『THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女』@<バイ・シュエ>監督
Nov
15
香港人の父と中国人の母を持つ16歳の高校生「ペイ」(ホアン・ヤオ)は、深センから香港へ越境通学しています。母は家で友達と麻雀に興じてばかりで、父は香港で別の家族を持ち、国境付近でトラック運転手をしています。孤独な「ペイ」にとって一番楽しいのは、学校で親友「ジョー」(カルメン・タン)と過ごす時間でした。
2人は日本の北海道へ旅行に行くことを夢見て小遣い稼ぎしていましたが、ある日、船上パーティで「ハオ」(スン・ヤン)という青年に出会います。クールな「ハオ」に「ジョー」が好意を抱くなか、「ペイ」は「ハオ」からスマートフォンを香港から深センへ持ち出す密輸の仕事を持ち掛けられます。「ペイ」は旅費欲しさに、その裏仕事を引き受けてしまいます。
2019年・第14回大阪アジアン映画祭では『過ぎた春』のタイトルでコンペティション部門で上映され、監督の<バイ・シュエ(白雪)>が「来るべき才能賞」を受賞した作品です。