11日、正体不明の芸術家<バンクシー>が、ロシアに侵攻されたウクライナを支援するため、自身の作品50点を販売することをインスタグラムで明らかにしています。現地で活動する支援団体を通じ、売り上げを全て、停電対策の発電機やガスヒーター、救急目的の車両の購入費などに充てるといいます。
作品には白いネズミが描かれています。「壊れやすい」という意味の単語「FRAGILE」が中央に記され、このうちの「F」と「R」をネズミが爪で引っかいて消し、「機敏な」を意味する「AGILE」に変えたようにみえています。
作品は1点につき5千ポンド(約83万円)。12月16日まで購入の申し込みを受け付けるとしています。
<バンクシー>は、11月にウクライナの首都キーウや近郊を訪れた上で損傷した建物などに
七つの作品を描いたこともすでに明らかにしており、ウクライナの人々との連帯を示しています。