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- ダウ平均株価(6月3日)@終値3万2899ドル70セント
3日の米ダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。朝方発表の5月の米雇用統計で雇用者数の増加幅が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めの方針は変わらないとの見方が広がり、警戒した売りが優勢になっています。
雇用統計で景気動向を映す非農業部門雇用者数は前月比39万人増えました。4月の43万6000人増からは減少しましたが、市場予想(32万8000人増)を上回り、市場が注目する平均時給上昇率は前年同月比(5.2%)と市場予想と同じでした。全体として(FRB)が金融引き締めを一段と加速するほど強くはないものの、利上げペースを緩めるような内容ではないと受け止められています。
前日の米債券市場では雇用統計を控えて様子見が広がっていたため、3日は幅広い年限の債券利回りが上昇。長期金利の指標となる10年債利回りは一時、前日終値の(2.91%)から(2.98%)になり、長期金利の上昇も相対的な割高感を意識した株売りが出ています。
終値は反落し、前日比348ドル58セント(1.05%)安の3万2899ドル70セントで終えています。
長期金利の上昇に伴い、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比304.164ポイント(2.5%)安の1万2012.734でした。
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