日経平均株価(12月8日)@終値3万2307円86銭
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日銀の<植田和男総裁>の「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」発言などを受けて金融政策の修正観測が高まり、外国為替市場で円相場は「1ドル=141円台」と約4カ月ぶりの水準まで急上昇する場面がありました。輸出採算の悪化が意識されてトヨタやデンソーなど自動車株に売りが出て日経平均を押し下げました。
円急伸の背景にあったのは日銀が早期にマイナス金利の解除に動くとの観測です。市場では、実際にマイナス金利解除まで踏み込めば住宅ローン金利の上昇や消費減速などを通じて実体経済への影響が大きくなるとみられ、いったんリスク回避の売りが膨らんでいるとの見方が出ています。
終値は大幅に続落し、前日比550円45銭(1.68%)安の3万2307円86銭で終えています。