ビーフン製造最大手のビーフン製造最大手のケンミン食品(本社:神戸市中央区)は9月、主力商品「即席焼ビーフン」の米国販売を本格化させます。同国で輸入が規制されている食肉エキスに代わり、魚介エキスを新たに開発したことで販売が可能となりました。供給拠点のタイ工場を12月に増強し、2030年度の米国での販売数量を10倍に引き上げる計画です。
味付けに使う食肉エキスが食品衛生の観点から米国の輸入規制の対象となっており、輸出は他国・地域を含めて味をつけないビーフンを商社などにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する程度にとどまっていました。
このほど、魚介由来のエキスを使う味付けを開発。パッケージは「KENMIN FOODS(ケンミンフーズ)」と自社ブランドを強調し、商品名は日本の愛称を生かし、「Yaki Be-fun」としています。
小麦を使わない「グルテンフリー(GF)」市場が健康志向から伸び続けるとみて、約10億円を投じてタイ工場を拡張。年間生産能力を2倍に高めます。2030年に約1000万食分にあたる年600トンの輸出を目指します。
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