古の記憶
May
4
美舟の過去話、
柊とのエピソードを入れたい。
まだ幼い頃の美舟と、
彼女を妹のように可愛がる柊。
若かりし日の柊のイメージがおぼろげで、
これまた桔梗さまみたいになってしまう(笑)
美舟はまさに、小夜ちゃんのイメージ。
美舟はそれでいいんだけど、
柊さまが、ちょっと違うんだよなぁ……。
村で最高位の巫女、
暁降の巫女(テル・アシナ)となり、
暁降の巫女(テル・アシナ)を退いた後は、
老巫女として敬られる。
けれどもともとは、
漆黒の奏者(ハル・シテナ)候補でもあった柊さん。
胡琴の腕前は、美舟が天才肌であれば、
柊は努力家で、
そういう意味では、「この音とまれ!」の
さとわちゃんと晶センセイみたいな感じだけど。
柊は美舟の才能を妬んだりはしていない気がする。
漆黒の奏者(ハル・シテナ)としての役割が
どんなものなのか、
知っていたからかなぁ。
美舟とライバルのように競い合って
胡琴の腕を磨くんだけど、
彼女を妬むことなく、
まるで実の妹のように可愛がる。
美舟が天才であることを知っているからこそ、
当代の漆黒の奏者(ハル・シテナ)が
彼女の才を買っているのを知っているからこそ、
彼女の将来を憂えて、
労わろうとしたのだろうか……。
うーむ。。。
鬼灯と椿
Apr
29
さりげない存在感がヤバイな。
巴は、第一声が微妙かな、って思ったけど、
名乗り方が良いわ。
OVAのイメージとはちょっと違うけど、
含みというか、余韻が残るしゃべり方で、
妙に惹きつけられた。、
OVAに寄せるとすれば、
もっと芯のある声質の方が良い気がするけど。
これはこれでアリかもしれない。
ところで、窪田正孝さんは出るんですか……??
(ずっと言ってる 笑 )
人間、生きていくには、よすがが必要です。
Apr
25
勤続10年、今が4か所目の配属先だけど。
ガチで一番最悪な業務。
きっともっと大変な部署はあるだろうけど、
どんぐりの背比べならぬ、
地獄のスケール比べ。
もっと凄まじい地獄はあるだろうけど、
ここが地獄に位置するのは確かだと思う。
心身共に、負担がキツイ。
不意に、思考が良からぬ方向に行くこともあるけど、
自分が書いた小説のセリフが、
ものすごいブレーキになっていて助かる。
タカマ二次小説「廻り舞台と紡ぎ歌」の泰造のセリフ。
>>>おまえの命はおまえだけのもんじゃねぇんだよっ!!
このセリフにものすごく救われている。
タイトルは、大奥の篤子さまのセリフより
お借りしました。
このセリフも、
ものすごく心に残っているんだ。
愛と勇気と責任と
Apr
22
https://news.yahoo.co.jp/articles/06d93ae59720c8c60510acc97dc8d4f824d2675e
水谷先生のコメント、
安易で無責任な擁護だという
声もあれば、
エールというよりもむしろ、
痛烈な皮肉だという
声もあって、
まさに賛否両論、
様々な意見があるけれど。
私自身はやっぱり、
エールなんじゃないかなぁと。
まるで鞘に収まった真剣のように、
真綿に包まれた十字架のように、
あたたかくも重たいエール。
それと同時に、
怒りのあまりに抜き身の剣を
突き立てたり、
心配の余りに
泣き喚いたりする外野陣に、
冷静になりましょうと呼びかけている。
そんな気がする。
この「エール」をどう捉えるのか、
どう受け止めるのかは、
あくまでも本人次第。
るろ剣の剣心vs宗次郎のシーンを
思い出しました。
ーー厳しい人だな……緋村さんは。
簡単に答えをくれないなんて、
志々雄さんよりよっぽど厳しいや……ーー
「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」に思うこと⑤~「魅力的なキャラ」とは何なのか~
Apr
18
たぶんこれが、最後かな?
