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- ファルコン植物記(1587)葉がレモンの香り【レモンマートル】
オーストラリアのクイーンズランド州の亜熱帯に自生、原地では成長しますと樹高10~20メートルほどに達する【レモンマートル】です。
オーストラリアの先住民「アボリジニ」は、この【レモンマートル】を長きにわたり、料理や薬草として利用してきました。
フトモモ科バクホウシア属の常緑樹で、光沢のある緑色の葉をこすりますとレモンの香りが漂います。
花は乳白色の5弁花、花径5~7ミリと小さく、雄しべが多数飛び出した形をしており、<蕚>から花弁が落ちた後もそのままの姿を保ち続けています。
学名の「Backhousia citriodora」は、植物学者の<フェルディナント・フォン・ミュラー>が、彼の友人である植物学者の<ジェイムズ・バックハウス>にちなんで1853年に命名しています。
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