東京証券取引所では、本日4日から新たな3つの区分での市場取引が始まりました。
東京証券取引所では、1961年から続いてきました「1部」「2部」といった市場区分から、新たに「プライム」(1839社)・「スタンダード」(1466社)・「グロース」(466社)という3つの区分での取引となります。
かつて世界一だった東京市場は現在では世界5位に転落していて、再び世界を狙うために、再編では「基準の厳格化」がポイントになっています。
これまでの基準ではトヨタ自動車のような時価総額が40兆円規模の企業と数十億円規模の企業が同じ「東証1部」に上場していたことから、新たな市場区分では最上位のプライム市場は「時価総額が100億円以上」などといった厳しい基準が適用されます。
一方で、基準を満たしていない企業でも経過措置を利用してプライム市場に残る「抜け道」が問題になっており、市場関係者からは「厳格化されていない」といった批判の声も出ています。
東京市場を再び世界一の市場に押し上げることができるのか、今後の東証の動きが注目されます。
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