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今年の読書(101)『何があって大丈夫』櫻井よしこ(新潮社)

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今年の読書(101)『何があっ...
保守派の論客としてつとに有名な<櫻井よしこ>さんですが、出生からジャーナリストになるまでを綴った自伝です。
ベトナムハノイの野戦病院で二女として生まれたときから、ジャーナリストの冷静な目線で持って、ご自身の生きざまをルーツを織り込みながら書かれています。

日本テレビの『NNNきょうの出来事』のキャスターを、1980(昭和55)年5月から1996(平成8)年3月まで16年間務められました。

この本を読んで、なぜ彼女が「ハワイ大学」の卒業なのかがよく分かりましたし、この時の留学時代に養われた異国での経験、民族や文化の違いが、ジャーナリストとしての素地として、よく理解できました。

そして何より、タイトルの「何があっても大丈夫」は母親の口癖の言葉ですが、父親が家庭を顧みない中において、気丈な母として子供を育て上げてゆく姿にも、感動を覚えました。

核武装論者、慰安婦問題、薬害エイズ問題をはじめ、教育・政治にと多弁な活動をされていますが、その源が垣間見えた一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
Commented by エメラルド
Posted at 2012-08-29 10:13

はっきりと意見をおっしゃる方だという印象があります。

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2012-08-30 01:00

自分の足で取材することなく、政府発表の内容を、裏付けもなく記事にする今のジャーナリスト(と呼ぶには抵抗がありますが)には、期待をしていません。
自分の目で確かめ、分析して、論説を張れる人が、真のジャーナリストだと思いますね。

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