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- ファルコン鳥類記(21)雨が降るなか佇む<カラス>(3)
神戸は午前中から雨が降り出していますが、その雨の中を「クワァ~、クワァ~」と鳴きながら<カラス>が飛んでいて、時折電柱のてっぺんに休憩がてらとまります。
別段、降り続く雨を気にしていないのか、なんとも不思議な光景です。
日本には女性の黒髪を称える言葉に「烏の濡れ羽色」という表現がありますが、遠目にみてきれいな感じは受けません。
鳥の尾羽の付け根には「油脂腺」という油を出す器官があり、「カモ」や「アヒル」などはこれが発達して強力に水をはじき返せることができ、<カラス>にも同じ器官がありますが、水鳥たちほど強力ではありませんし、また体力を消耗することが予想できます。
雨の日は、木々の中で雨宿りをしているものとばかり考えていただけに、少しばかり気になる<カラス>の飛行でした。
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