東京電力福島第1原発事故の関連データー
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▽1兆4438億円
東電が廃炉のために、2020年12月までに投じた費用。作業完了までには8兆円を要すると推計されています。とりわけ溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しに多額の費用が見込まれ、作業が難航すればさらに増える可能性もあります。
▽1日4000人
廃炉作業に従事する作業員数。過去1年間はおおむね1日4000人前後で推移しています。事故直後は1人当たり月平均21.55ミリシーベルトの被ばくがありましたが、構内の除染が進み、現在は平均0.3ミリシーベルトに低下しています。
▽毎時1万2000ベクレル未満
原子炉建屋から放出される1時間当たりの放射性物質の量。事故直後の11年3月15日、1~3号機から漏れ出す放射性物質は、毎時800兆ベクレルと推定された。その後、炉心への注水などが進み放出量は減少。今年2月時点では、4号機を含めた放出量は検出限界値である同1万2000ベクレル未満にまで低減しています。
▽124万トン
放射能汚染水に浄化処理を施した処理水の総量。原子炉内への注水で2014年5月は1日に約540トンの汚染水が発生していましたが、2020年は約140トンに減っています。浄化後もトリチウムが残る処理水はタンクにたまり続け、2月時点で計124万トンに上っています。