「1ドル=127円」
Jan
13
13日の国債市場で長期金利の指標となる新発10年債の利回りが一時、前日より(0・045%)高い(0・545%)を付けています。2015年6月以来、約7年7カ月ぶりの高水準になっています。日銀が2022年12月に大規模な金融緩和政策を修正し、長期金利の上限を「0・25%程度」から「0・5%程度」に変更後、初めて上限を超えています。
米国の物価上昇率の鈍化などを受け、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが減速するとの見方から日米金利差が縮小により、ドルを売って円を買う動きが強まりました。
日銀は今月17〜18日に金融政策決定会合を予定しています。日本国内の物価上昇に加え、<黒田東彦>総裁の任期満了が4月に迫る中、市場では日銀が物価上昇率の見通しを上方修正した上で、現行の金融緩和政策を近く見直すとの観測が主流になっているようです。