今年の読書(60)『ローラ・フェイとの最後の会話』トマス・H・クック
May
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講演会場で20年ぶりに出会ったのは、47歳になった<ローラ・フェイ>で、以前の美しさは消え失せていました。
彼女はかって父<ダグ>の愛人と噂され、<ルーク>は無能な父と共に憎んでいましたが、講演会が終わり宿泊先のホテルのバーで当時の話を語り合うなかで、実際は何もなかったことを知らされます。
<ルーク>の多感な年ごろの父や母に対する心情を主軸として、グレンビィルでの人間関係を横糸に絡ませながら当時の真実が解き明かされ、思わぬ展開を見せてくれる一冊でした。