ことしの「春分の日」は3月21日ですが、お茶菓子として「ぼたもち(牡丹餅)」をいただきました。
春分の日にぼたもちをお供えし食べたりするのは、江戸時代にさかのぼります。
小豆はもとは中国で漢方薬として使われていました。われわれ日本人は小豆を健康食材として様々な食べ方をしてきました。
そして小豆の種まきは春の4~6月、収穫は9~11月。秋の収穫の時期には新鮮な小豆を粒あんとして、そして春まで保存し(小豆の皮がかたくなるので)こしあんとしてもちいました。春は「ぼたもち(牡丹餅)」、秋は「おはぎ(御萩)」と呼び分けていますが、同じものです。
もともと小豆色「赤」には魔よけの力があるとしています。古来日本では、赤は太陽や火、血を象徴する生命の色で、魔よけの力があると信じられていました。
その赤に近い色をしている小豆は、食べることによって邪気を払い、身を守ってくれると考えられていたのです。
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