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「森伊蔵」海外輸出

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「森伊蔵」海外輸出
航空系商社のJALUX(ジャルックス)は、「幻の焼酎」と言われる 「森伊蔵」 の輸出総代理店として、2月から米国、欧州、中国などアジア圏を中心に順次輸出を始めています。森伊蔵の輸出は初めてとなるようです。

「森伊蔵」は、1885(明治18)年創業の「森伊蔵酒造」(鹿児島県垂水市)で、黄金千貫(こがねせんがん)というサツマイモを使用して伝統的な製法で造られる芋焼酎です。味わいと品質の高さから焼酎好きに知られるようになりましが、生産量が限られるため入手困難となり「幻の焼酎」と言われ、『魔王』・『村尾』と並び、<3M>と呼ばれているプレミアム焼酎です。

米紙ニューヨーク・タイムズで2006年、「森伊蔵酒造」のことをフランス・ボルドーワインの代表的なシャトーの一つ「シャトー・ペトリュス」に例える記事が掲載されたほか、フランスの<シラク>元大統領が愛飲した焼酎と言われ、海外でも知られる存在になっています。

最近では2013年に「和食」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、海外で日本食が人気となっていますが、酒に関しては「日本酒」が中心でした。そんな中「世界で焼酎の認知度を高めたい」として、「森伊蔵」の輸出を始めることになったようです。

輸出するのは「極上森伊蔵」(720ミリリットル、国内参考価格は税抜き5200円)。温度・湿度が安定した貯蔵場で、3年以上長期熟成させた焼酎。甘い香りとまろやかな味わいが特徴といいます。輸出先は海外主要都市のホテルや和食店が中心になるとのこと。

「森伊蔵」は現在、日本航空の国際線(一部路線)の機内販売やファーストクラスでの提供のほか、国内一部百貨店の店頭と、電話での抽選販売のみの購入となっています。限られた生産量の中、海外への輸出が始まれば、ますます「レア商品」になりそうです。
#ブログ #焼酎

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