うん、たぶん。
また書きたくなったら書くかもしれんけど(笑)
今回は、キャラの気持ちを信じるや生きたキャラのお話。にも
ものすごく通じるお話。
まずはここで、「半妖の夜叉姫」スタッフのインタビュー記事をご紹介。
半妖の夜叉姫:「犬夜叉」ファンを裏切りたくない 新たな物語を作る覚悟 高橋留美子に学んだ「説得力」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c1e882d8df6ba7378200a2a960da991be0950c3
えっとっ……。
タイトルだけ読むと、
散々、ファンの気持ちを踏みにじった方のセリフとは思えない(笑)
でも、中身を読み解いていくと、
なんとなく、視聴者の認識との乖離が
見えてくる気がする。
>>>『犬夜叉』のキャラクターが愛されるのは、
>>>留美子先生が年月をかけて愛して、
>>>作り上げてきたからだと思います。
う~ん。。。あのですね。
犬夜叉のキャラクターを
愛して作り上げなければいけないのは、
夜叉姫制作陣も同じなんですよ。
むしろ、夜叉姫制作陣は、
留美子先生以上に、
愛して作り上げなければいけないかもしれない。
それが、犬夜叉の世界観を、キャラクターを、
使わせていただくということです。
けれど、それが感じられないから、
ファンは怒りや悲しみに震えているのです。
>>>犬夜叉ファンの方々の期待を裏切りたくないので、
>>>どういう形で登場させればファンの人たちが
>>>納得して見てくれるか、違和感なく入ってくれるか、
>>>どんな落としどころにすればいいかというのは
>>>すごく気を使っています。
>>>ある程度期待感を膨らませて、
>>>少しじらそうかという。
>>>じらされすぎると離れてしまうし、
>>>かといって情報を出しすぎてもいけないので、
>>>そこの駆け引きを大事にしています。
個人的に、ファンの視線を意識しすぎて、
失敗したな、という印象が強い。
どうすればファンが食いついてくれるのか、
どうすれば離脱せずについて来るのか、
そればっかりにご執心で、
肝心なことが置き去りにされている気がする。
結果、どんどんファンが
離れていきましたっていうね(笑)
>>>今回の3姫はスタッフがちゃんと愛情を注がないと、
>>>みんなが好きになってくれないんだろうなと、
>>>かなり覚悟してやっている部分ですね
物語のキャラクターは、
読者や視聴者に愛されるために生まれてきたわけじゃありません。
物語の中で生きるために生まれてくるんです。
彼らは彼らなりに、
自分の人生を、必死で生きているんです。
だからこそ、「物語」が生まれるんです。
「ドラマ」が生まれるんです。
そして、読者や視聴者は、
そんなキャラクターに「共感」するんです。
「愛着」を持つんです。
「嫌悪」するんです。
「泣く」んです。「笑う」んです。
「怒る」んです。
そうやって、「感動」が生まれるんです。
そこを、履き違えている気がする。
もっとも、キャラの全部が全部、
必死に生きていたら、
見ている方も疲れるので(笑)
場を和ませるための
マスコット的な位置づけとして、
登場するキャラももちろんいると思います。
でも、全部が全部、
そうじゃないでしょう?(笑)
「このキャラを好きになってもらうために、
この話を入れよう!」とか、
「親世代を見たがっているだろうから、
見せてあげよう」、
「でもあまり見せすぎるといけないから、
ちらっとねvv」とか、
なんか本末転倒な気がするんだよなぁ。
物語の構成として、
それが本当に必要であれば、
チラ見せも焦らしも、掘り下げも、
全然問題ないんだけど。
むしろどんどんやってほしいところだけど。
夜叉姫の場合、
「とにかく視聴者を惹きつけること」が
至上命題になってしまって、
物語が物語である所以が
置き去りにされている気がする。
もちろん、一般に公開されている作品である以上、
視聴者がいてこそ成り立つものである以上、
視聴者の視点を意識することは大事です。
けれど、夜叉姫制作陣はそれをしていない。
「視線」ばかり気にして、
「視点」を大事にしていないんです。
それはキャラに対しても同じ。
キャラに向けられる「視線」ばかりを気にして、
「キャラの視点」を大事にしていないんです。
>>>例えば、とわは男装をしているキャラクターですが、
>>>なぜ男装をするのかという理由付けとして
>>>『昔、女の子の格好をして嫌なことがあったから』
>>>『スカートを切られてしまった』という話も出たのですが、
そういうことが出る時点で、
