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- ファルコン昆虫記(954)【オンブバッタ】(11)
今年は5年ぶりに【ショウリョウバッタ】の確認ができましたが、形を小さくしたよく似た姿のバッタ目(直翅目)オンブバッタ科オンブバッタ属の【オンブバッタ(負飛蝗)】とは7年ぶりの対面となりました。
成虫の体長はオス25mm、メス42mm前後で、バッタとしては小型の部類に入ります。写真はメスで、体つきもずんぐりとしています。
頭部はショウリョウバッタのように前方に尖り、先端付近に触角と複眼が並んでつく。体の断面は三角形に近く、複眼・前胸部・後脚腿節にかけての白い線で背面と腹面が分かれる。
成虫の翅は前後とも先端が尖っています。また、前翅の陰に隠れた後翅は透明ですが、基部が黄色みを帯びています。翅は長いが飛ぶことはなく、後脚での跳躍や歩行によって移動します。飛翔可能な長翅型が現れることもあります。
体色は「緑色」と「淡褐色」の二通りがありますが、淡褐色系ではたまにピンク色に近い個体も見かけられます。体表は側面の白線以外ほぼ同一色で、特に目立つ模様はありません。
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