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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(6)『その時までサヨナラ』山田悠介(文芸者文庫)

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今年の読書(6)『その時までサ...
主人公<森悟>は34歳、人気作家<後藤田夏夫>の担当を務める編集者として家庭をかえりみない仕事人間で、また部下の<川田紀子>と不倫関係があり、妻<亜紀>と4歳の息子<裕太>と別居中で、一人暮らしを謳歌していました。

ある日妻の妹からの電話で、福島県で起こった地震の影響で電車の転覆事故で<亜紀>が亡くなったとの連絡を受け、無事に生き残った息子<裕太>を引き取りに行きますが、家事も子育ても無関心なことを義父に見透かされている<悟>は、こちらで引き取るからとの義父の提案を受け入れるように考えていました。

そんなある日、<亜紀>の親友だという<宮前春子>が家に来て、<悟>に対して家事や料理の手ほどき、<裕太>の通う幼稚園のすべきことなどの指導を始め、少しずつ心開く<裕太>との生活が始まりますが、<宮前春子>が誰なのかは<悟>にはわかりません。

少しファンタジーな結末でしたが、会社第一の仕事人間には心が痛い内容で、家庭とは子供とはを考えさせられる心温まる一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
Commented by エメラルド
Posted at 2015-01-12 15:33

宮前春子さんは、亡き奥様の霊が宿った方かしら。これも面白そうな本ですね。私もリストに入れておきます。

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2015-01-12 21:58

うっ、エメラルドさんすごい読みです。
まさしく亡くなった奥さんが、神霊占い師の<宮前春子>の体を借りているんですよ・・・・。(汗)

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