キャラの視点に立っていない気がするし、
ストーリーテラーとして、
物語を俯瞰する視点も欠けている気がする。
いや、その設定が本当に必要であれば、
別にそれはそれでいいんだけど。
「半妖の夜叉姫」という作品の中で、
それは本当に必要か?っていう視点と、
とわ自身の視点の、
両方が欠けている気がするんだよね。
>>>留美子先生は『そういうところで理由付けするより、
>>>ただけんかしやすいからでいいんじゃない』
>>>『そこを深掘りするよりも、とわというキャラクターの
>>>軸をしっかり作ってあげたほうがいいんじゃない?』と。
>>>その子が持っている根底のもの、
>>>それに見合った言動がリンクしないと、
>>>先生は納得してくれないんですよね。
>>>ロジカルな考え方をされるので、
>>>こちらは納得せざるを得ないんです。
>>>キャラクターとして説得力があるということを
>>>すごく大事にされている
すごく重要なことを教わっているはずなのに、
結局は留美子先生の視線を気にしているだけなんだろうなぁと。
「どう見られるか」ばっかり気にしてるから、
キャラが生きてこない。
「物語の装置」としても機能しない。
結果、不自然な言動ばっかりで、
ブレまくりのキャラが出来上がってしまったり、
行動原理が摩訶不思議で共感できないキャラが
出来上がってしまうのです。
上辺だけで中身のないキャラが
出来上がってしまうのです。
これでは、「多くの人にキャラを好きになってもらう」ことはできません。
順番が逆なんです。
愛情の注ぎ方が違うんです。
「みんなに愛されるために、
自分たちが愛さなきゃ」とか、
「こういう風に描けば、
こういう風に見てもらえる」じゃなくて、
「このキャラの視点に立てば、
こういう風に動くだろう」って視点と、
「物語の展開上、このキャラが
こう動くことは必要だろう」って視点。
そして、「読者や視聴者からすれば、
こう見えるだろう」って視点。
それら全てをうまく組み合わせて初めて、
魅力的なストーリーや
魅力的なキャラが生まれるんです。
私はそう思います。
「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」に思うこと④~物語の根幹~
Apr
17
そんなこんなで、「アニメ犬夜叉」も、
細部を見れば、気になるところはいろいろあったけど。
それでも、原作で打ち立てられた大筋は
貫いてくれたから。
「四魂の欠片を集めて、奈落を倒し、
四魂の玉の因果を断ち切る」という大筋は、
ぶれなかったから。
ぶれようがなかったから。
キャラの描き方についても、
原作ほど、丁寧で繊細な心理描写は
なかったかもしれないけど、
その分、アニオリで
補足してくれた部分だってあるし。
桔梗みたいに、どこかしら性格が
変わっちゃっているキャラも、
中にはいるけれど。
それでも、許容範囲、という表現が
適切かはわからないけど、
原作とアニメ、どっちが好き?っていう、
あくまでも視聴者ないしは読者の
好みの問題でしかなかったっていうか。
せいぜい、殺りんを許せるかどうか、
殺りんを好きになれるかどうか、程度の違いというか。
だけど、夜叉姫の場合は、
大筋がへなちょこすぎるから、
大問題なんだ。
虹色真珠をどうして集めたいのか、
集めてはいけないのかがわからない。
どうして麒麟丸と夜叉姫たちが
戦っているのかがわからない。
そもそも、「夜叉姫」が何なのかもわからない。
どうして夢の胡蝶を探さなければいけないのかも
わからない。
わからないこと尽くしで、
登場人物全員、何をしたいのかがわからない。
これって、物語として、
ものすごく致命的だと思うんですけど(笑)
というか、物語として、
成り立っていない気がする。
こんなんだったら、最初っから、
末法末世だの、剛臆の試しだの、
そんな難しいこと言わずに、
愛矢姫の回みたいな、
くっだらないお子ちゃま向けストーリーに
特化した方がずっとマシだった。
その方がずっと楽しかった。
……もっとも、それで往年の犬夜叉ファンが
納得するかどうかは、また別だけども。
とにかく「謎」を散かしておけば、
適当に人参ぶら下げておけば、
ファンは食いついてくるはず、という、
理解不能な自信に基づいて、
作られてしまった駄作に思える。
「いやいや、自分たちは、
アニメ界に革新を起こしたかったんだ」、
「従来のやり方ではなく、自分たちのやり方で、
どこまで通用するか、やってみたかったんだ」、
「これは果敢な挑戦なんだ」ってことであれば。
「犬夜叉」の名前を借りる必要性、
ないよね……?
