エジプトのスエズ運河で座礁し、脱出作業が続いていたコンテナ船「エバーギブン」(愛媛県今治市の正栄汽船所有)について、スエズ運河庁の<オサマ・ラビ>長官は29日の声明で「船の救助と浮上に成功した。運河の航行を再開する」と発表しています。 正栄汽船も船長から離礁の連絡があったと明らかにしています。 23日の座礁以来、世界で最も重要な運河の一つがふさがり、国際海運に大きな影響を与えていましたが、ようやく運航再開に向かいます。事故で運河の通航が停止し、紅海や地中海などで船舶約420隻余りが待機しています。通航が再開されても、全ての船舶が通過し終わるまでには4日ほどかかりそうです。