ダウ平均株価(12月6日)@終値3万5227ドル03セント
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前週までダウ平均は過去4週間で1747ドル(4.8%)下落し、自律反発を狙った買いが先行しています。新型コロナウイルスの「変異株(オミクロン)」の感染拡大による業績への影響を懸念して売られていた景気敏感株を中心に買いが目立ちました。
米国は5日までに、「変異株(オミクロン)」は50州中16州に拡大していますが、<ファウチ>首席医療顧問は、「明確な見解を示すには時期尚早だが、感染者の重症化の度合いはそれほど高くないようだ」との見方を示し、市場の過度な警戒感が和らいでいます。
6日、中国人民銀行(中央銀行)は市中銀行から強制的に預かるお金の比率を示す「預金準備率」を引き下げると発表しています。中小企業の資金繰りを支援し、中国経済を支える姿勢を示したことも、買い材料となっているようです。
前週末に急落した暗号資産(仮想通貨)のビットコインの下げが一服したことも、投資家心理の改善につながりました。