どうぞ、ご自由に、ご勝手に、
一からその「革新的な何か」とやらを作ってください。
そう言いたくなってしまう。
ファンの中には、
「カッコいい殺生丸様を見れるだけで幸せ!」、
「可愛いりんちゃんを見れるだけで幸せ!」
「ふたりの可愛らしい娘たちを見れるだけで幸せ!」って人も
いるかもしれないけど。
でも、それにしては、
作画に対する評判が、よろしくない気がする……。
私自身は、作画については、
よくわからんけど。
でも、アニメ作品として、
それもすごく重要な要素だよね。
ストーリーもダメ、
作画もダメじゃあ、
何が良いのか、マジでわからんじゃん。
「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」に思うこと③~順番と緩急と繰り返し~
Apr
17
桔梗復活シーン。
詳しく紹介してくださっているブログがあったので、
ご紹介。
アニメ「犬夜叉」レビュー ~15話 悲運の巫女 桔梗復活~
http://anchanging09.blog.fc2.com/blog-entry-20.html
このブログを読みながら、
改めて記憶を辿ってみたけど。
やっぱりこのシーンは私、
断然、原作派だな。
物語の構成、という観点で見ても。
主人公である犬夜叉サイドで過去を語った上で、
桔梗サイドでもう一度「過去」が語られた方が、
犬夜叉の「オレはそんなことしてねぇぞ!?」、
「なんでこんなことになったんだっ!?」っていう、
驚きや戸惑いが伝わってくる気がする。
アニメでは、犬夜叉の回想シーンに尺を取るために、
あえて順番を入れ替えたんだと思うけど。
でも、そのせいで、楓婆ちゃんの反応が
どうもちぐはぐになってしまっている……。
だって、先に犬夜叉から過去を聞いたからこそ、
「おかしい……。そんなはずは……」って思うわけでしょ。
犬夜叉が語ったことが、真実には思えなくて、
でも、彼が嘘をついているようにも思えなくて。
戸惑いながらも、裏陶の元へ向かうわけでしょ。
そんで、そこで姉である桔梗に再会するわけですよ。
強固な結界に守られていたはずのかごめの魂が、
犬夜叉に「前世」の名前を呼ばれた途端に弾け飛び、
まがいものの体に入る。
そして、桔梗が現世に蘇る。
目覚めるつもりなどなかったのに、
無理やり起こされて、
不機嫌なまま、裏陶を滅して、
そんで、切なげな顔で犬夜叉の顔を見つめて、
彼の名を呼んで。
そんでまた、切なげな顔で近づいて、
「本当に、犬夜叉なのか……?」って呟いて。
……からの、「――なぜ裏切ったっ!?」
もう、この流れが最高なんだよね。
アニメだと、桔梗の態度が終始、
怒、怒、怒、だったと思うんだけど。
原作だと、違うんだよ。
絶えず、愛憎の狭間で揺れ動いているんだよね。
楓婆ちゃんだって、もはや仲間同然の犬夜叉と
敬愛する実の姉の間に挟まれて、
難しい立ち位置なわけで。
そんな中で、怒りに打ち震える姉が、
犬夜叉を攻撃するのを必死に止めようとする。
それがすごくいいのにさ。
