28日、東京・両国国技館で行われました大相撲春場所千秋楽、関脇<照ノ富士>(29・伊勢ケ浜)が、大関<貴景勝>(24・常盤山)を押し出しで破り12勝3敗で、昨年7月場所以来4場所ぶり、3度目の優勝を決めています。
関脇以下で3回の優勝回数は、史上初めてになります。横綱不在の今場所、13日目からは3大関を総なめにする底力を見せました。<八角>理事長(元横綱・北勝海)は、<照ノ富士>の大関再昇進を諮る理事会の招集を明言。これまで理事会で承認されなかった例はなく、事実上の大関昇進が決定しています。
<照ノ富士>は、負ければ4敗となり(高安 ・貴景勝)との優勝決定戦となるところでした。立ち合いから土俵際に押し込まれましたが、踏ん張って逆襲。右を差すと前へ。<貴景勝>が苦し紛れの小手投げに出ましたが動じずに、最後は押し出しました。
<照ノ富士>は小結だった昨年11月場所13勝、今年初場所で11勝を挙げていました。大関昇進の目安は「三役で直近3場所33勝」とされており、今場所9勝で目安をクリアできていましたが、大きく上回る12勝で合計36勝となっています。
「大関陥落翌場所10勝以上で復帰」の現行規定となった1969年7月以降、大関が平幕以下に転落後、復帰したのは1977年の<魁傑>ただ1人で44年ぶりです。優勝での再昇進は、史上初めての快挙となりました。
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Posted at 2021-03-28 15:17
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Posted at 2021-03-28 15:42
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