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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(91)『狐火の家』貴志祐介(角川文庫)

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今年の読書(91)『狐火の家』...
前回読みました<乾くるみ>の 『嫉妬事件』 、ミステリー同好会の部室が密室状態の中での事件でしたが、結末も良くなく面白くありませんでした。

密室(殺人)事件のトリックは、古今東西、推理小説の基本中の古典的手法です。
口直しに何か面白い小説はないかと、ふと閃いたのが2004年に刊行された<貴志祐介>の『硝子のハンマー』です。

今回の『狐火の家』も、『硝子のハンマー』で活躍した弁護士の<青砥純子>と、元(本職?)泥棒で、現在は防犯コンサルタントの<榎本径>が、密室の謎解きをする表題作を含めた4篇が楽しめます。

特に2編目の『黒い牙』は「蜘蛛」がキーワードで、昆虫好きとしては、楽しめました。
「蜘蛛の目は8個」 との記述には、著者も本当に「蜘蛛」好きなのかと思わせる描写です。

密室事件にかかわる<青砥順子>と、防犯コンサルタントの<榎本径>のコンビ作品は、第三弾の短篇集が昨年に出版されていますが、文庫本になるのを待ちたいと思います。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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あっちゃん
Commented by あっちゃん
Posted at 2012-07-21 04:43

ドラマをご覧にならないファルコンさんはご存知ないかも?ですが、春の[月9]枠で先日終わった[鍵のかかった部屋]は、この原作からのドラマで大変楽しめました。 
[榎本 径]が嵐の大野くんだったこともあり 視聴率も春のドラマではトップでした。

ドラマでは元泥棒と匂わせながらもハッキリさせずに終わってしまったので  やっぱり~と納得。
やはり 気になる原作を読むべきですね!

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2012-07-21 13:48

あらっ、テレビでドラマ化されていたのですか、知りませんでした・・・。 (汗)
筋が面白く、主人公が人気タレントなら、話題性十分で、知っておかなくてはいけませんでしたね。 (苦笑)
この文庫本を読んで、二人のコンビの面白さは十分に理解できます。
シリーズ化になりそうですね。

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