アニメじゃ、いきなり桔梗が血まみれになって、
驚く犬夜叉に対して楓婆ちゃん、
「おまえがやったのだろう」って。
そりゃ、ないぜ。
そのくせ、「お姉さま、犬夜叉は敵ではありません」って、
矛盾しとるがな……。
アニメで丸々カットされた、
「黙れっ!!」のあのシーンだってさ。
あれだけで、犬夜叉と桔梗のふたりが
好き合ってるのが伝わってくるじゃん。
身に覚えのない濡れ衣着せられて、
理不尽に攻撃してくる相手をぎゅっと抱きしめて、
「おまえも辛かったんだな……」って、
「オレよりも、ずっとずっと辛かったんだな……」って、
ぐっと来るじゃん。
ほだされそうになるじゃん。
そんで、そこで一度、鎮まるからこそ、
次に来る憎悪の激しさが際立つんじゃん。
原作だと、この緩急が見事なんだよね。
犬夜叉に抱きしめられて、
鎮まりかけたように見えた桔梗が、
再び憎悪を燃やして、
犬夜叉に襲い掛かる。
もはや太刀打ちする術無し、
といったところで、
ついにかごめが意識を取り戻す。
物語の基本は「繰り返し」、
そのものじゃないの。
桔梗と犬夜叉の過去の描写だって、
まさにそうだし。
1巻冒頭で描いてからの、
5巻中盤で犬夜叉の夢として再描写して、
5巻終盤&6巻序盤で、
犬夜叉と桔梗、それぞれの目線で「真実」を語らせる。
本当に、見事だと思う。
それを、順番入れ替えてまとめて尺取って、
犬夜叉が桔梗のストーカーっぽいことしてるのとか、
生前は、巫女として自分を律しているはずの桔梗が、
ふらついて犬夜叉に抱きしめられて恥じらうとか、
そういうのを回想シーンに入れるのは、
なんかイメージ狂うんだよなぁ。。。
アニメから見た人にとっては、
あれがスタンダードになっちゃうんだろうけども。
桔梗の一方的な激しい憎悪を見せられてから、
犬夜叉の淡い恋心を見せられても、
犬夜叉、あんた、厄介な相手を好きになっちゃったねぇ、
としか思えないような……。
実際、ついさっき、
改めて動画サイトで該当シーンを見直してみたけど、
そう思っちゃった(苦笑)
「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」に思うこと②~期待と距離感~
Apr
16
そんなこんなで、
原作コミックスを手放したものの、
犬夜叉そのものを嫌いになったというわけではなくて。
なんなら原作については、
手放した十数年後に、
お気に入りの巻だけ買いなおしたりしたし。
アニメも、無印はもちろん、
完結編も見ました。
「長いなぁ」という印象はあるけれど、
それでも嫌いになるということはなかった。
ただ、原作をアニメ化するにあたり、
「どうしてそうなった……」と怒りや失望を感じ得ないシーンが、
実は無印初期の時点であったんだ……。
それは、すごくすごく楽しみにしてた、
桔梗復活のシーン。
え……?ちょっと待って。
なんで楓婆ちゃん、
「おぬし……、あの時、桔梗お姉さまと何があった……?」って聞かないの?
え……?なんでいきなり、
桔梗が血まみれになるの……?
