神戸：ファルコンの散歩メモ

１７日、１９９５年の阪神・淡路大震災を機に開局し、災害情報など地域に密着した情報を発信してきた兵庫県尼崎市のコミュニティーＦＭ「エフエムあまがさき」について、尼崎市は、運営する市文化振興財団への業務委託を本年度で打ち切る方針を固めています。

財団は、受託に伴う収入がなければ事業を続けられないと判断。来年２月に総務省に無線局廃止を届け、３月３１日に閉局することを明らかにしています。

コミュニティーＦＭ局が閉局するのは、兵庫県内では、２０１６年にインターネット放送へ移行した「ＦＭわぃわぃ」（神戸市長田区）に続き２例目となります。

「エフエムあまがさき」は、震災で被災者への情報が不足したことを踏まえ、１９９６年１０月に開局しました。市の第三セクターが運営を担いましたが、赤字経営が続き、２００９年に財団の前身である市総合文化センターに譲渡。市は災害・市政情報の業務委託費として年間約４千万円を支出してきていました。