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- 5000年前のエンエスール遺跡@イスラエル・ハリシュ近郊
イスラエル・ハリシュ近郊で発掘された、5000年前にさかのぼる古代都市エンエスールの遺跡(画像:AEP時事)
イスラエルの考古学者らは、5000年前にさかのぼる都市の遺跡が発掘されたとして、6日に公開しています。要塞、儀式に使用された寺院、墓地などがあり、同域で青銅器時代に発達した都市としては最大規模だとしています。
イスラエル考古学庁によりますと、「ここでは、居住区と公共のスペースを区切る道路が計画的に整備され、大規模な都市建設が行われていた」と説明。
また発掘に携わった別の考古学者の話によりますと、「エンエスール」と呼ばれるこの遺跡の面積は0.65平方キロメートルで、既知の遺跡に比べて2倍の広さだといいます。
この古代都市では、儀式を行うための寺院と共に、人や動物の顔をかたどった珍しい小像や、石の器の中に納められた焼けた動物の骨なども見つかっています。この動物の骨は、いけにえがささげられていた証拠と考えられています。
さらに発掘チームは、長さおよそ20メートル、高さ2メートルに及ぶ要塞のほか、墓地も発見したと明らかにしています
また陶器の破片や石器、玄武岩でできたつぼなど、計約400万個も見つかっており、道具の一部はエジプトから来ていると、同チームはみている。
エンエスールには推定で5000~6000人が生活し、農業や商業に従事していたとみられますが、紀元前3世紀頃に放棄されたと考えられており、その理由は明らかにされていません。
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