驚く犬夜叉に対して、楓婆ちゃんまでが、
桔梗と一緒に、「何を今更」と言わんばかりに、
「おまえがやったのではないか」とか言い出すし。
おまけに、犬夜叉が「黙れっ!!」って言いながら
桔梗を抱きしめるシーンがなくなっていたし。
あのシーン、大好きだったのに。
もう、改悪が酷すぎて、
子どもながらに、笑うしかなかったんですけどwww
そのくせ、アニオリで丁寧に、
桔梗と犬夜叉の馴れ初め話を描かれても、
興覚めしちゃったんだよなぁ……。
アニメのあのシーンが大好きな人には、
申し訳ない……。
もう、私の中では、あの時点ですでに、
アニメに対する期待が一度壊れたので、
それ以降は、そこまで大きな期待をしなくなったんだよなぁ……。
だから、原作の桔梗ファンが、
アニメでの桔梗の描き方にイチャモンつけてる時も、
「あ~、まあ、そうかも?」程度にしか思っていなかったような……。
たぶん、今思うに、
私が桔梗復活のシーンに感じた思いは、
原作が好きすぎるからこそ、
期待が大きかったからこそ、
感じた違和感や嫌悪感で、
いったん原作と離れて、アニメ単体で見れば、
期待をせずに見れば、
あの展開は、そこまでおかしいものでは
なかったのかなぁと。
アニメだけ見てた人には、
案外、すんなり受け入れられるシーンだったのかなぁと。
今回の「夜叉姫」に対する巷の反応についても、
「期待」が大きく影響しているのかなぁと。
私自身、「夜叉姫」の放送を
楽しみにしていなかったと言ったら噓になるけど。
でも、放送前の時点で、
高橋留美子先生はキャラデザにしか関わっておらず、
原作のない、完全アニオリ作品だってことは知ってたし。
もっとも、「アニメ犬夜叉」無印のアニオリ回の中には、
クオリティの高さを評価されて人気の話もあって、
「夜叉姫」は当時のスタッフによる制作だから、
「期待したい」というファンの声も耳にしていた。
私はその声に同調しつつも、
「でも、桔梗復活のシーンを改悪した人たちだからな……」って
気持ちも心のどっかにあって、
そこまで大きな期待はしてなかったんだよね。
だから、いざ夜叉姫が始まってみたら、
「意外とおもしろいじゃんっ!?」ってのが率直な感想だった。
うん、面白かったよ、途中までは。
視聴者の中で、「あの回はいらない」と声高に言われている、
愛矢姫の回も、私は好きでした。
あのくだらないバカバカしさが微笑ましくて(笑)
物語の大筋と何ら関係ない、
けど楽しめるあの回はすごく好きだった。
ただ、なぁ……。
肝心の「大筋」がハチャメチャなのよ、夜叉姫は。
私自身は、「夜叉姫」が
親世代の話とは全くの別物と思ってはいるから、
犬夜叉やかごめが出てこないなら出てこないで、
それはそれでいいんだけど。
変にチラ見させといて、
その後なしのつぶてって、どうなの!?っていう。
犬夜叉ファンに期待だけさせといて、
詐欺まがいに視聴率や金を巻き上げようとしている。
そんな風にしか見えなくて。
何の技術も努力も無しに、
安易にファンを釣ろうとしているようにしか、思えなくて。
こんなのが「プロ」による商業作品かと思うと、
情けなくて、腹立たしくて。
未だに小説家になる夢を抱きながら、
趣味で二次小説を書いている身からすると。
実際に書いている二次小説は、
犬夜叉とは別作品だけど、
犬夜叉の影響を大いに受けた作品を
書いている身からすると。
もう、噴飯ものだし、怒り心頭だしで、
言いたいことがありすぎるのですよ、夜叉姫には。
構造的に、おかしすぎるのだもの。
「2期に期待」なんて、私は到底言えない。
だって、無理だもの。
脚本が破綻しているもの。
そのことに気づかずに、どんどん破滅していく人たちだもの。
にも関わらず、「2期制作決定っ!!!!」なんて
やっちゃう人たちだもの。
「伏線」の何たるかをわからずに、
適当に「謎」を散らかしまくって、
何ら拾おうとしない人たちだもの。
あんなの、「伏線」じゃなくて、
単なる「ゴミ」です。「爆弾」です。
「線」になんて、全くなっていないもの。
