日経平均株価(12月12日)@終値3万2843円70銭
Dec
11
前日の米株式市場で主要な株価指数が年初来高値を更新した流れを受け、半導体関連など幅広い銘柄に買いが先行しています。半面、節目の3万3000円を超える水準では戻り待ちの売りが出て伸び悩む場面もありました。
11日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価などの主要3指数が高値を更新したほか、主要半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も1年11カ月ぶりの高値を付けています。東京市場でも半導体関連の上昇が目立ちました。
半面、日経平均株価は前週後半に大幅に下落し、3万3000円を大きく下回る場面がありましたため、安値で買った個人投資家などからの戻り待ちの売りが相場の重荷となっています。政治資金問題を巡る政治的な不透明感が一部海外投資家から嫌気されているとの指摘も出ています。
自民党安倍派(清和政策研究会)の資金環流疑惑を巡り、<岸田文雄首相>が14日にも4閣僚を更迭する見通しだと12日午後に伝わり、政治的な不透明感が強まり、経済政策運営に支障をきたすとの懸念が相場の重荷となりました。
終値は小幅に続伸、前日比51円90銭(0・16%)高の3万2843円70銭で終えています。