<郵便切手>(28)@ソメイヨシノ「52円」
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「ソメイヨシノ」は、野生の桜である「オオシマザクラ」と「エドヒガン」の交雑種で、江戸時代の終わりごろ植木で有名だった江戸・染井村から広まりました。
切手の図案として<ウメ>・<サクラ>と続きましたが、明治時代に流行した俗謡『しょんがえ節』を元にした小唄(端唄)に、<梅は咲いたか 桜はまだかいな 柳なよなよ風次第 山吹ャ浮気で色ばかり>があります。
歌詞に登場する花たちは花柳界の芸妓を表しており、<梅>は若い芸妓、<桜>は年を取ったお姐さん、<柳>は風になびく移り気性、<山吹(八重)>は実を結ばない浮気性な芸妓を意味しています。