今年の読書(64)『老兵の消燈ラッパ』佐藤愛子(文春文庫)
May
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老いてますます盛んという言葉がありますが、「あおぞら説法」も大人気で、ご活躍されています。
そう言えば最近、お聖さんこと田辺聖子や佐藤愛子等の女流作家たちともご無沙汰のような気がしており、何気なく手にしたのが、『老兵の消燈ラッパ』です。
佐藤愛子は(1923年・大正12年生まれ)で、現在89歳になられています。
1969(昭和44)年に『戦いすんで日が暮れて』で直木賞を受賞していますが、なんだか対応する意味ありげなタイトルとして、気になりました。
帯にあります86歳は、単行本が刊行された年(2010年)に当たります。
大正生まれの戦前派として、単刀直入に切り込むエッセイー集ですが、現在の世相を見事に反映しての文章はユーモアがあり、それぞれに考えさせられる内容でした。
文中の言葉として、<あれがいけない、これがいいなどと力んでもしょうがない。人は好むと好まざるとにかかわらず時代の流れの中で生きる。人が時代を作る。そしてその時代に流される。生きるとはそういうものであろう。>が、心に残りました。
Posted at 2013-05-14 05:48
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Posted at 2013-05-14 15:45
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Posted at 2013-05-14 16:09
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Posted at 2013-05-15 01:14
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Posted at 2013-05-18 03:19
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Posted at 2013-05-18 14:04
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