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2足歩行していたと思われる古代の「ワニ」の足跡@韓国

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地面を2足歩行していたと思われ... 地面を2足歩行していたと思われる「ワニ」のイメージ(画像:Anthony Romilio/The University of Queensland)
1億年以上前の白亜紀初期に、地面を2足歩行していたと思われる古代の「ワニ」の足跡が、韓国慶南泗川自惠里で発見され、韓国<キム・ギョンス>晉州教育大学科学教育科教授と韓国地質遺産研究所の<ぺ・スルミ>研究員、<イム・ジョンドク>国立文化財研究所復元技術研究室長チームと米コロラド大学や豪州クイーンズランド大学の研究チームが11日付けの科学誌『サイエンティフィック・リポーツ』に発表しています。

「当時の「ワニ」は現代の「ワニ」と同じように4足歩行が一般的だったとされ、この時代に2足歩行のワニが発見されたのは初めてで、足跡は岩盤の上に良好な保存状態で残されていました。長さは18~24センチ。かかとからつま先までのはっきりした痕跡がありワニの体長は最大で3メートルと推定されています。

韓国では別の場所でも、先史時代の巨大な翼竜類(空飛ぶ爬虫類)が2足歩行したと思われる足跡が見つかっていましたが、今回見つかった足跡は、古代の「ワニ」の新種のものだったと研究チームは推測し、、「大型バトラチョプス(尾のない両生類)原始ワニの足跡」という意味の「バトラコプス・グランディス」と命名しています。この「ワニ」の仲間は主に陸上で生活していて、普段は2足で歩いていたが、4足歩行も可能だったと見ています。

2足歩行の「ワニ」の仲間は、およそ2億5000万年前から始まる中生代の初期には生息していた可能性が指摘されていますが、白亜紀の2足歩行の「ワニ」が見つかったのは初めてになります。

研究チームでは、前足の足跡が浅かったために地面に残っていなかった可能性や、ワニが水中にいた可能性についても論議されましたが、足跡が一定の間隔で残っていて、水で押し流された様子もなかったことなどから、2足歩行する新種の「ワニ」だったと結論付けられています。
#ブログ #白亜紀 #足跡

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