『ルートヴィヒ』@<マリー・ノエル、 ピーター・ゼアー>監督
Dec
14
ドイツ連邦の統一をめぐって激しい主導権争いが繰り広げられていた19世紀半ば、類まれな美貌をもちながらも、その高い美意識と強烈な個性ゆえに周囲の支持や理解を得られず、「狂王」とまで呼ばれた<ルートビヒ2世>の波乱の人生を描いています。
15歳の時に見た歌劇『ローエングリン』に感銘を受け、作曲家の<ワーグナー>を崇拝するようになったた「ルートヴィヒ」は、皇太子でありながらも政治や権力に無関心で、芸術だけに熱中していました。やがて父の急死によりわずか18歳で即位した「ルートヴィヒ」は、戦争が迫る中でも「国民の安全に必要なのは、詩と音楽の奇跡だ」と主張し、<ワーグナー>を宮廷に招き入れ独自の理想を掲げます。
「ルートヴィッヒ2世」を<サビン・タンブレア>、「ルートヴィッヒ」の老後を<セバスチャン・スキッパー>、「ワグナー」を<エドガー・セルジュ」が扮し、監督・脚本は、<マリー・ノエル> < ピーター・ゼアー>が務めています。