沖縄を舞台にそれぞれに事情をかかえた人々が、愛やぬくもりに気づいていく姿を描いた『風が通り抜ける道』が、2024年1月12日より公開されます。
沖縄県那覇市首里に生まれ育った「大城光」は幼い頃に母親を亡くし、父親の「隆」と二人三脚で生きてきました。18歳になり、歌手になりたいという夢を捨てきれない彼女は、父の心配をよそに無理を押し切って上京します。運よく芸能プロダクションに所属することができましたが、なかなか芽がでない日々を送ります。それから10年がたち、旅番組の収録で九州にきていた彼女のもとに、沖縄の父から、彼がガンを患ったことを告げるメールが届きます。
そのほか、沖縄から身寄りがいなくなり早く人生を終わらせたいと願うおばあ、自分の身勝手さで家族を失ってしまった戦場カメラマンなど、さまざまな登場人物たちが織りなすエピソードが紡がれていきます。
主人公の「大城光」役は沖縄出身の<比嘉梨乃>が演じ、「桜下今日子」に<山田邦子>、「大城隆」に<藤木勇人>、<SHINOBU>、「新垣さとし」に<具志堅用行>、「新垣夏子」に<大林素子>、<山本千尋>ほかが出演、監督は<田中壱征>が務めています。