期待を捨てきれないファンには申し訳ないけれど、
私は2期に期待なんてできない。
どなたかが呟いておられた気がするけれど。
もし仮に、2期が傑作になったとしたら、
それはそれで、「1期は何だったんだ」って話なんですよ。
「2期でそれができるなら、1期でもできたでしょ」って話なんですよ。
あれだけ素晴らしい素材がそろっていたのに、
おもしろくなる要素はいっぱいあったはずなのに、
それを全て無駄にした制作陣に、
私はもはや、何の期待もできないし、
「とりあえず、期待せずに見てみよう」という気にもなれないわ。
それはもはや、1期で済ませたことだから。
その結果が今だから。
ああ、本当に、
腹立たしいったらありゃしない。
「犬夜叉」と「半妖の夜叉姫」に思うこと①~まずは立ち位置についてでも~
Apr
16
夜叉姫の1期を酷評している方の中にも、
2期ではなんとか挽回してほしいと願っている方を
多く見かける。
皆さん、犬夜叉が大好きだからこそ
その続編と銘打った夜叉姫を見て、
傷ついたり失望したりしながらも、
それでも望みを捨てきれずに、
2期に期待をかけてらっしゃるのだなぁと。
なんというか、
あまりにも健気なファンを、
夜叉姫制作陣がいたずらに
振り回しているかのような感じがしてしまう(苦笑)
……ええと、私自身としては。
もともと、犬夜叉は、
アニメ化が決まるずっと前に、
原作を読んでハマった人間で。
けれども、だんだん原作そのものが
冗長になってきて、
15巻まで集めてたコミックスを
手放した人間だから。
原作を手放した後になって、
アニメ化が公表されて、
「マジかっ!!もうちょっと待ってから売れば、
もっと高値で売れたじゃんっ!!」って思った人間なので(笑)
「原作厨」というわけでもなければ、
「アニメ犬夜叉厨」というわけでもないんだよな。
でも、どちらも完全に見放したかというと、
そうではなくて、
友人から原作コミックスを
18巻くらいまで借りて読んで、
「やっぱ、おもしろいじゃん!」って思ったりしたし、
何だかんだで、アニメも夢中になって見てたしね。
私がりんちゃん、
ひいては殺りんが大好きなのも、
アニメの影響が大きいし。
ただ、やっぱり原作もアニメも、
全体的に冗長だとは思っていて。
それは、人気が沸騰して、
作者が思っていた以上に、
連載の引き延ばしを余儀なくされたためだと
思っているから。
もしもここまで人気が沸騰せずに、
原作がもっとコンパクトにまとまっていたとしたら、
きっと、もっとずっと素晴らしい作品に
なっていただろうな、と思っているから。
だから、純粋な原作ファンとも、
アニメファンともつかない、
微妙な立ち位置なのだけど。
半妖の夜叉姫には、
腸が煮えくり返る思いを味わいました(笑)
長くなったので、次記事に続く。
4月12日拍手レス
Apr
12
>>>何十年かぶりにきっかけがありこちらに辿り着きました。
>>>早く2人が幸せに笑い合えますように祈りつつ
>>>更新を楽しみにしています!(2人のやり取りにニヤニヤは止まりません)
>>>これからも応援しています。
ぽむさん
当サイトにお越しいただき、
また、応援メッセージまでいただき、
ありがとうございます(*^▽^*)/
ぽむさんのメッセージを読んで、
昔、友人から借りて読んだ原作コミックスが、
あまりにもおもしろくて、
自分も欲しくてたまらなくなり、
「テストが終わったら買いに行こう!」と決めて、
テスト勉強を頑張ったこと、
テストが終わり、
いざ買いに行こうとしたら、
なかなか店頭に置いていなくて、
あちこち探し回ったことを思い出しました。
あれから早〇十年。
現在進行形でハマっております(笑)
私の小説を楽しみにしていただき、
ありがとうございます!
ニヤニヤしていただけて、光栄です(*^-^*)
思いの外、長編となっておりますが、
大団円に向けて、日々邁進中ですので、
引き続き応援いただけますと幸いです♪
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