アイヌ民族が口頭伝承してきた叙事詩〈ユーカラ〉を「アイヌ神謡集」として日本語訳した実在の人物
<知里幸恵>の人生を描いた
『カムイのうた』が、2024年1月26日より公開されます。
大正6年、学業優秀な「北里テル」はアイヌとして初めて女子職業学校に入学しますが、理不尽な差別といじめに遭います。ある日、アイヌ語研究の第一人者である東京の「兼田教授」が、「テル」の叔母「イヌイェマツ」のもとへアイヌの叙事詩〈ユーカラ〉を聞きに来ます。「テル」は教授の強い勧めで〈ユーカラ〉を文字にして残すことに着手し、その日本語訳の素晴らしさから、東京で本格的に活動することになります。同じアイヌの青年「一三四(ひさし)」や叔母に見送られ、東京へと旅立つ「テル」でした。
『あつい胸さわぎ』の<吉田美月喜>が主演の「テル」、「テル」に思いを寄せる「一三四」を
『ソロモンの偽証』の<望月歩>、叔母「イヌイェマツ」を<島田歌穂>、「兼田教授」を<加藤雅也>が演じ、監督・脚本は『ぼくらの七日間戦争』の<菅原浩志>が務めています。