ダウ平均株価(10月21日)@終値3万5603ドル08セント
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IBMは前日夕に発表した2021年7~9月期決算で売上高が市場予想に届かず、前日比(10%)下落しています。1銘柄でダウ平均を「90ドル」近く押し下げ、ダウ平均の重荷になりました。ただ、堅調な米景気指標を支えに買いも入り、相場の下値は堅く推移しています。
朝方発表の週間の新規失業保険申請件数は29万件と前週から6000件減り、2020年3月に新型コロナウイルスの感染が本格的に拡大して以降の最低を更新しています。米景気回復が続いていると好感されています。
米債券市場で長期金利は一時(1.68%)と5月以来の水準に上昇しましたが、市場の影響は限られました。米原油先物相場は6営業日ぶりに反落しています。原油高がインフレ懸念を招いていただけに、投資家心理の改善につながったようです。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比94.022ポイント(0.6%)高の1万5215.700で終えています。
多くの機関投資家が運用指標とするS&p500種株価指数は7日続伸しています。前日比13.59ポイント(0.3%)高の4549.78で終え、(9月2日)以来となる過去最高値を更新しています。