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  • ファルコン植物記(2025)大きな<ユリ>(21)

ファルコン植物記(2025)大きな<ユリ>(21)

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ファルコン植物記(2025)大...
お庭に直植えで咲いている、大きな<ユリ>を見つけました。一番新しい開花の花弁は白いのですが、どうやら花弁がこれから薄桃色に変化してゆく品種のようです。

ユリ科ユリ属に分類される<ユリ>は世界に100種以上の原種があるとされ、それから派生する園芸品種の数は多すぎて、写真の<ユリ>がどのような名称なのか同定するのは至難の業だと諦めました。

100種ほどの原種の<ユリ>は、大きく「ヤマユリ亜属」「テッポウユリ亜属」「スカシユリ亜属」「カノコユリ亜属」という4つの亜属に分類されていますが、1925年にイギリスのプラントハンター<アーネスト・ヘンリー・ウイルソン>が発表しています。

「ヤマユリ」は、「ヤマユリ亜属」の交配親となっている原種です。本州が原産地の日本固有種ということで 郵便はがきの切手 の意匠として用いられています。
直径25cmほどの大輪の花を咲かせ、白い花の中心には黄色の筋が入り、全体に赤褐色の斑が入っているのが特徴となっています。また、球根は「ユリ根」として食べられています。
「ヤマユリ亜属」は、漏斗状(ラッパ型)の花を横向き咲かせる特徴の系統で、花が大きく、甘い香りを発するものが多くあります。「サクユリ」などもこの系統に属します。

「テッポウユリ」 は、「テッポウユリ亜属」の原種です。屋久島や沖縄などの南西諸島や台湾に分布しています。
先端の開いた筒状の白い花を横向きに咲かせる姿がラッパ銃に見えることから、この名前が付けられました。近い距離にたくさんの花を咲かせる性質があります。
「テッポウユリ亜属」は、この「テッポウユリ」の花姿を受け継いでいる系統です。主にアジアに分布し、「ササユリ」 といった日本を代表する品種や、「マドンナ・リリー」がこの系統に属します。
「ササユリ」は、「テッポウユリ亜属」の交配親となる原種の1つです。学名に「japonicum(日本産)」と付く日本を代表するユリでもあります。
花色は淡いピンクで、花粉が赤褐色をしているのが特徴です。葉や茎が笹に似ている「オトメユリ(ヒメサユリ)」の花粉は黄色をしています。

「スカシユリ」は、「スカシユリ亜属」の原種です。数枚の花びらは重ならず、付け根の部分が少し開いていて、オレンジや黄など、鮮やかな花色をしています。
「スカシユリ亜属」は、カップ(盃)状の花を上向きに咲かせるのが特徴の系統で、世界中に広く分布しています。「スカシユリ」や「エゾスカシユリ」、「ヒメユリ」が代表的な原種です。

「オニユリ」 は、「カノコユリ亜属」の原種です。食用にするために、中国から日本へと伝わってきたといわれています。花びらは、オレンジ色で、黒い斑点が入っています。
「カノコユリ亜属」は、下向きに釣り鐘状の花を咲かせる系統です。「カノコユリ」、「イトハユリ」などはこの系統に分類されます。花びらが外側に丸まるのが特徴で、「オニユリ」や「クルマユリ」などの原種が有名です。
#ブログ #植物 #花

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