の芒(刺)がつき、下向きの小刺がある。
芒の数は3個が多いとあるが、この付近のものは殆どが2個。
白い舌状花があるのはコシロノセンダングサと区別されている。
更には、コセンダングサとコシロノセンダングサの雑種とされるアイノコセンダングサ。
アメリカセンダングサは総苞片が大きい。センダングサやコバノセンダングサは舌状花が黄色。
種子を人や動物にくっついて繁殖するセンダングサ類、「くっつき虫」「ひっつき草」と呼ぶ。
鈎のついた種子が衣服や動物の毛につく。植物にも意思があるのか、と??
近づきよくよく観ると、なかなか趣がある。
花が咲き終わり種子が熟す前でとげとげがあり、まだ開いてないものをちぎって、、、!
友達の服をめがけて投げてダーツみたいにして遊んだものだ。とげとげの部分は、結構痛い。
※  ※  ※  ※  ※  ※
「大和市・泉の森2016/10/24」


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“I H-7秋の賑わい”《襍感・/・点描‘16-67》

10年ほど前の鎌倉七里ヶ浜での... 10年ほど前の鎌倉七里ヶ浜でのハロウィンパーティー光景。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
今日は、“Halloween”先週末あたりから各所で盛り上がっているらしい。
米国の民間行事・・日本に到来。。。!?!それにしても年々華やかに>?
本当の所、よくわからないのだ、爺には。。。!
前回の東京オリンピック頃、ぼくは青春真っ盛りであった。
今、巷での盛り上がっている事を僕の頃に置き換えると“ヴァレンタインズデー”。
子供の頃は、クリスマスで盛り上がり、歳を重ねてヴァレンタインズデー!!
そして今日のハロウィーン、時代とともに関心事も変わっていくか。
“ブログルハロウィーン BloguruHalloween”なる文字を見ると感慨ある。
子供が米国の自転車競技に夢中になり、家族も其れに染まった。
米国自転車競技のティーム名は、“トマホーク”
西欧の自転車競技のティーム名は、かぼちゃ倶楽部と名乗った。
フランスの有名な子供自転車倶楽部に、リンゴ倶楽部があった事で。
それにしても、JR渋谷駅周辺の盛り上がりは!?!驚きだ。
経済効果、それぞれの催しを見ると凄いものが在る。
ある意味で、泰平の世であることは間違いない。
ヴァレンタインズデー・・・東京オリンピックの翌年の2月~3月。。。!
感慨深く、昨日のことのように。。。{青春」ていいなぁ~~~!
※ ※ ※ ※ ※



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“I H-6食欲の秋”《襍感・/・点描‘16-66》

海岸の大駐車場で駆けずり回って... 海岸の大駐車場で駆けずり回っているタイワンリス。
自宅のテラスに三脚をたて間近に... 自宅のテラスに三脚をたて間近に見ていても逃げなくなった。
トウモロコシやひまわりの種を上手に食べる。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
食欲の秋!!・・・そろそろ「レディースサラダ(赤い大根)」が出回るか!?!
って、生産地近くの直売所を覗いてみたが今年は、未だのようであった。
横浜・横須賀道路の逗子インター、逗葉新道入り口の所に「道の駅」のような、
“HAYAMA STASION”という地元産の直売所が、この9月に開店した。
折角、近くに来たので寄ってみた。ケーキ等が、意外と安く売られていた。
お弁当などもあって、ランチにかつサンドを求めて、秋谷の三ツ石で食す^^)。
青春時代、ここは、地元の人か、米軍属の若者位しかいかないローカルな所だった。
葉山の鐙摺(あぶずり)、葉山マリーナ、森戸、長者ヶ崎までは賑わっていたが!?!
懐かしく、海を見ながら昼食!!土曜日とあって結構、散歩者がいた。
今では、ここはサイクリストの休憩、待ち合わせ場所になっている。

昨今、三浦半島~神奈川中部あたりで、ごく普通に見られる「タイワンリス」。
外来種なのだが、此の地に広がったルーツは、先の東京オリンピック後に遡る。
1965年から1974年までは、江の島・伊豆大島間フェリーが定期運航されていた。
伊豆大島にいたリスが、フェリーにて江ノ島に到来。緑濃かった鎌倉方面に移動。
繁殖して今にいたっている。わが子たちは、リスとたぬきをみて育った。
裏山の樹々に餌を置いたものだ。遂には、家のベランダ迄で来るようになってしまった。
七里ヶ浜の駐車場は、リスの遊び場でもある。今、住民はリス被害で駆除しようと??
だが、人間が、よそから公園に連れて来て、それが脱走して今になってしまった。
共生できる環境にしないといけないだろうと思って止まない。
※ ※ ※ ※ ※



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“I H-5秋の摩耶蘭を観ながら”《襍観・/・点描‘16-65》

マヤラン(摩耶蘭) ラン科(O... マヤラン(摩耶蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cymbidium macrorhizon (C.nipponicum)

遠目に見ると踊っているように見えるが、近寄って見ると唄ってる様だ!!


