30日の東京株式市場で日経平均株価は、始値は前日比19円48銭安の2万9365円04銭の反落から始まりました。実質的な新年度入りとなるなか、期初の利益確定売りから始める機関投資家も多く上値は限られました。
きょうは3月期末の配当権利落ち日で、指数を178円程度下押しした。米投資会社アルケゴスとの取引に関連した巨額取引への警戒感が残るなか、保険業や銀行業、証券商品先物への売りが目立ち、下げ幅は100円を超える場面もありました。
わずかながら大引けの段階で4日続伸し、前日比48円18銭(0・16%)高の2万9432円70銭で取引を終えています。
新型コロナウイルスのワクチン普及により、いずれ経済は正常化に向かうとの根強い期待が相場を支えました。
ダウ平均株価が連日で過去最高値を更新した、米株式市場が動揺をひとまず回避し、中国や香港などアジア株式相場が堅調に推移したことが投資家心理を上向かせたほか、日銀による上場投資信託(ETF)を買い入れ観測も相場を下支えしたようです。
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