図:(a)ツチアケビ植物体(花... 図:(a)ツチアケビ植物体(花期)、(b)ツチアケビ植物体(結実期)、
(c)ツチアケビ花茎につかまるウグイス、(d)ツチアケビ果実を摂食するヒヨドリ、
(e)ヒヨドリに摂食されたツチアケビ果実、(f)ツチアケビ果実の切片、
(g)ヒヨドリ糞中のツチアケビ種子、
(h)ツチアケビ種子の切片(リグニン化した種皮がサフラニンで赤く染色されている)
#ブログ #植物 #花
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“I H-4・森のキノコ”《襍観・/・点描‘16-64》

エリマキツチグリ(襟巻土栗) ... エリマキツチグリ(襟巻土栗) ヒメツチグリ科(Geastraceae)
学名:Geastrum triplex Fisch
英名:Collared earthstar
スギ林脇の雑木林落葉中に観えた... スギ林脇の雑木林落葉中に観えた。
この林はよく通るところだが、初めて観た。
毎日でも散策していないと出会えない。

襟巻土栗は円形で直径が3~4cm、幼菌時、外皮包頂部に角状の尖った部分がある。
その後、成長するに伴って頂部が5~7つに分かれながら外皮が裂けていき、
内皮に包まれた“グレバ”が姿をあらわす。
また、内皮の頂上部分もやや角状に突き出ており、
その頂部が星状の小孔を開いてそこから胞子が噴出する。
最新の研究結果によると襟巻土栗は系統の異なる9種に分かれる事が判明した。
胞子を蓄えたグレバを包む内皮は乾燥して白っぽいので結構目立つ。
子実体はかなり乾燥気味なので、内皮は茶色い。
外皮は褐色で、ツチグリのようなひび割れ模様は無く単色。
また名前にも有るように、外皮に一段、襟巻き状の境界ができる。

“※基本体(グレバ:gleba)の解説ーウキペデイアキノコの部位より※”
子実体の内部に胞子を形成するようなキノコの場合、
その胞子形成部分を基本体(またはグレバ、gleba)という。
典型的には、出口のない袋状の組織の中に、
不規則に(あるいは多少とも規則的に)担子器や子嚢などの胞子形成細胞が形成される場合、
その組織全体を指す。担子菌類の腹菌類、およびセイヨウショウロ(トリュフ)などに見られる。
腹菌類では子実体の内側に多数の担子器が形成されるが、
胞子が成熟すると担子器は崩壊・消失する。胞子の外界への放出の方式はさまざまで、
袋の先端に出口を生じて吹き出すように出るもの(ツチグリ・ホコリタケなど)、
子実体の結実部を包む組織(殻皮、かくひ)が不規則に崩れて散布されるもの(ノウタケなど)、
生長の後期に柄(偽柄)が伸びて基本体が押し上げられ、粘液化するとともに異臭を放ち、
ハエなどの昆虫やナメクジなどの小動物によって胞子が伝播されるもの(スッポンタケ等)等がある。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ツチグリに似て外皮がミカンの皮をむいたようになり、
内皮を襟巻状に囲むことから名前が付いたとあった。
丸い袋の中には胞子が詰まっており毒はないが、食用には不向き。
エリマキツチグリは林内の落ち葉の重なった場所などに発生する。
夏~秋に表れるとされている。
図鑑等専門書に解説されるように本種は落葉の多い地上を好むようだ。
スギ林内の落葉が溜まった場所で見つけた。
観察すると頂孔の周辺にリングが有る。これは円座と呼ばれている。
この有無で種を特定した(10月4日に確認)。
ツチグリの仲間にはいくつか種類があり、
エリマキツチグリは、老成するにつれ「実」の周りにえりまきが出来る。
後日、10日に見に行ったが周辺は、落ち葉しかなく全部が持ち去られたか??
観察者も居るって言いたい。せめて1株でもあったらと悔やまれる。
分類的にこのエリマキツチグリはツチグリ科ではなく、
フクロツチガキを含むヒメツチグリ科に属する。
※ ※ ※ ※ ※



「大和市泉の森2016/10/04」

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